神歌の書
沖縄の神歌といえば、久高島のティルルが知られていますが、
なんと、“神歌の本”が出版されており、
県立図書館の返却棚に、“神ぬ歌”と題された分厚い書籍が
かなりの存在感を放って、そこにありました。
蔵書数が50万冊以上もある県立図書館の中から、
まるで、“借りていきなさい”と訴えかけているかのように。
なにか、とてつもない発見をしたような気分で、手に取り、
さっそく中のページを開いてみると、
“「おもろさうし」や「琉歌」は
昔から多くの人が作ったものですが、
『神ぬ歌』は、詠む人の意志とは関係無く
受動的に綴らされる歌です”
と、はじめに書かれています。
著者のカミンチュに降りてきた歌、ということなるようです。
第1集は630ページに300首、
第2集には342ページに150首、
計450首もの神歌が綴られています。
右ページには、手書きの筆文字で、琉歌調に八八八六で神歌が綴られています。
左ページには、【歌意】や【注釈】のほか、
さらには単語に対しての【語釈】も書かれているので、
わかりやすくまとめられています。
県立図書館での書籍管理番号は、
・第1集:K17-H55
・第2集:K17-H55-2
・著者は、比嘉善子 氏
・発行日は平成7年7月7日
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