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2006.04.30

12聖地目・知念グスク

知念グスク
知念グスク
「ただ、むやみやたらにいつでも行けばいいというものでもなく、
 良い日を選んで拝みにゆきます。
 その日取りを決めるのは、我々では判断できないのですが」

とガイドさんも語るくらい、
本来、聖地は観光でまわるところではないという。

なので、観光気分ではなく、畏れ敬う心構えが何よりまず大切。
グスク(城)とはいっても、観光地のお城巡りとは意味が異なる。
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【12聖地目・知念グスク・補足解説】
アマミキヨがはじめて神に祈ったといわれる聖地。
(国指定史跡文化財/県指定建造物文化財)

[目次] 01園比屋武御嶽|02御殿山|03親川|04場天御嶽
    05佐敷グスク|06テダ御川|07斎場御嶽|08浜川御嶽
    09ヤハラヅカサ|10受水走水|11知念大川|12知念グスク
    13ミントングスク|14玉城グスク

2006.04.29

11聖地目・知念大川

知念大川
「聖地に向かう前に、まずは身を清めてください。
 自宅でシャワーを浴びてくるだけでも結構ですから」

聖地の近くにある川や井戸などの水場は、
生活するためのものだけでなく、身を清めるための役割もある。
知念グスクに登る前にここで手足を洗ったものであったが、
今ではコースが逆になってしまっている。

人様のお宅におじゃまする際、小綺麗にしてゆくように
それはちょっとしたエチケット。

「それから、最近では…、
 聖地へのタバコのポイ捨てなどのゴミが目立ちますね」

そういう小さな塵から注意してみよう。
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【11聖地目・知念大川・補足解説】
この知念大川(チネンウッカー)のすぐ後ろには、アマミキヨが天から稲を持ち込み植えたといい伝えられているもうひとつの稲作発祥の地・ウカルハルがある。

[目次] 01園比屋武御嶽|02御殿山|03親川|04場天御嶽
    05佐敷グスク|06テダ御川|07斎場御嶽|08浜川御嶽
    09ヤハラヅカサ|10受水走水|11知念大川|12知念グスク
    13ミントングスク|14玉城グスク

2006.04.28

10聖地目・受水走水

1受水走水
1受水走水
「沖縄の場合は、自然界が神ですからね」

というガイドさんの言葉。それで十分だった。

この沖縄の稲作発祥の地では、
今でも、玉城中村渠地区の方々が、
親から子へ、子から孫へと、
田植えの儀式=親田御願を代々継承している。

たとえ雨風で穂先が倒されそうになろうとも、
根本は揺るがないように、
先祖を敬う姿が、しっかりと根っこにある。
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【10聖地目・受水走水・補足解説】
聖水が湧き出る2つの泉・受水と走水。稲作発祥の伝説も残っている。

[目次] 01園比屋武御嶽|02御殿山|03親川|04場天御嶽
    05佐敷グスク|06テダ御川|07斎場御嶽|08浜川御嶽
    09ヤハラヅカサ|10受水走水|11知念大川|12知念グスク
    13ミントングスク|14玉城グスク

2006.04.27

9聖地目・ヤハラヅカサ

ヤハラヅカサ
「拝みをしている最中の人たちに声をかけてはいけませんよ。
 横から“祈り”をさえぎってはいけないのです」

観光地・首里城のすぐ脇にある園比屋武御嶽をはじめ、
通行人からもよく見える道ばたの隅にある拝所などで、
ウートートーと拝んでいる光景がごく日常的。

そう、沖縄には祈りの姿がごく普通にある。
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【9聖地目・ヤハラヅカサ・補足解説】
琉球の先祖神・アマミキヨが上陸した第一歩を印した海岸だといわれている。

[目次] 01園比屋武御嶽|02御殿山|03親川|04場天御嶽
    05佐敷グスク|06テダ御川|07斎場御嶽|08浜川御嶽
    09ヤハラヅカサ|10受水走水|11知念大川|12知念グスク
    13ミントングスク|14玉城グスク

2006.04.26

8聖地目・浜川御嶽

浜川御嶽
「拝所の屋根は、たいてい低いですよね?
 それには意味があるんです」

すべての拝所に屋根があるわけではないが、
屋根がついている場合は、そういえば低くめに造られている。

「それは、“自然に頭が下がるように”と、
 そういう造りになっているんですよ」

ガイドさんからのそういうシンプルなお話が
わかりやすくてありがたいのです。
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【8聖地目・浜川御嶽・補足解説】
アマミキヨが仮住まいしたといわれる聖地。

[目次] 01園比屋武御嶽|02御殿山|03親川|04場天御嶽
    05佐敷グスク|06テダ御川|07斎場御嶽|08浜川御嶽
    09ヤハラヅカサ|10受水走水|11知念大川|12知念グスク
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2006.04.25

7聖地目・斎場御嶽

斎場御嶽
「この入口(御門口)で十分なんですよ。
ここの香炉から、中にある拝所に通じてゆくんです」

ここ斎場御嶽(セイファーウタキ)は、琉球の創世神・アマミキヨがつくったといわれる国始めの七御嶽のひとつ。
のちの統治者・琉球王府は、神に認知してもらう為の儀式を行った霊地。

かつては、お役目でもない限りは一般はこの御門口まで。
男子禁制の場所でもあった。
斎場御嶽
中には入ることができなくても、入口にある香炉が、中の拝所へと祈りが通ってゆく場所。それは現代になっても変わらないという。
そういう意味がある香炉が、知らずに踏みつけられてしまっていたり、賽銭が投げらつけられてしまったり…。

“聖地はそもそも祈りの場所”なのだということを念頭に、敬意をもってこの御門口から入場してみよう。
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【7聖地目・斎場御嶽・補足解説】
沖縄最高の霊地。王朝時代は、王府最高の神職者・聞得大君の即位儀式が行われた聖地。

[目次] 01園比屋武御嶽|02御殿山|03親川|04場天御嶽
    05佐敷グスク|06テダ御川|07斎場御嶽|08浜川御嶽
    09ヤハラヅカサ|10受水走水|11知念大川|12知念グスク
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2006.04.24

6聖地目・テダ御川

テダ御川
「沖縄の場合、御利益にあやかるというよりは、
基本はまず“感謝”ですね」

テダ御川に降りる手前で美しいリーフが目の前に広がり、
久高島を望みながら、ガイドさんはそう言った。

祈りとは何か?の前に、
“感謝”とは何か?

そもそも何か見返りを求めにきたり、
具体的な成果を期待して巡るのではなく、
「自分が生かされていることへの感謝」
つまり、願掛けばかりをするところではないという。

だから投げ銭の文化はそもそも沖縄には無い。
聖地にある香炉などへ賽銭は不要。
お金をもらって喜ぶ相手ではなく、
日常の行いの中から認められていくものなのだろう。
人間も自然の一部なのだから。
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【6聖地目・テダ御川・補足解説】
太陽神が降臨したといわれる聖地。王府が久高島参詣の際、ここで船を泊め、航路安全のオモロを謡った。

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    05佐敷グスク|06テダ御川|07斎場御嶽|08浜川御嶽
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2006.04.23

5聖地目・佐敷グスク

佐敷グスク
佐敷グスク
「手前は人(尚思紹、尚巴志)が住んでいたところ。
 そして奥が、神がいるところです」

南国の植物が茂る丘に鳥居があるのは不思議なバランス。
この階段を登ると、住居跡につきしろの宮が。
さらにその奥の何も無い自然の中に神が宿っているのだという。
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【5聖地目・佐敷グスク・補足解説】
中山を攻め滅ぼした尚巴志が首里に移る際、城郭の石をすべて首里城に運んだと伝えられている。

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2006.04.22

4聖地目・場天御嶽

場天御嶽
「場天御嶽(バテンウタキ)などには何カ所も拝所がありますよね。
 でもどこからお参りすればいいのかわかりますか?」
「ですので、我々一般は、入口に入る手前のほうから、
“おじゃまします”と一礼することです」

3次元の世界であっても、よその敷地に入るときには挨拶が必要ですよね、とガイドさん。

その時々のお参りの順序がわかって巡るわけではなく見学なら、
“ここを荒らしにきたわけではありません。
 失礼させて頂きます”
 ということを、口に出さなくても
 心の中で唱えるだけでもいいから、
 きちんとことわってから入るべきとのこと。
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【4聖地目・場天御嶽・補足解説】
かつての琉球の村々は、村落の守り神が宿っている場所を中心にして村が形成されていった。ここは三山統一の覇者・尚巴志の祖父、佐銘川大主が伊平屋島から逃れて移り住んだところ。

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2006.04.21

3聖地目・親川(エーガー)

親川
「コンクリートで作ったお社のようなものがあるけれど、
 沖縄では、あくまでもカタチとして置いています。
 本来、姿カタチあるものではないんですよ」
 とガイドさん。

だからと言って、聖地にある石などを“記念に持ち帰ろう”なんて思ってはならない。
もし、間違ってそんなことを起こしてしまった場合は、すみやかに元にあった位置に戻し、その地に詫びること。

聖地に限らず、古い屋敷などにある石を、形がいいからと持ち帰ってしまったことで災いを招いてしまうケースもあるようだ。
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【3聖地目・親川・補足解説】
浜の御殿に舞い降りた天女の御子の産井(ウブガー)とも伝えられている。親川(エーガー)では、その霊力を得る儀式『お水撫で』がかつて行われた。

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2006.04.20

2聖地目・御殿山

御殿山
「聖地訪問する際は、
 敷地内に入る前に一礼し、
“見学に来ました”など、
 心の中で唱えること」

と聖地に入る前の心得をわかりやすく解説し、
ガイドさん自ら一礼した。

市町村が発行しているガイドブックに載っているからといって、
いきなりズカズカと聖地に踏み入っていいということでもない。
何百年もの間、その地域の人々が大切にしてきた場所に入ることになるわけだから、まずはそれなりの心構えが必要になってくる。

そこを宗教染みず、わかりやすい言葉でガイドしてくれる濃すぎない案内役。
敏感で、かつ“聖地巡礼”に浮かれることがないモデル役。
無神論者であり、バランス感覚がいいアシスタント。
今回の旅に、ベストなスタッフが揃い、
天女が天から降りてきたともいわれる伝説の地『御殿山(うどぅんやま)』に立つ。
かつてここは、国王らの『久高島参詣』には発着の地点でもある。
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【2聖地目・御殿山・補足解説】
聞得大君が『御新下り(うわらうり)』の際、ここに仮御殿が設営され、親川(えーがー)の水で、『水撫での儀式』が行われた。別名『浜の御殿』ともいわれる。

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2006.04.18

1聖地目・園比屋武御嶽

園比屋武御嶽
「この扉の向こうは四次元の世界ですよ」
「そう。何も無いんです。
 目に見えるものだけがすべてではないんです」
 と、園比屋武御嶽(スヌヒャンウタキ)の門について、
 プロの案内人はそう言った。

今回の取材では、プロの案内人に聖地巡りを依頼した。それには理由がある。

斎場御嶽、今帰仁城跡、中城城跡など、沖縄の重要な聖地が世界遺産になったことで注目されるようになり、そして観光地にもなってしまったことで、本来の静かな祈りの場が少しずつその許容範囲を超え、ついには聖地が荒らされてしまう事件までが起きてしまう。

大きな事件は報道されることもあるが、報道されていない小さな出来事も日々起きているようだ。
例えば、斎場御嶽の入口にあたり重要な起点でもある御門口(ウジョウグチ)にある石の香炉の上に土足で乗っかったり、蹴られて落ちてしまったり…。

琉球最高の聖地・斎場御嶽は、かつては一般の人は御門口までしか入場が許されず、その香炉は、場内にある御嶽に祈りを通す大切なもの。
それを知らずに“ただの石だと思って”踏みつけてしまっている人たちも実際にいるらしい。

ならばきちんとガイドするものが必要だ。
斎場御嶽にも、中城城跡にも、オプションでプロのガイドがついたりもするのだが、皆が利用してくれるわけではない。
微力ながら自分にもできることはないだろうか? できることからはじめてみよう。
そこで、本やインターネットを通じて、ご紹介してゆけたらと思い、それを実行することになった。

全14話続く話ですが、お付き合いのほど、よろしくお願いします。
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【1聖地目・園比屋武御嶽・補足解説】
王府公式行事や祭祀では重要な起点となる聖地。『東御廻い』などでは第1番目の拝所であったと伝えられている。

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2006.04.16

琉球海炎祭・番外編 [七頭の白龍]


まるで、七頭の白い龍が天に昇るかのようだった。

このショットはおまけだけど、悪天候にもかかわらず無事本番の撮影をすることができた。

同じ浜で、僕らは真っ昼間から貸切で海浜△野球をして遊んでいた場所だったが、夜はまったく表情を変えた。
風が北回りで強くなり、海は白波が立っている。おそらくクルーズ船は欠航したに違いない。
直前に、かなり重めの三脚を買い直して大正解だった。

沖縄の音楽と、花火がシンクロするイリュージョン。
途中、聴き覚えがある歌声と三線で、
“♪それにつけても、おやつはカール”
“♪もうひとつ、チェルシー”
と、どこかで聴いたことがある歌が流れたのが、妙に気になった。

翌日、斎場御嶽で、その歌の張本人とバッタリ出会う。
斎場御嶽に咲くデイゴを眺めていたら、
「KUWAさーん!」と呼ぶ人が。
宮良牧子だった。
「そうなんです。歌っていたのは私たち。
きのうのあの歌、琉球海炎祭のためのオリジナル録音なんですよ」

いつもこの場所で、強力な磁石が働くのが不思議。

ところでなんで、斎場御嶽に僕らはいるのか。
明日から、全14話で徐々にお伝えしてゆく予定です。

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2006.04.15

メッセンジャー宮本亜門


さちばるの住人・宮本亜門さんが、もう何年も悩んで“声に出したかったこと”。
それを思い切って周りに声をかけはじめたところ、
「実は私もそう思っていた」とアーティストたちが連鎖するように呼応していった。
それが『島や宝』コンサート。
口に出して間もなく、たった2カ月の間にそれを具体的に実現していった。

亜門さんのところから声をかけられたのは後のほうだけど、
久高島聖地荒らし事件などにショックを受け、同じように“そう想い”、なんらかのアクションを検討しはじめたのは、ちょうど同じ時期だった。
そのことを告げると、
「KUWAさんが感じ取って行動しようと思ったように、たぶん、そういうタイミングがあちらこちらで起きているんだと思います。そのひとつが『島や宝』です。多くのアーティストの方々から賛同を頂き、そこに皆さんがボランティアで参加してくださることになりました」と亜門さん。

まずは、その『島や宝』コンサートのレポートをRIKに掲載。
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/music/report/simaya_takara/index.html

ここに参加したというだけでも大きいことだけれど、
アーティストだから芸能で表現するのはもちろんだけど、

記事にしてみると、歌だけを歌った人よりも、
語ってくださったアーティストの記事が割合が大きくなっていった。

音楽的にどうだったというよりも、
“どんなメッセージを発し”“そこから何を受け取るのか”
そういう場だったのだと思う。

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2006.04.14

メッセンジャー平良とみ

平良とみ
平良とみ
「今は自然や環境がどんどんと変化して、
“言葉にしか沖縄が残っていない”んです」

 と語る平良とみさんの言葉に、

 どんな想いで、
 うちなーぐち講座を引き受けているのかが伝わってきた。

“本当に伝えたいこと”
 が彼女のひと言、ひと言にこめられていた。

『島や宝』コンサートの時もそうだった。
 とても多くのメッセージを発していたのを、
 僕らひとりひとりがどこまでキャッチして、
 それをまた次へと継いでゆくのか。

・平良とみ、平良進さんへのインタビュー記事はこちら
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/from/sibai/index.html
(『歌と芝居に学ぶウチナーグチ』)

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2006.04.12

メッセンジャーAWICH



最近、たとえ取材でもあっても“偶然って無い”。だからこの日のインタビューも“何かある”と覚悟しながら、ひとりの女性アーティストと会う。

「RAPを表現手段として選んだのは、“メッセージ”をたくさん込められるから」
「言葉でもアートでも“メッセージや伝えるものが無いとまったく意味が無い”と思う」
「言葉も文化というけれど、文化は宿る肉体がないと。だって文化は生き物だから。
今、自分たちは“肉体がない状態”で受け継げていない」
「島くとぅばの“言霊”は、はっきり言って消えてしまっていますよ」

次から次へと濃度100%のメッセージを発してゆくのは、
沖縄最強のラッパー・AWICH。昨年のMCバトルのチャンピオンはそれ以上の存在だと確信した。

「沖縄の人たちは“光”を持っているんで、それを自分で気づいてほしいし、活かしてほしいし、人の為に使ってほしい」

久しぶりに自分からマイクを向けた相手は、やはり“メッセンジャー”だった。

鳥肌が立ちっぱなしとなったインタビューをまずはRIKに掲載!
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/speak/awich/index.html
(RIK『AWICH』インタビュー記事)
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2006.04.11

メッセンジャー宮沢和史


THE BOOMの宮沢和史さんは“メッセンジャー”じゃないかな?
って誰かが言った。そんなことを言う人が少なくとも2人はいたことを記憶している。

先日、その宮沢さんが来沖した時、僕らは取材の機会に恵まれた。
RIKには、ライターのKEN子さんが指定の字数をオーバーしてしまうほどの気持ちがこもったライブレポを書いてくれた。
→『宮沢和史ライブレポ@RIK』
その原稿を受け取った僕は、削るどころか加筆してさらに限界の向こうへ。

そして、先日は、宮沢さんのファン会報に、
RIKとは別のカットを掲載させて頂くことになった。
(S編集長>ご指名ありがとうございます)

宮沢さんとアルベルトの対談は
ファンクラブ会員だけへのプレゼント。
ちょっとうらやましいよね。

BOOM宮沢さんの“島唄”。
BEGIN比嘉栄昇の“島人の宝”。
喜納昌吉さんの“花〜すべての人の心に花を〜”。

永く人々に愛され歌い継がれているこれらのメッセージソングには、ただ“いい歌”というだけではない、
“超えたもの”が聴く者の心に届いているのだろう。

RIKでは、今月の読者プレゼントに、
→『♪島唄』と『♪花』のオルゴールを各1名様に
涙型のオルゴールからこぼれでてくる“おとだま”を受け取って頂ければとご用意してみました。
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2006.04.10

沖縄島で一番南のフォークの日







沖縄島で一番南のフォークの日は、
まったくアンプ無しだから、紅白ロープの枠内で楽しむ。
そう、生歌が届くところまで。

大切にして生まれた沖縄の新しい歌から、名曲メドレー、
“小笠原の古謡”など、FOLK(民族)SONGで音の交流、
そして安息の休日。
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2006.04.09

第3回いぎみてぃぐま




いぎみてぃぐま?
=大宜味・手作り・上手な大宜味村発・工芸展示即売会が
大宜味村の芭蕉布会館にて本日午後7時まで開催中。

喜如嘉の“オクラレルカ”の花畑の近くです。

素敵な笑顔の二人は、芭蕉布職人のふさえさん(左)と、
漆喰シーサー職人のユキさん(右)です。
おふたりとも、喜如嘉に根を張ってがんばっている作家さんです。

ぜひ、大宜味の自然素材を使った工芸作品に触れてみてくださいね。
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2006.04.08

迷宮の辺野古スパイラル

Henoko
V字形で広がってしまう?!

出口の見えないスパイラル。

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2006.04.07

被爆桜、へし折られる

桜吹雪が舞うこの季節に、
また心ない事件が起きてしまったようです。

広島原爆の爆心地近くにあって被爆したにもかかわらず、
枯れずに毎年きれいな花を咲かせていた桜の木。
数年前に移植して大事に育てていたその苗木が、
すべてへし折られてしまったようです……。
(記事『公園の被爆桜、折られる 広島 』

“心ない(心はどこへ)”この歪みはいったい何?

沖縄では、久高島聖地荒らし事件斎場御嶽の壺盗難事件……。
こんどは広島の被爆桜が……。

今までは常識的にありえなかった“心ない事件”が多発中。
注意信号が、黄色から赤に変わろうとしています。
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2006.04.06

海楽でつながる、さちばるで流す


今年の海楽には、あやさんのスチール撮影とビデオを回しに出掛けた。ただ、それだけのつもりだったのだけど、また強力な“磁石”がはたらいた。

元旦に斎場御嶽で出会ったカミンチュさんとばったり再会。N教授とも。
“偶然にも、今朝はKUWAさんの話をしていたところなのよ!”と。

さらには、玉城グスクで出会った修行僧のような青年とも再会。
“久高島で、「今日、ここに行きなさい。ここで人と人が結びつき、作用していきますよ」と言われ、たどり着いたらKUWAさんがいてびっくりしました!”という。

海辺では、小嶋さちほさんが、竜宮にまつわる歌をライアで奏でていた。

ほかにも、斎場御嶽に詳しいガイドのかたや、知念の教育委員会のO氏も訪れ、例の斎場御嶽の壺盗難事件についてをそれぞれから直接聞き取ることができたりと、
この日は、何人の人と繋がったのだろう。
さちばるの浜が、まるで魂のスクランブル交差点のようだった。

時にはご縁が自然消滅することもある。今日は、そのひとつがきれいに清算。これでRIKに専念できそう☆
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2006.04.05

黄金の座布団

Zabuton1
Zabuton2
ある聖地でみかけた黄金色に輝いていたこれ、五角形で縁起よさそうですよね?

じつはこれもヒトデの仲間で、サンゴを餌にしているしているのだそうですが、個体数が少ないので鬼ヒトデのような大きな被害にはならないようです。

コブヒトデ科のマンジュウヒトデというそうですが、コブとかマンジュウというよりは“黄金の座布団”というイメージで、海辺で輝いていました。
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2006.04.04

平安座島×DUTY×カクマク

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あの平安座島の伝統的な祭事の中で、もうひとりの革命児・DUTY FREE SHOPP.×カクマクシャカの歴史的瞬間を、僕らRIK取材班は見逃すことはなかった。

なぜ、平安座島の浜下り行事にDUTY×カクマクなのか? それは4月28日には明らかになると思うが、ご縁がつながって、そこに立ち会うことになったという。

いったいどんな化学変化が起こるのか?! このとてもスリリングな展開に、平安座島の皆さんたちの懐はとても深かった。
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反発しあうことなく、1曲目からリズムをつかんで踊り始めた。
2曲目の『民のドミノ』『SOUTH天加那志』では、なんと三線を弾きはじめた! さらには遊びで“鳩ぽっぽ”を合わせてくる。

誰も予測がつかなかったこんな化学変化は楽しい!
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2006.04.03

平安座島の浜下り。あの岩の向こうで



平安座島には1年に一度、徒歩で渡ることができる小島がある。

浜下りの日、御輿をかつぎ、島に渡るのが男たちで、浜でその帰りを迎えるのが女性たち。
“あの岩の向こうに何があるのかはわからない”と、平安座のおばあちゃんたちと一緒に浜で眺めていた安村くんは、そんな話を島の老女から聞いたのだとか。

唯一、その小島“ナンジャ岩”に登り奉納芸能を納める女性がいた。平安座島のカミンチュさんだ。
平安座の山〜海上の岩〜小島と、一直線に東へ向かっている。その一番東の崖っぷちに立ち、一年の豊漁を願い舞い踊る。

舞が大きくなった時、
海上から二頭の龍神が舞い上がっていった瞬間だったという。
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2006.04.02

もうひとつの浜下り



沖縄の旧暦3月3日の習わしは、歌とお供え物の中に、古くからの伝統を見ることができました。
地域によっては、カーサムーチー(鬼餅)を供えるところがあるようです。

理由をたずねてみても“昔からだから”と言われるだけではっきりしない場合もありましたが、女性が浜に下りて“鬼・邪(蛇)を祓う”意味があるようです。
(ここで再び鬼餅が……)

また久高島では、旧3月3日に、男の儀式“三月綱”も行われ続けています。

この日、ジューサンナヤー(13歳を迎えた者)は、一人前の海人になるためのけじめの日。そして島の一年の豊漁を祈願する日。

追い込み漁で収穫した魚も大人たちと同等に、ちゃんと一人前の分け前をもらえるんです。
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