辺野古に古代琉球、赤椀の世直し
なぜか僕は、斎場御嶽の中にある行ったことも無い場所に引き寄せられ、そこで神女(カミンチュ)と遭遇するという、正月早々に驚きの展開。
驚いていたのはむしろその方のほうで、いつもなら、初日の出の頃に拝みにくるところを、今年はなぜかこの時間帯(昼前)に来てしまったのだそうだ。そこで遭遇する……
御神酒のそばには、本が5冊ほど積み上げられていた。
よくみると、名護博教授の『邪馬台国総合説・赤椀の世直し』ではないか。
久高島の八月踊り(ハチグヮティ)の際に出会った大学教授の著書がなぜかそこにある。
沖縄・奄美は原初大和の生みの母胎であったとする説を学術的に書かれた書籍だ。
この本を通してみると、邪馬台国の頃の重要な鍵となる遺跡が“辺野古”に沈んでいるという。
その重要な場所をまるで覆い隠したいかのように、日米両政府は、沖縄県に相談も無しに、ヘリポート建設を急いでいる。
その本の最初ページを開くと、名護教授のサインと神歌『てぃんさぐぬ花』の歌詞が、一番ずつ手書きで書かれている。
「今日の良かる日に、巡り合わせで出会ったかたにお渡しすることにしているんです」
と、サインの最後には1月1日とまで書かれている!
なんと、自分がその一人目になろうとは。
(清めたばかりの本をその場で頂くわけだから当然だけれども)
「この一番から五番の歌詞の中で、あなたがこれだと思うものを選んでください」
僕が気になったのは、一番と三番。そこでもう一度、神歌としての解釈を伺った。
「親を敬いなさいというのは両親だけでなく、先祖代々までさかのぼり、それは神にまでつながることなんですよ」
と、原典をわかり易いコトバで説明して頂き、
その上で選んだのは、基本となる一番の歌詞が書かれたものを頂戴することになった。
なんという巡り合わせなのだろう。
でもこの縁起の良さは、独り占めにせずに、
読み終えたら、読者か誰かにプレゼントしようと思っています。
(この話しはまだまだ続く)
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コメント
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KUWAさん新年早々すごい話ですね!あまりにもすごいので、はじめはKUWAさんの初夢かと思いました。
なんだか、KUWAさんが「呼ばれた」んだと思います。沖縄の真実を伝える事がミッションなんでしょうね。
このご本はものすごく貴重で、きっとKUWAさんに託されたんじゃないでしょうか?家宝にしたらいいと思いますよ。
投稿: うお | 2006.01.03 10:30
神女とは何者か?シマの責任をまかされた者だからその有効な範囲はシマの内です。琉球王国が勝手にセーファを統率の宗教的基盤としたから、いかにも沖縄の神女と錯覚しがちですが、ほとんどいかがわしいものです。だってたかだか学者が語るひとつのアイデアに過ぎない本に感激する人は神女ではないはづです。神女「ヌルとしよう」は自律的、自発的で精妙なアイデアを天からしかえません。平和にかこつけた自尊は国体にかこつけた自尊と同列に危ない思想です。試しみに平和という観念をとっぱらってから見てみなさい。なぜゴホーラをとりに沖縄まできたかというと、恐怖をまぎらわすための呪具、いわゆる戦争のためだったわけです。今正しい戦争と思っているブッシュとなんらかわりはありません。ゴホーラをとりにきた事実だけを記述するのが歴史ですが「正しい戦争」を戦った勢力という意味づけは宗教です。平和にかこつけた安易な意見がおおすぎる!私はもちろん今回の政府側の提案には徹底反対です。
投稿: イカスミファンド | 2006.01.03 10:51
うおさん>
最初、神女(カミンチュ)さんが写っている写真を掲載するか躊躇して、
風景だけの写真にしていたんですけど、
やっぱり、少し写っている写真のほうにしました。
本は読み終わったら、ご縁のあるかたにまわしてゆきたいと思っています☆
投稿: KUWA | 2006.01.03 11:05
イカスミファンドさん>
神女と当て字をしましたが、カミンチュさんです。
そして、御万人の平和を願っているカミンチュさんは多いです。
それから、僕も、名護博先生と偶然ですが実際にお会いしたことがあるんです。
ちょうど読みたいと思っていた本でした。
なので、まずはこの本をよく読んでみたいと思います。
コメントありがとうございました。
投稿: KUWA | 2006.01.03 11:12
正月早々この出会い。今年は何かありますね…。
こういうお話を聞いてると、世の中何が正しく何が悪いのか、どんどん解らなくなっていく自分がいます(^^;)正しい宗教、思想なんて。。。
うおさんと同じく、その本KUWA家orRIKの家宝にされたほうが良いのでは。。手元にあればいつでもそのパワーが実感できそうですしね。
投稿: みのりん | 2006.01.03 11:21
みのりんさん>
お正月早々、ただの偶然ではないと思いますが。また、
せっかくの頂きものですが、ずっと一人で所有しておこうとは思っていません。
縁起の良いものは、みんなでまわしてゆけたらと思っています ^ ^
投稿: KUWA | 2006.01.03 11:36
KUWAさん、あけましておめでとうございます。
正月早々、ニュースですね。
本年も宜しくお願いします。
投稿: てつ | 2006.01.03 12:13
てつさん>
お正月から驚きの連続です。
これも何かの巡りあわせ。
もちろん、てつさんや三浦さん、ckoさんたちとの出会いも。
今年もよろしく!
投稿: KUWA | 2006.01.03 14:06
謹賀新年
今年も微熱なお話を楽しみにしております。
すでに
元旦からしてすごい展開になっておりますが(^^;
今年はさらに伝えることがいっぱい生まれそうですね
重ね重ね
さらなる活躍を御祈り致します
投稿: FT | 2006.01.03 18:26
FTさん>
すでに、“微熱”を超してしまっていて、
“ディープ”とか、そういうキーワードにさえもあてはまらない彼方へと、進んでいるかのようにも見えますが、
きっと、全体にいい方向に向かってゆきますよ!
そんな希望を持ちながら、今年も一歩一歩を確実に前進してゆきますので、
応援よろしくお願いしますネ!
投稿: KUWA | 2006.01.03 20:50
あけましておめでとうございます。
てぃんさぐぬ花、そうだったんですねー!
いつも気軽に歌いながら、不思議な感覚のする歌だと思ってました。納得!
投稿: pyo | 2006.01.04 00:54
pyoさん>
シンプルなメロディーですが、
心に染みいる美しい旋律ですよね。
インタビューしてお話を伺ってみると、
どうやら、天界のことが歌われているようなのです。
投稿: KUWA | 2006.01.04 06:46
あけましておめでとうございます。
ゾクゾクしながら前編も後編も読みました。
KUWAさんなりの道筋があるようで、偶然は偶然じゃなく、また更なる探求の役割。
今年もご活躍下さい。
今度はゆっくりご飯でも食べましょう!
投稿: YAN | 2006.01.04 09:36
そう、ただの好奇心がそうさせているのではないと思っています。
どこまで載せるのか、こちらも神経を使いながらのブログ更新ですが、
すべてが、いい方向に動きはじめているように、そう願って。
p.s.
こんど、てだこ亭で美味しいランチでもいかがですか?
投稿: KUWA | 2006.01.04 12:22