琉球交響楽団
今まで、ご当地の民謡を奏でる地元に根付いたオーケストラがあっただろうか。
他の県を見渡してみても、まずそんな前例はない。
沖縄のプロの演奏家が求職などで県外に人材流出しない為にと、県内の音楽家たちが4年前に集結した。それが「琉球交響楽団」。
今でも、練習の場所も、資金も少なく、楽器も不足しているという。それらはほかの地方の交響楽団も同じかもしれない。
資金難にもかかわらず、「琉球交響楽団」の場合は海外公演に行く機会に恵まれたり、また、CDを作るチャンスも巡ってきた。
地元の民謡を奏でる演奏家たち、彼らは、小さい頃から親しんでいる民謡だからこそ、CDを制作するにあたってはアレンジをあえて県外に出すことに。
これが本人たちにも新鮮な驚きのある作品に仕上がったのだとか。
アルバムは、4/6(水)発売。
CD発売記念演奏会は、4/10(日) 沖縄市民会館にて。
ありそうで無かったフルオーケストラによる沖縄民謡、
この機会にどうぞお楽しみください。
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» [music]「琉球交響楽団」沖縄民謡をオーケストラで [そらねっと通信局]
「シマウタ37.6度」からの情報。
沖縄が地元の交響楽団が、県外の編曲者によってオーケストレーションされた沖縄民謡を演奏したとのこと。CDは4月6日リリース。
... [続きを読む]
フルオーケストラによる民謡!
とっても興味があります、
昔オリオンビールのCMで流れていたオーケストラのかぎやで風がとっても良かったので(^^)。
投稿: だーしゃ@沖縄 | 2005.03.02 13:00
だーしゃさん>
こんな楽団がしっかりと地元に根づきながら、
地道に活動していたんですね。
今回のアルバムを期に、新たなる展開をしていきそうな予感です。
CDだけでなく、ド迫力のオーケストラの生演奏も聴いてみたいですよね。
投稿: KUWA | 2005.03.02 15:40
海外公演もやってるんですね。あ、こういう感じの外国映画が、最近話題になってますね。なんてタイトルだったかな。いつか聴いてみたくなりました。
投稿: てつ | 2005.03.02 20:40
今年の県外公演で確定しているのは、
ベトナムなのだそうですヨ! いきなり海外公演です。
世界共通の楽器で奏でる琉球音楽、国境を越えてゆけるのが納得できますよね。
てつさん>その映画って、イギリスのとある炭坑町の楽団を題材にした映画でなかったですか?
投稿: KUWA | 2005.03.02 22:24
オーケストラ漫画「のだめカンタービレ」にハマって以来、オケの生音を浴びたい気持ちでいっぱいです!!こんなオーケストラがあったなんて知りませんでした^^;
投稿: みのりん | 2005.03.02 22:43
みのりんさん>
オーケストラ漫画、そんな漫画ジャンルもあるんですネ!
オーケストラの生音、真っ正面から浴びてみたいですよネ。
4月10日の公演、結構楽しみにしているんです。
投稿: KUWA | 2005.03.02 23:26
>KUWAさん
「イギリスのとある炭坑町の楽団を題材にした映画」、たぶんそれです!さすが情報もってますねー。
投稿: てつ | 2005.03.03 15:35
てつさん>
その映画、数年前に観たものでタイトルとか思い出せないんですが、
その映画では、地元の炭坑で働く労働者たちの楽団でした。
いっぽう、琉球交響楽団はプロフェッショナルの音楽家(演奏家)たちによるオーケストラです。
プロとアマの違いはあっても、一生懸命さは同じかもしれませんね。
投稿: KUWA | 2005.03.03 17:21