沖縄わらべうた取材こぼれ話[2]
閉館した遊園地を借り切っての撮影となった。
人っ子一人いない。まるで時間が止まっているような不思議な感覚だった。
草木さえも、呼吸していないかのよう。
“完全貸切だ!”
4人の若手唄者を撮ることになったのだが、
現場に入ってからの徹さんと美香さんのテンションが普段と違う。
誰一人いないハズなのに、
“ギャラリーがたくさん近寄ってきた…。
ヤバイ…はやく終わらせましょう”
と言う徹さん。
美香さんもうつむきはじめてきた。ふたりからは笑みが消えた。
…このままだと撮影どころじゃなくなる。
ものの10分もしないうちに撮影を切り上げることに。
最後にポツリと
“その写真に、何か写り込んでいるかもしれませんよ…”
とおどかす徹さん。
インタビュー記事掲載日の前日まで、しばらく写真を封印することに…。
(写真下:奥のふたりだけ、顔がこわばってしまっているが、
このあと、場所をかえての取材では、生気が戻ってきた。
沖縄戦激戦地ならではのエピソード)
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※そんな状況の中で取材撮影した、ウチナーわらべうた@RIKインタビュー記事はコチラ→
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