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2005.01.10

夜光虫と海蛍を観察に夜の泡瀬干潟へ!

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夜の海を歩いたことがありますか?
うわさに聞いていた、夜光虫と海蛍の観察会があるというのを聞きつけ、夜の海へ繰り出すことに!
大潮の晩に、干潮(0:09)の2時間前には泡瀬干潟に集合。この日は、30名くらいを予定していたのが、実際集まってみると70名あまり。大きく2班に分かれての観察会となった。
堤防から目的の夜光虫と海蛍を見学できるポイントまでは徒歩で2キロメートル先。ガイドさんがいないと真っ暗闇で方向感覚がわからなくなるのと、貴重な海草類が茂ったポイントを踏みつぶしてしまう可能性がある。
しばらく真っ直ぐに東に進んだかと思えば、北東へ、東南へと軌道を変えながらと歩き続ける。もちろん、ただ歩くだけでない。参加した子供達は次から次に、干潟に生息している生き物たちを発見してゆく。中には、サザエの子供をまるごとしゃぶって味見する強者も。
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1キロほど歩いただろうか。砂地にかわり、目の前に拡がる砂紋。なんて美しいのだろう。
こんなに広くて豊かな干潟は、沖縄県内では泡瀬くらいしか残されていない。普段ここでは、アサリやアーサなどの潮干狩りに住民たちが訪れたり、シギや千鳥類などのほか、ジュゴンにとっても貴重なエサ場となっている。そんな豊かなこの海を、実際に歩いて確かめてみることができた。
自分がどの位置にいるのかさっぱりわからなくなった程にしばらく歩いた頃、“懐中電灯の照明を消してください”とガイドさん。
今、自分たちがいるこの足元が煌めきはじめた。そう、“海蛍だ!”。エメラルドグリーンの小さな光がキラキラと星のように照らす。
そして、海の中へ。こんどは、夜光虫たちがゆらめく。あぁ、なんて幻想的なこと。しばらく時が経つのを忘れた……。
こんな貴重な自然が残っている泡瀬干潟に、埋め立て計画が進行しているなんて……。
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※次回は、2月10日、3月12日、4月10日(全国・干潟の日)を予定。詳しくは、泡瀬干潟を守る連絡会事務局まで。

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沖縄便り」カテゴリの記事

コメント

その泡瀬干潟も実は埋立地です。
実は、泡瀬の堤防の所から高原十字路(329)まで、実は昔海だったのです。

埋め立てされて、また30年~40年たって今みたいな干潟になればいいのだが、そんな保証はない。

他にもモズクなどおいしいものも取れなくなります。悲しいですね。モズクですよ?モズク。沖縄の代表食産物。やばいよね。

ルリヲくん>
さすがコザの話は詳しいね!
以前この地域はマースでも有名でしたよね。

そうだ、モズクもそうですね。
運動公園のほうに、モズクの養殖地があるよね。

いえx2、まだx2知らないことばかりです。

泡瀬の堤防と言ったら思い出が多い所。
(駐車場が広かったからたくさん人が来た。今は仕切りで駐車無理です;)

ここで恋を育んだ人(俺)も、
仲間と酒を飲んだくれた人(これも俺)も、
仲間と花火を楽しんだ人(これも・・・俺)も、
仲間と壁画を描いた人(これは俺じゃない)も、
多いのでは・・・。

▼図見ると、結構広いもんですなぁ
http://www.dc.ogb.go.jp/nakagusukuwankou/seibi.html

ルリヲくん>
この地図の色の着いた箇所がそうなんですね。
エライ広大に埋め立てますね……。

佐敷町の中城湾の干潟も埋め立て計画があるとか……。

イノー(礁瑚)も昔から大切な場所では……。
最近、よく目にするタテ看板のキャッチコピーが印象的です。

『浜下り文化 ◎
 浜売り文化 ×』

私が住む南部にも夜光虫(らしきもの)はいます。という自慢を書きます!
私が見たのはいつも春でした。やはり大潮の時(今は新月ですが私の経験は満月の時)。静かにひいた真夜中、玉城村の浜で一人、立ち○○をしたのです。すると放出したもので波だった部分がキラキラ光るのです。目の迷いかと思ってそのあと手で海を波立たせてみました。やはり光る。この経験は旅行で来ていた頃の話です。
その数年後、沖縄修学旅行を放棄した都立高校の生徒を三名連れての春の旅、同じ場所に夜中に行くと、やはりいましたよ。高校生はペットボトルに入れて喜んでいました。今から約四年前のことです。
 どうぞお時間のある方は
http://homepage3.nifty.com/i-sa-wo/sub01.html
 さらに時間のある方は
http://homepage3.nifty.com/i-sa-wo/sub02.html
などなど。

いさをさん>
夜間も、たくさんの生き物たちの営みがあることを実体験し、海の豊かなを感じることができました。

南部の海でも、ぜひ、夜の海の観察会を開きましょうよ!

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