150年の伝統・伊計島ハーリー祭
150年の伝統を持つ『伊計島ハーリー祭』は、自然浜で行われる数少ないハーリーのひとつ。
宮古・八重山でさえも、自然浜で行われる海神祭は少なくなってきた。沖縄本島では、先日の名城ハーリーと、この伊計島ハーリーくらいだろう。
近年のハーリーは競漕が中心のような、まるでスポーツイベントのようなものも多くなってきた。浜の姿カタチだけでなく、時代と共に様式までも変化してゆくのだろうか。
伊計島の御願バーリーには、伝統的な様式が守られていた。
この漕ぎっぷりを観てほしい。なんと、美しいのだろう。
さすが、伊計島ハーリーのメインイベンター。
その彼らは、なんと『伊計老人クラブ』!
平均年齢73歳の11人のお爺さんたちだ!
この息の合い方、そして見事なフォーム。
普段から練習しているわけでは無いというから驚く。
「我々の時代は、毎日食うために手漕ぎの船を出して漁をしていたんだ。練習しなくても染みついている。今の若い者には、まだまだ負けないよ」
また、追い抜かれたとしても、最後まであきらめず、
一生懸命に漕ぎ続ける姿。
そして、彼らのこの熱い応援も、島一番だった。
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コメント
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かっこいいですねぇ~~~~!\(^o^)/
ほれちゃいます!(^_-)-☆
投稿: nao5 | 2005.06.14 21:08
おじいさんたち、とってもカッコ良かったです!
応援のおばあちゃんたちも!
年に一度おこなわれるこのハーリー祭を、本当に楽しみにしているんだなぁって、
そういう気持ちがよく伝わってきました。
投稿: KUWA | 2005.06.15 01:22