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2004.10.29

よなは徹インタビュー

touru2.jpgよなは徹くんが、カチャーシーアルバム「カチャーシー・ゴー・ゴー」を発表する(12/1リリース予定)。
カチャーシー曲だけで構成されたアルバムといえば、誠小さんのカセットや、金城実さんの名盤「連続カチャーシー」以来ではなかろうか。

話を伺うと、単なる企画モノでないことが判った。このアルバムを通じて、あることに挑戦しようとしている。
エイサーで北谷とコザといえば、関係的にかなり距離がある。例えば、全島エイサーまつりの日に、北谷ではわざわざ別のイベントを用意して他で演舞するくらいだ。
北谷の青年会で現役でエイサーの地方を務める徹さん(栄口青年会)や松田一利くん(謝苅青年会)たちと、コザの園田エイサーの地謡の方などが一緒になってレコーディングした。これはやはり大変珍しいことのようで、それを実現させた稀なアルバムということになる。
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決して、合唱はせず、それぞれの歌い方を尊重してそれに合わせ、演奏も臨機応変にスタイルを変える。工工四通り(譜面)ではなく、その場その場の状況にあわせてゆくわけだ。
レコーディングでは全曲とも一発録!しかもほぼ最初のテイクだったというから、さすがだ。

12月24日(金)には、その録音に携わった各地の青年エイサーの地謡(現役)の面々が集い、コンサートを行う。
そして、スペシャルゲストにはあの「連続カチャーシー」の金城実さん!
会場は、テンプス那覇にて。

よなは徹インタビュー

2004.10.27

陶芸教室で三線のバチを作る?!

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いきなり完成作品から(右)。中央が見本となったバチ大、左奥がバチ小。
大きめのバチが欲しかったので、特大のバチを作りました。
焼くと縮むというので、約1.2倍くらいを目安に作れば良いとのこと。しかしそれにしても大きくなりすぎたかも……?

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工程を振り返ってみよう。
[1] 陶芸教室で配られた粘土は1kg。
   バチを作るには1kgも必要ない。
   これくらいの量があれば十分。
[2] 粘土に指を入れて穴を拡げる。
   焼くと縮むのでやや大きめに作っておく。
[3] なんとなくカタチになってきた?!
   やっぱり、かなり太いような……。
   あとは根気強くカタチを整えてゆく。
   十分に自然乾燥させ焼き上がるまでもう少し時間が掛かる。
   焼くとシェイプアップされるというので、
   どこまでスマートになるのか、また焼くと色も変化する。
   赤っぽくなるのか青っぽくなるのか、仕上がりが楽しみだ。
   もちろん、焼き上がりの完成品で実際に三線を奏でてみたい。
  (後日、RIKなどで公開予定)

あまった粘土で、とんとんみーの箸置きを作ってみた。あまりにも粘土の残量が多いため、こんなにたくさん出来てしまった(左下)。とんとんみーの箸置きは、壺屋の窯元・育陶園がオリジナル。そう、先生となる赤嶺肇幸さんは育陶園出身の若手陶芸家。彼の作品展は10/31(日)まで、アルテ鳥堀で開催中!
住所:那覇市首里1-46(首里駅から徒歩2分)
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2004.10.26

ばんHP公式オープン!

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沖縄の藝能新聞「ばん」の公式サイトがオープンした。
新聞版「ばん」の活字にならなかったネタを公開するコーナー『Special Edition』。
今回は、上原直彦さんのオリジナル原稿が復活。
また、同コーナーは編集後記的なページでもある。

それから、次号予告が告知されていることにも注目。
2004年11月発行予定の次号では、
巻頭インタビューに、「オキナワ音楽ブームの中で〜島唄を語る」と題して、
徳原清文 x 小浜司 さんの対談が掲載予定。

また、バックナンバーの一部も購読可能で、大工哲弘さんや上原直彦さん、小浜司さんの記事を読むことができる。

http://www2.odn.ne.jp/okinawabangnet/

また、藝能新聞「ばん」を発行するきっかけとなった経緯と、この「ばん」の名前の由来も書かれている。
ところで、その「ばん」の欧文のつづりが進化(?)していることに気が付いた人がいるかもしれない。
当初から現在まで発行されている新聞の第4号まで、たしか「THE VAN」だったはずで、ネットでは「THE BANG」となっている。

編集委員のKennyさんにお話を伺うと、「実は2つ存在していました(笑)」という。
詳しくは、定期購読申込の際にでもKennyさんに聞いてみたらいいかもしれない(笑)。
okinawabangnet@cool.odn.ne.jp

少しヤバイのが、プロフィールと顔写真が初公開となってしまった人がいることだ。
すでに、沖縄のどこでもよく見られているので今更かもしれないが。
著名な方々に交じって、一人、若手(?!)がいるがさらっと見逃してほしい。


 追伸;
 この藝能新聞「ばん」については、
 沖縄スタイル編集部がつい数日前に発行したムックのほうでも
 紹介されているとのこと。

2004.10.25

ジョニー・ブラック5年

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おそらく、「沖縄の産業祭り」にも出品が無かったであろう、
レアな泡盛をご紹介。
銘柄『ジョニー宜野湾』也。

↓極めつけはコチラ、
『ジョニー・ブラック』の“5年モノ”(写真下)。
ブラックボトルの古酒泡盛となって、そんな洒落がシブイ。

産業まつりどころか、ひょっとすると、
泡盛専門誌「カラカラ」などでもとりあげられていないかもしれない。
せっかくなのでRIK読者にプレゼントしたいと思う。
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2004.10.24

内里美香インタビュー

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6年ぶりにニューアルバムをリリース直前の
若手実力派唄者・内里美香ちゃんにインタビューを決行。
一週間ぶりに南大東島から帰ってきたばかりの彼女に、
その生まれ島のこと、渾身の2ndアルバム『風のションカネー』と
高3の頃に出した1stからの6年間のこと、などなどを伺った。
恒例のRIKロングインタビューにて公開予定。

2004.10.23

金武の獅子舞と弥勒

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昨日から開催された『沖縄の産業祭り』、さっそく初日の会場内を自転車でグルリと探索してきた。旗頭フェスティバルの準備も進んでいたが、そういう大規模で派手なイベントよりも、先にご紹介したような『やんばるの産業祭り』で行われた稀少な郷土の伝統芸能のほうに魅力を感じます。
そういう感度のアンテナで、これからもRIKなどで“沖縄からの微熱な話題”をお届けしてゆきます。

宜野座村の『ミジタヤー』、名護市の『半玉』、東村の『至福の舞』など、各地域の伝統芸能が披露されたが、金武区伝統芸能保存会の『獅子舞』と『みるく』にも注目した。

まずは『みるく』登場。表情からほかの地域のものとは違うのだが、ここのみるくは腰にさげた入れ物から、舞台下の聴衆に向けて、突然、何かを振りまいた。中身はどうやらお菓子のようで、子供達が集まってくる。お菓子だけでなく、そのうち恵みの雨まで降らし撮影を困難にした。

雨にも負けず、撮影続行。引き続き『獅子舞』を拝見することに。派手な獅子舞が多い中、金武の獅子舞は、銅鑼とホラ貝のゆったりとした調子に合わせて、荘厳に舞う。次第に新聞社かどこかのカメラマンもぎりぎりまで接写し始めるようになった。そこに一発、威嚇されたカメラマンは腰を抜かした。その無様な姿に子供達が笑う。
一見、地味ながら、見事に聴衆を惹きつけていた。

『国立劇場おきなわ』でも、11月6日(土)・7日(日)に『獅子舞の共演』が行われるという。
『北青獅子舞』(韓国無形文化財)、『数河獅子』(岐阜県指定無形文化財)、『鹿踊り』(岩手県無形文化財)が来沖し、沖縄の獅子舞と共演。(以上は2日間共通)
[6日昼] 那覇市大嶺向上会獅子舞保存部会、勝連町南風原青年会、[6日夜] 津覇伝統芸能保存会(中城村津覇)、[7日昼] 汀良町獅子舞保存会(那覇市首里汀良)、宮平青年会(南風原町宮平)、浦添市内間獅子舞棒術保存会
※念仏踊りと獅子舞が一体になった希有な芸能・岩手の鹿踊りは必見です。

関連コンテンツ:国立劇場おきなわ
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/from/kokuritu/index.html
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2004.10.21

本部備瀬の狂言亀浜

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なんて芸能豊かな島なんだろう。それは離島だけの話ではなく、本島各地でも様々な芸能に触れる機会がある。各字の豊年祭などはもちろん、意外なイベントで行われていたりするから驚かされる。

先日開催された『やんばるの産業まつり』でも、やんばる方面の各地域の伝統芸能が披露された。本来は、地元の字でのみ厳かに行われるであろう奉納芸能などが、いくつも観られるというのだからたまらない。

本部町備瀬の豊年祭などは、4年に1度しか開かないもの。今年がその年にあたり先月開催されたばかりなので、次回は、2008年にならないと観ることができない。

その奉納芸能の代表的な演目『狂言亀浜』が、この産業祭りで拝見することができるという。しかも、上演プログラムにも記載が無かったので、これはラッキーとしかいいようがない。
この鬼の面にみえるそれは“天狗”なのだそうで、さてこの舞台についてのレポートは、RIKのメールマガジンでご紹介することに。

2004.10.19

台風で帰れない [伊是名島編]

名護の『やんばるの産業祭り』では、RIKの取材で何度もお世話になっている伊是名島からも出展ブースが用意されているというので、それも楽しみのひとつでした。
広々とした伊是名ブースには、伊是名村役場のKさんがぽつんと1人。
「あれ? 今回は何も出展しないのですか?」と尋ねてみると、
「肝心な産業祭りのための出展用の品々が、台風の影響で船が欠航してしまって、本番の土曜日からまったく届いていないんだ」とのこと。

さらには、伊是名海鮮船隊レンジャーの正義のスーパーヒーローのみなさんも、どうやら台風の荒波には勝てなかったようで、名護の地に辿り着いていませんでした。
Kさんからはお土産に、ボクネンさん画の伊是名島観光ポスターと、伊是名海鮮船隊レンジャーのプロマイドを頂きましたのでココでご紹介しましよう。
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左から、グリーンアーサ/ホワイトサンゴ/レッドミーバイ/ピンク○ーミー/ブラックモズク、の5人組(敬称略/一部伏せ字アリ)。

「沖縄の海は俺達が守る」とは頼もしいですね。池間島問題で“俺たちの楽園をつくる”などと騒がせていた高○某氏たちが最近、新天地を求め今帰仁・伊是名方面で動きがあるといいます。青年会が中心となって組織された伊是名海鮮船隊レンジャーの皆さんに、ぜひ、島を守ってもらいたいですね。

さて、産業祭りの話題に戻すと、唯一、伊是名の泡盛が酒造組合のほうから出品することができ、これがお買い得でした。
ボクネンさんラベルでお馴染み「伊是名島 5年古酒(720ml)」が1,000円!「常磐(720ml)」がなんと650円でした。
伊是名島5年古酒をお土産に買って、「そばの日」だったのでイラブーそばを食べにゆくと、そのままそば屋の親父さんと飲み会になってしまい、あっという間に空瓶に。

きっと今日も、伊是名・伊平屋など離島への船は出港できず、波止場で足止めされている人も多いはず...。

関連コンテンツ
伊是名島出身の版画家・名嘉ボクネンの世界
「そばの日」特集/手打ち麺に挑戦
生イラブーそば登場

2004.10.16

全島とぅばらーま大会

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2年に1度行われるという『全島とぅばらーま大会』も今年で13回目。まずは審査員の顔ぶれからご紹介すると(審査員席並び順/敬称略)、仲宗根長一、山里勇吉、通事安京、宮良康生、玉代勢泰興、宮良実義、大工哲弘、と全員が保持者という錚々たる顔ぶれ。

挑戦者も24人中19人が八重山出身者の唄者たち。
この大会では、どこの民謡協会かという垣根はない。直向きに、この「とぅばらーま」を歌い合う。
中には三線教室を構えている師範代クラスも何人か見受けられる。なるほど、予選無しでもレベルが高いわけだ。

挑戦者がすべて歌い終わると、歴代優勝者が登場。昨年度のルーシー長嶺さんの歌声など素晴らしい(写真左)。そして、若干16歳にして古典音楽コンクールで最高賞を受賞されたという徳久山南葵さんの歌にも驚かされた(写真右)。
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何よりお待ちかねは、審査員である山里勇吉さんのとぅばらーまが聴けるということ!(写真上) そして、宮良康生さんは、どぅなんとぅばるまを歌った。

今年の優勝者は、宮良亨男 (与那国出身):写真右から2番目
    準優勝 島仲貞俊 (大浜出身) :写真右
    第3位 知念綾乃 (具志川出身):写真左から2番目
    特別賞 モハメッド・ブリ(チュニジア出身):写真左
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宮良亨男さんは、もう何度もこの大会に挑戦しているそうで、この第13回大会で念願の優勝をようやく果たすことができたのだとか。研究所仲間のブリ君は、ちんだみ5の二揚げで歌い上げ、初挑戦にして特別賞を受賞。お見事!

このあとは、先生を交えて打ち上げというか、反省会。これが一番緊張したのは言うまでもない。

→現在のランキング

2004.10.15

世界最強のジプシーバンドin沖縄

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世界最強のジプシーバンドが、沖縄入りしました!
映画『風音』のサウンドトラックで演奏していた彼らです。
今日は、パレット前で、ミニライブが行われました。
演奏、凄まじいです!
こんなすごいバンドが、東京を飛び越えて、沖縄までやってきました。
いよいよ、明日から本番です!(いまからゾクゾクしています!)


[ L i v e I n f o m a t i o n ]
041015b.jpgルーマニアのジプシーバンド、タラフ・ドゥ・ハイドゥークスを
沖縄へ招いて開催する「ジプシーサマーオキナワ2004」が、
10月9日(土)より、スタートします。

タラフのライブを軸に、クラブイベント、映画と多彩な内容となっています。
みなさんお誘い合わせの上、是非、足をお運びください。

<GYPSY SUMMER OKINAWA 2004 schedule>

10月9日(土) GYPSY JIVE(ロトス/那覇・桜坂)
10月11日(月・祝) 映画「炎のジプシーブラス〜地図にない村から」
(沖縄市民小劇場あしびなー)
10月13日(水)〜18日(月) 映画「炎のジプシーブラス〜地図にない村から」
(那覇・リウボウホール)
10月15日(金) 映画「風音」特別上映会 (パレット市民劇場/那覇)
10月16日(土) タラフ・ドゥ・ハイドゥークス公演 (沖縄市民会館)
10月17日(日) タラフ・ドゥ・ハイドゥークス公演 (ダンスクラブ松下)


■タラフ・ドゥ・ハイドゥークス沖縄公演

※那覇公演にモンゴル800の出演が決まりました!

10月16日(土) 沖縄市民会館
開場18:00 開演18:30 前売4500円 当日5000円(全席自由)
※ゲスト=我如古より子

10月17日(日) ダンスクラブ松下(那覇)
開場17:00 開演18:00 前売4500円 当日5000円(オールスタンディング)
※ゲスト=モンゴル800

※小学生はいずれも当日2500円で販売。

<プレイガイド>
◎チケットぴあ、ファミリーマート各店●チケットぴあPコード[175-159]

◎那覇市:リウボウ8階プレイガイド、沖縄三越プレイガイド、コープあぷれ(新都心)、GET HAPPY RECORDS、乱波洞、田原屋(小禄)、TSUTAYA小禄店、TSUTAYA新都心店、ロトス(桜坂)、タタバザール
◎沖縄市:コリンザプレイガイド、普久原楽器、スピンシティ、キャンパスレコード、イガルーサウンドスタジオ、ライブハウスモッズ
※ほか、協力店にて発売中です。

<お問合せ・電話予約>
ハーベストファーム  ・098-890-7555
「風音」沖縄上映委員会・098-859-2240


■映画「炎のジプシーブラス〜地図にない村から」上映会

タラフと同じルーマニアのジプシーバンド、ファンファーレ・チォカリーアのドキュメンタリー映画を上映。上映前にはライブの予告フィルムを上映します。

10月11日(月・祝) 沖縄市民小劇場あしびなー
●上映時間
12:00/14:30/17:00/19:30
前売1200円 当日1500円
問・電話予約=ハーベストファーム
・098-890-7555

10月13日(水)〜18日(月) リウボウホール(那覇)
●上映時間
12:00/14:30/17:00/19:30
前売1200円 当日1500円
問・電話予約=リウボウホール
・098-867-1171

地図にない、駅もない、東欧ルーマニアの人口たった400人のジプシーの村から出現した驚異のブラスバンド、ファンファーレ・チォカリーア。彼らが小さな村から世界中を席巻して多くのファンを生んでいく過程を、詩情豊かな映像で描いたドキュメンタリー映画。ヨーロッパで成功をおさめた彼らは、物語の終盤には東京に登場。渋谷ハチ公前でのストリートパフォーマンスや梅津和時らとの共演も披露してくれる。この秋吹き荒れるジプシー・タイフーンを映像で体験しては。


■クラブイベント
flamma project presents
GIPSY JIVE
〜journey into the gypsy sounds between India and spain

出演
dj/takeshi00 (乱波洞)、dub“eiji”beach with Den、Nu-Doh (ORIENTAL、EXPRESS)、
VIVA (ORIENTAL JAZZ)、かめ(柏屋)、Tomingo (火翳)
Live/The Islanders、グンデルサンシン トリオ、Onakai pai (ポールマウ)
ジャグリング/ミルミルズ
vj/ Mi-Mi
FLAMENCO/ICHIE MATSUDA
BELLY DANCE/プリシア

10月9日(土) ロトス(那覇市桜坂)
22:00Start〜翌5:00
1000円(1ドリンク付)
問=・090-9958-1206(トミサコ)

“移動する音楽、交差する音楽”
〜WARM UP FOR TRAF DE HAIDOUKS〜

タラフ・ドゥ・ハイドゥークスの来沖1週間前の週末の夜にお届けするDJ、ライブ、映像、ダンスなどをからめたスペシャルイベント。インド〜スペイン間のジプシー音楽を中心に、それらとクロスオーバーするダンスミュージック、ラウンジジャズ、キャバレー音楽等“移動する音楽、交差する音楽”をテーマに選曲と空間を作り出す。


■モントリオール世界映画祭・イノベーション賞受賞記念
「風音」特別上映会

タラフ来沖のきっかけとなった沖縄映画を、タラフ公演前夜に、緊急上映!
タラフ・ドゥ・ハイドゥークスのメンバーも舞台挨拶に駆け付けます。

10月15日(金) パレット市民劇場(那覇)
舞台挨拶/上間宗男、タラフ・ドゥ・ハイドゥークス
開場18:30 開演19:00
前売券:1000円
当日券:一般1400円 学生1100円 シニア900円 小人(中学生以下)800円 
未就学児無料
※未使用の鑑賞券もご利用になれます。

問・電話予約
「風音」沖縄上映委員会・098-859-2240
沖縄県映画センター・098-855-0092

2004.10.14

東風平の手作りカンカラ三線

2004.10.13

NHK生中継@豊見城そば

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今日は、唄者・具志堅京子さんが女将さんをつとめる豊見城そばで、NHKの生中継があった。沖縄のほか九州方面にも放送されたようだ。
放送時間はほんの数分だったが、しかし、その準備と綿密な進行の打ち合わせで1時間半前からリハーサルを重ねてスタンバイしていた。

放送も予定通り無事終了したところで、今日の番組のゲスト・ミヤギマモルさんに“せっかくなので、歌ってください!”と店内のお客さん達からリクエスト。彼は快くそれに応えて、その場でミヤギマモルLIVEとなった。

そのあとはサイン責め。ここでまた驚いたのは、サイン色紙の裏面に工工四が印刷されていること。その色紙には『ちゅらさん2』の主題歌となった彼のオリジナル作品『琉球ムーン』のオリジナル工工四がプリントされていた。限定10枚とのことだったので、今回は遠慮させて頂くことにしよう。

もうすぐ、沖縄そばの日。あなたの好きな沖縄そば屋さんは何処ですか?

[告知]
10/17、そばの日には、パレット前で14:00台から、
ミヤギマモルのミニLIVEがあり(入場無料)、
ライブ後には、なんと2000食もの沖縄そばが無料配布される予定!
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2004.10.12

[沖縄藝能新聞ばん] 間好子特集号

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“沖縄の芸能とは”を考えさせられる硬派な媒体『沖縄藝能新聞ばん』。
第4号の第1面は、沖縄芝居の役者・間好子をクローズアップしている。すでに故人だが、今では、すっかり沖縄芝居にもハマリはじめたRIK編集部にとってはちょっと嬉しい記事だ。船越義彰さん、小浜司さん、高嶺剛監督が、彼女について2,773文字を割いて特集。第4面も、間好子のプロフィール(役者生涯の詳細)がズラリと掲載されている。享年は、今からちょうど2年前の10月12日だった。
中面のサムライさんのコラムでも沖縄芝居の役者・当銘由亮を取り上げている。
またその隣には、ボーダーインクの新城和博さんが日出克に絡んだ話題として、琉球國祭り太鼓のかつてのレパートリー曲をあげていて思わず“へぇー”とつぶやいてしまった。え?ホント?!ということで『エイサー360度 〜歴史と現在』を読み直してみると、確かに“琉球國祭り太鼓のレパートリー曲には○○などがある”と書かれていた。
その記事の上段には吉澤直美さん、対向ページには、与那原 恵さん、自分と隣には真謝尚美さん、などなどの執筆陣が連なる。
今回のような特集など、巷の市販媒体ではなかなかお目に掛からない記事が多い。ページ数は少なくてもコンテンツの詰まった意義のある媒体だ。バックナンバーには大工哲弘さんが書いた宮良高林についての記事などもある。
尚、今月の読者プレゼントには、間好子の自伝『間好子 永遠の樽金』が用意されている。

※定期購読申込は、島唄カフェまるみかなーHPのトップページ右下の欄に詳細アリ。
メールでの申込は沖縄藝能新聞社:adlibokinawa@ybb.ne.jpまで。
(年会費+年間定期購読料: 2千円 / 特典アリ)

2004.10.09

名嘉睦稔(ボクネン)の世界

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ボクネンさんこと、名嘉睦稔(版画家)。
パレットくもじの『県産本フェア』に彼が来場するというので駆けつけてみると、夕方からは個展が開催されている浦添美術館のほうに来館し、終日まで滞在するので“ぜひ取材に来たらいい”という。
せっかくの機会なので、『大自然の伝言(いあい)を彫る 名嘉睦稔の世界展』を拝見させていただくことになった。

県内初公開になるという『大礁円環(だいしょうえんかん)』(1996年作)は、畳12枚分もの大作。

展覧会直前まで描いていたという、誕生して間もない新作『深遠響森(しんえんきょうしん)』(2004年作)は、“先に仕上がっていた『深遠響空(しんえんきょうくう)』(2004年作)と対で描かないことにはどうしても収まりがつかなくなって、急きょ制作することになった”という。

ほかにも、『鬼の弁当箱』(写真下)という新作にも驚かされた。そのユニークなタイトル名と、その鬼の“弁当の中身”に注目した。薔薇など綺麗な花々がぎっしりと鮮やかに詰まっている。

ボクネンさんは“夢とかではないと思うんだが、時々、覚醒しているというのか、そうでないのかも判断がつかない時に、様々な印象が頭の中に現れることが稀にあり、その日は、いきなり突拍子もなく鬼が薔薇を喰らうシーンからはじまったんだ”と言う。

色彩豊かな作品が多い中、墨一色で力強く描かれている作品群もあり、それがより生命力があふれている。中でも際立っていたのが『少女』(2002年作)で、それを観た瞬間、伊是名豊年祭のボクネンさんインタビューで“老女の中には少女がいる”というあの話とリンクした。
これは、少女の中に未来の老女の姿までが見えた。そしてそのどちらでもあるんだよ”とボクネンさん。

本来、自ら描いた作品のガイドはしない”というボクネンさんに特別に、少しずつお話を伺いながらナビゲートして頂いた。詳しくは、RIKコンテンツにて掲載予定!

全53点の作品を“大地の世界”〜“天空の世界”〜“躍動する生命の世界”と大きく3つのテーマに分けての展示となっている『名嘉睦稔の世界展』は10月24日(日)まで、浦添美術館で開催中。
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2004.10.07

琉球國民謡協会芸能祭

受賞者の祭典でもあり、そのほかにも 唄・踊り・そしてなんと古武術のカマの演舞(宮里栄弘)もあったりと 豪華芸能ショーでした!
会長の金城実(以下敬称略)をはじめ、山里ユキ、饒辺愛子、田場政信、国吉真勇、神谷幸一、玉城一美、 そして今回、司会も務めた内里美香、
そのほかのメンバー&教師陣には、具志堅京子、南大東島の浜ちゃん、金城呂介、トゥルルンテンのサンダー、金城みゆき、等々がいて凄い顔ぶれです。
ここは現在、一番新しい民謡協会にして、最大級の規模を誇るようです。

受賞者の中で驚いた顔ぶれとしては、三板ボーイズのE川さんがまだ新人賞だったことにショック。CDを出したAYAKARIのS垣さんについても優秀賞だったことにまたショック(デビューしている人たちは最高賞以上だと思いこんでいた)。銀座の元わしたショップの店員さんのY久保さんが最高賞! そして彼女は内里美香ちゃんと同じ新垣則夫研究所に所属しているんですね。
彼らが受験の際、場慣れしているハズのE川さんはいつもとは違ってかなり緊張していたし、Y久保さんとも久しぶりにお話しすることができて、そのほかにも何人か身近な友人達(あーかじゅ、げん、おりょう、黒豚さんほか)が受験し、彼らは見事合格したのでした。おめでとう!
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2004.10.06

Amazonでは買えない沖縄県産本

那覇リウボウで開催中の「沖縄県産本フェア」では、なんと県産本が6,000冊も揃っているという。今日は、リウボウホールにて『しまほん聴かんかねー』と題して、アナウンサーによる県産本朗読会が行われた。
OTVですっかりお馴染みの平良いずみアナウンサー(沖縄テレビ)ほか、大野克郎(NHK)、玉城愛(ラジオ沖縄/フリー)、大城勝太(FM沖縄)、富原志乃(琉球放送)、比嘉雅人(琉球放送)という顔ぶれで、普段コンサート会場として使われるホールにて県産本の朗読をするという催し。これはなかなか粋な企画だ。
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それぞれがこの日ために自ら本を選んで朗読するのだが、彼らが何の本を選んだのかというのにも興味があったし、また話し方や話の切り口がとても面白くて、さすが喋りのプロは上手いと思った。

その中でも印象的だったのは、玉城愛さん。今回彼女が選んだのは『沖縄昔ばなしの世界』(石川きよ子著/沖縄文化社)。数ある沖縄の民話の中から選りすぐりの33話を集録したという。その本から恩納岳に関する民話を朗読したのだが、なんと彼女は完全に暗唱していた。

のちほど、司会を務めたボーダーインクの新城さんからのインタビューにはこう応えていた。
「民話を知ることによって、その土地が好きになったり興味が湧いたりするのですが、今回は恩納岳の話だったので、いつも恩納村といえばドライブしていても海のほうばかり見ていましたが、山や野原のほうも意識するようになりました。
あぁ、豊かな自然が残っているんだなぁって。それで今回、恩納岳の中腹まで登ってみたのですが、驚いた事にその先に広大な米軍の関連施設があり、その事にも気がつくことになりました」とコメント。

会場入り口には、彼らの朗読した本が並べられており、気に入った本があればすぐ購買できた。
自分がチョイスしたのは、NHKの大野氏が朗読した『琉球弧 あまくま語り』(中村喬次著/南方新社)、
琉球放送の比嘉氏が朗読した『組踊の世界 〜私の見方・楽しみ方』(勝連繁雄著/ゆい出版)、の2冊だった。
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この2日間で購入した冊数は計5冊。取材の為の下調べに県産本は欠かせない。なかには、Amazonでは入手できないものも多い。

2004.10.05

東風平の十五夜踊り

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八重山方面や離島だけでなく、沖縄本島にもまだまだ伝統芸能がしっかりと息づいている。
しかし、大抵のガイドブックや、普通の観光サイトでは、祭りとなると那覇大綱挽きなどの大型イベントを中心にしか紹介されないので、この様な村踊りがいくつかの地域(字)で伝承され続けているという事は、なかなか知る機会が少ない。

大手マスコミなどがどうしても平均的(ポピュラー)な話題が中心になってしまうのは仕方がないかもしれないが、何処も彼処もみんな平均的でフラットな情報しか無いのは何故だろう?

自分もそんなガイドブックや、普通の観光サイトを見てから沖縄へ旅行していた一人だったが、実際に歩きまわって旅してみると、ガイドブック等は誌面の都合で編集された“ごく一部の沖縄の姿”を簡潔にまとめたものに過ぎない。

ガイドブックはただの道しるべ。これからも自分の足でじっくりと歩き廻りながら“本当の沖縄”を少しずつ、ご紹介してゆきます。
http://okinawa.rik.ne.jp/index.html
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2004.10.04

大工哲弘リサイタル『ゆんたしょーら』

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この日、いつもの調子で、そしていつも以上に緊張感のある撮影現場となった。
まずはリハーサル風景から。これがまたとてもいい雰囲気だったりして。
被写体となる大工哲弘さんの立ち位置や演出に合わせて、こちらもどの辺りで、どのレンズを使って撮ろうかとざっくばらんに決めておく。
そしていよいよ本番。カメラのシャッターを切りまくる。いつもの様に相手のテンションに同調するように/引き込まれるように、こちらも次第にボルテージが上がってゆく。
“次は逆サイドのてっぺんから”“次は後方の2階席の右斜めから”“次はステージ下の中央、やや左側から”と、そんな具合にいつもの様に飛び回っての撮影となった。

リサイタルも無事終わり、楽屋に某雑誌編集部の方が訪ねて来た。
「沖縄○×編集部の者ですが、今回撮った写真をお借りしたいのですが」
「え? 取材に何人かで入場されたというのに、写真は撮らなかったのですか?」
「...はい、撮りませんでした」

 う〜ん...。どんなつもり?

「ところで、うちのは銀塩カメラではないので、デジタルデータですよ」
「はい」
 あれ? 先日は“ポジでお願いします!”と言っていた、あの編集部の同じ担当者なのに、今回はデジタルデータでもOKって...。

 う〜ん...。

2004.10.02

奄美の唄者・坪山豊さん、沖縄入り

昨日は、大工哲弘さんの5年に一度の大リサイタルがありました。
慌ただしかった一日を振り返ってみることに。
             ※  ※  ※
今回のゲストは、奄美島唄の大御所唄者・坪山豊さん、そして相方の皆吉佐代子さん、若手ホープの中 孝介くんが参加することになり、
奄美大島から来沖される坪山さん方をお迎えに那覇空港へ。
13:00着の予定の便が到着していない! フライトスケジュールの電光掲示板にもなぜか予定が表示されていない(大汗)。
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1時間遅れで14:00着となってしまったが、無事、坪山さんと皆吉さんにお会いすることができた。
気になるリハーサルの都合もあるので少し時間が心配。しかし、その心配をよそに、中 孝介くんからはこんな電話が...、
「KUWAさん、那覇市民会館はどこですか?」「今、どこ?!」「これから家を出るところです」「@.@」
てっきり、もうスタンバイが完了し、こちらの到着予定を確認する為の電話かと思っていたら...(^ ^;)。

1001snap.jpg車中では、初めてお会いする坪山さんに、大工哲弘さんとの40年前の出会いのお話や、竹中労さんプロデュースの本家琉球フェスティバルの話、お弟子さんの貴島康男くんの話を伺うことができ、
また、90年初頭に自分が初めて奄美民謡を聴いたときが、坪山さん、高校生の中野律紀(RIKKI)、丸坊主頭の貴島くん(当時中学生)のコンサートだったという、その当時のお話をゆんたくさせて頂いたりと、貴重なひとときとなった。
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