大工哲弘リサイタル『ゆんたしょーら』
この日、いつもの調子で、そしていつも以上に緊張感のある撮影現場となった。
まずはリハーサル風景から。これがまたとてもいい雰囲気だったりして。
被写体となる大工哲弘さんの立ち位置や演出に合わせて、こちらもどの辺りで、どのレンズを使って撮ろうかとざっくばらんに決めておく。
そしていよいよ本番。カメラのシャッターを切りまくる。いつもの様に相手のテンションに同調するように/引き込まれるように、こちらも次第にボルテージが上がってゆく。
“次は逆サイドのてっぺんから”“次は後方の2階席の右斜めから”“次はステージ下の中央、やや左側から”と、そんな具合にいつもの様に飛び回っての撮影となった。
リサイタルも無事終わり、楽屋に某雑誌編集部の方が訪ねて来た。
「沖縄○×編集部の者ですが、今回撮った写真をお借りしたいのですが」
「え? 取材に何人かで入場されたというのに、写真は撮らなかったのですか?」
「...はい、撮りませんでした」
う〜ん...。どんなつもり?
「ところで、うちのは銀塩カメラではないので、デジタルデータですよ」
「はい」
あれ? 先日は“ポジでお願いします!”と言っていた、あの編集部の同じ担当者なのに、今回はデジタルデータでもOKって...。
う〜ん...。
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