CINEMA dub MONKS
“CINEMA dub MONKS”。彼らのライブパフォーマンスを初めてみたのは2年前に遡る。
沖縄映画の祭典で高嶺剛監督作品『オキナワン・ドリームショー』(1974年)の映像に合わせて、大御所唄者・大城美佐子さんの唄三線と、CINEMA dub MONKSによる前衛的な生演奏という異色の共演。
台詞のない映像は30年前の沖縄の風景。それをバックに真っ暗闇の中で交差するという衝撃的な出来事だった。
それ以来、注目し続けているうちに、2度目の衝撃は、首里フジコのデビューアルバムと共にやってきた。彼女のサポートメンバーとして参加。そう、元々彼らは、山本富士子&トライアングルスというユニットで一緒だったわけだから、不思議な事ではなかったようだが、それ以前を知らなかった僕にとっては衝撃的な再会だった。
首里フジコの絵画個展『Stormy Weather』展のオープニングイベントでのミニライブで彼らが登場し、あの時(オキナワン・ドリームショー)の記憶が蘇った。
会場となったのは、前島アートセンター(以下、MAC)。その会場で今回は、CINEMA dub MONKSがMACとの共同企画展『リスボン−バルセロナ−沖縄〜美術・音楽・地方都市・シネマ ダブ モンクス〜』が2週間に渡っての開催。
2004年のCINEMA dub MONKS@バルセロナ〜リスボンツアーのドキュメンタリー映画上映などが入場無料で公開された。
そして昨日は、『cinematic dub night』と称して、映画のほか、CINEMA dub MONKSの生ライブがわずか500円で観られるというのだから、こんな機会を逃すわけにはいかない。
ライブは、バルセロナ〜リスボンツアーの時に近い構成で、しかし即興演奏については当然毎回違う。“映画を観て、そしてその違いを楽しんで欲しい”とは中心人物の曽我大穂さん。
映画の中で流れていた42日間の旅の断片的な演奏が、昨晩のライブでひとつに繋がった。
CINEMA dub MONKS(@RIK)
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/music/cdnavi/mimi003/02.html
(ジャケットデザインは、首里フジコ)
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