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2006.02.01

NPOの清掃がウタキ荒らしに?!

神の島・久高島の聖地・フボー御嶽が、あるNPO団体によって“清掃ボランティア”と称して神木伐採されたという事件が、昨日のタイムス朝刊に掲載されました。

他人の家(島)の庭に入り込み、勝手に掃除し始め(日頃、清掃されている大切な場所に?!)、終いには先祖代々(集落全体で)大事にしていた木(それも神木)を抜かれてしまったとしたら、どうでしょうか?
(→沖縄タイムス'06.1.31朝刊 26面 記事参照
記事には、無断現状変更違反として、注意指導したとありますが、'97年にも沖縄で最高の聖地・セーファー御嶽で一部の人が同じ様な事をしたという前科があります。こういうことを繰り返しているというのに、注意だけで済まされるのでしょうか?

もちろん、このNPOによる“善意の行動”のすべてが悪い訳ではないとは思います。というのも、NPO認定が平成13年8月24日ですから、この団体としては、初めての出来事だったのでしょうか。他の聖地でも目撃情報がありますが……。
心のケアーを目的とした県内の文化財めぐり、農業・土木作業を通じての技術、自立支援などの事業を行い、ゆ いまーるの精神のもとに、精神的サポートを提供し、すべての人々が心やすらいで生活できる社会づくりに寄与することを目的とする。
という目的をもって、日々社会貢献に励まれているのでしょうから、今後はこういう出来事はもう無いものと信じたいところです……。

また、島のかたはこう語ります。
「キレイにする、とはどういうことなのでしょうか?
他の聖地でもあるようにセメントで固めたり、今回のように、あるべき姿の場所にある大切なものを切り落としたりすることではありません。
日頃から、ゴミを落とさないように心がけることからはじまります。
これは、久高島だけの問題ではありません。あなたの島、あなたの地域にも言えることです。
沖縄の聖地を、自分たちでガードしなければならない時代になりました」
という涙ながらのメッセージに、とても深く考えさせられたのでした……。
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コメント

掃除するにしても、土地には持ち主や管理者がいるもので。
そこに断ってからやるべきですよね。(▼▼メ

社会人としての基本中の基本を
NPO団体として「知らなかった、謝る」
だけですませるってのはどうも解せないです。

ましてや土木作業というのは大掛かりだし
自然に影響あたえるものだし。
‘事業として行う’ならば尚更、団体としての基本姿勢が問題な気もします。
ほっとくとまた別の場所でやらかすかも。

3月に久高島に行こうかと考えているのですが、
こういうニュースはなんとも心が痛みます。
「善意」だけに、素直に怒ってよいのかも迷いますし・・・
言われないとわからないぐらい鬱蒼とした木々に隠れた場所もありますし、
御嶽を綺麗にすると言う感覚に大きなズレがあったのでしょうか。
こういうことで、島外からくる人に警戒心を持たれてしまうのも、
なんともやるせない気持ちになります。

pyoさん>
この団体を、ほかの場所・聖地でも見かけたという情報もあります……。

目立ってハッキリと判ったのが、今回の久高島のフボー御嶽の件と、
'97年のセーファー御嶽の伐採事件だったのでしょうか……。

他の場所でも、このようなことが無いように、
必ず、その地域の責任者や管理者に、ちゃんと断ってから、
清掃活動を行って頂きたいですね……。

NIPPYさん>
善意が偽善と疑われないよう、
もう2度と、このような事件を起こさないで頂きたいですよね。

なぜ、断りもなく、余所の地域の清掃土木をするでしょうか……。
中には、その地域に断り無くボランティア活動をする事こそが清いことだと信じている宗教などもありますが……。
でも、pyoさんのコメントにもありますように、土地の地主や管理者に断ってからが、やはり最低限のルールだと思います。

ましてや久高島は、余所からわざわざ団体で掃除にきてもらうまでもなく、場所によっては、毎朝きちんと清掃している聖地だってあります。

そしてフボー御嶽には、入り口にハッキリと『男性の立ち入りを禁止』するという立て看板が立っています。
その地域のしきたりを無視せず、どうか尊重して頂きたいです……。

>NPO認定が平成13年8月24日ですから、この団体としては、初めての出来事だったのでしょうか。

NPO認定前から活動はしていたという可能もありますね。

タイムスの記事検索で97年の斎場御嶽の事件が出てきます。

http://db.okinawatimes.co.jp/cgi-bin/search.pl?data=NEWS/1998/02/24/19980224M025-01-05.text&query=%1B%24B%3AX%3El8fVV%1B%28B&dbname=/data2/INDEX/NEWS&format=long&year=1998&month=all&nextskip=&nexttop=&subid=29

「宗教団体」となっていますが、さて・・・

同じく直後のタイムス紙の記事

http://db.okinawatimes.co.jp/cgi-bin/search.pl?data=NEWS/1998/03/11/19980311M017-01-13.text&query=%1B%24B%3AX%3El8fVV%1B%28B&dbname=/data2/INDEX/NEWS&format=long&year=1998&month=all&nextskip=&nexttop=&subid=27

ここに限らず、以前から「シマの人間にとっての聖域」を何か勘違いしちゃう人間は多いようで。

あら、URL切れちゃった。
タイムスHPの記事検索で98年の2月と3月、「斎場御嶽」で検索かけるといろいろ出てきます。新報は残念ながら有料検索ですね。

じみーちゃん>
それは、大いにありえるかも……。

というのは、ブログにも書きましたが、
NPO法人化する前から、一部のメンバーが同様の事件を起こしており、
新聞沙汰になっているくらいですから……。
(ホソダさんからタイムス記事URLをお知らせ頂きました)

また、ほかの御嶽やグスクでも目撃情報情報がありますから、
目立って問題になったのが、今回の久高島とセーファー御嶽の事件で、
ほかにもあるかもしれませんね……。

同じ団体でなかったとしても、
このようなケースが度々ある、ということ自体が問題ですね。

ホソダさん>
過去記事紹介ありがとうございます。

> 宗教関係者は「伐採した一帯が斎場御嶽とは知らず、
> 人の土地という認識もなかった。
> 信仰で行ったことで悪意はないが、無断でやったのは事実。
> 誤りたい」と話している。
>
斎場御嶽も、フボー御嶽も、知らなかったはずはないでしょう……。

それから、やはり宗教関係者だったんですね!

kuwaさん、こんにちは。
フボー御嶽?クボー御嶽かなと思っていたのですが。
初歩的な質問ですみません。

比嘉安雄さんの著書『日本人の魂の原源 沖縄久高島』では、
“フボー”御嶽です。
また、人によっては“クボー”御嶽とも発音していますし、
表記は、両方ともあるようです。

kuwaさん、説明ありがとうございました。
上記の本、まだ未読なので探して読んでみたいと思います。

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