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2006.03.04

三線の日にこの一枚を捧ぐ


沖縄文化の源流を探ってみたいと思ったのです。とは王府おもろのCD化を実現した関係者の言葉。
失われた『おもろ』の譜はまだ行方わからず、しかし、5曲6節が今も伝承されています。
王府おもろの第14代伝承者・山内盛彬氏(1890〜1986)の生前の頃の貴重な音源が、ついに世に発表されることになったというのが、このCD『王府おもろとウムイ』(FOCD9248)。

なにより『おもろ』の文献はあっても、音源そのものは珍しいもので、この音源、身内あたりにしか伝承されていない貴重な記録集でした。
研究者の比嘉悦子氏らが中心となって、沖縄伝統文化CD制作委員会をたちあげ、3年の年月をかけ、世間に発表することに至ったのです。

山内盛彬氏の師にあたり、代々王府おもろを伝承してこられた安仁屋家の『おもろ』本は、尚家本もろとも沖縄戦で紛失。おそらく米軍の戦利品として持ち去られたのではないだろうかと言われています。
のちに、その行方を追って渡米までして調査したにもかかわらず、いまだに行方不明。

現在、伝承されている歌は、わずか5曲6節。紛失したおもろ本にはさらに多くの譜面が残されているのです。

いまでも、その手がかりを求めています。
“沖縄に返してください”
どうか、戻るべきところに戻りますように。


また、王府の神歌『おもろ』のほか、各地域の神歌『ウムイ』や『クエーナ』も収録されています。ウムイやクエーナと、王府おもろの違いは、特に前後に“うみもじ”がかかってくること。また、歌われる内容も当然違ってきます。
その違いもまた観賞でき、64ページにわたるブックレットにはおもろの譜面もあり、注目の1枚です。

※今月の『RIK編集部オススメ盤』です。
 以上は、ブックレットにも掲載されていないRIK編集部独自の
 取材・調査によるものも含まれます。

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コメント

クエーナってアイヌかと思いました。

貴重な音源ですね、、このCD聞いてみたい。

lotus55さん>
地域によっても、呼び方が違うようです。

この貴重な音源は、記事中のリンク先からも購入できますよ。

また、購入されたら、感想もお聞かせくださいね。

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