伊是名のいっちゃん!
この日、国立劇場おきなわにて、斬新で意欲的な沖縄芝居が行われた。
まずは、喜劇から、
・狂言「附子」を沖縄芝居にアレンジした『ニタカマンタ』。
出演:平良進、平良とみ、当銘由亮
そして、悲歌劇、
・琉球三大悲劇『泊阿嘉』を大胆にアレンジ。
出演:小嶺和佳子、佐辺良和、阿嘉修、高宮城実人、当銘由亮、当山彰一
地謡:唄三線に千秋(しゃかり)、ほか
前日から取材で、本番前リハーサルをまるごと拝見させて頂いた。
ニタカマンタについては、平良進さん&とみさんの息の合った演技とその熱演ぶりが素晴らしい。
舞台後、楽屋裏で平良進さんが「たったの4日間で本番を迎えた」というからかなりの驚きだ!!
最初から最後まで喋りっぱなしでハンパでなくセリフが長い。その集中力とそれを魅せる演技力がなんと凄いこと。
脚本家・加藤直が大胆に演出した『泊阿嘉』については、
佐辺良和さん、小嶺和佳子さんは、“完全に”役に入りきっている。
それから、舞台裏では木訥な高宮城実人さんが舞台の上では、まったく別の性格になりきれるところが凄い。
もちろん、阿嘉修、当山彰一、そして2つの舞台を掛け持った若手実力派の当銘由亮も素晴らしい。
客席には、北村三郎さんの姿もあり、ぼくのとなりには、はじめゆたかさんが座っていた。
はじめゆたかさんからは興味深いお話をお聞きすることができた。
そして、地謡席に注目!
しゃかりの千秋さんの唄三線の上手さはもちろん最高。
そして、太鼓を叩いている人に見覚えが...、
伊是名島で出会った尚円太鼓の“いっちゃん”だった(@.@)v
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