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2006.05.06

大工哲弘『ジンターランド』インタビュー

大工哲弘
大工哲弘
本土の人間からみても、沖縄の歌の中に郷愁を誘うものがあったとしたなら?
それは失われた故郷を“探した気”になっているだけではないだろうかと。
もともと、本土の音楽の中にも昔の街並みにも、“故郷”の香りがするものが“あった”。
それを証明するかのように、大工哲弘さんの新譜では“ジンタ”で聴かせる。
今回は俗謡から労働歌のほか、本土のわらべ歌まで収録されている。なぜ、あえて本土の童謡なのだろうか。

お孫さんには、いつも八重山の子守り唄を歌って聴かせているのだという。
昔ながらの子守唄を聴かせてあげるとすやすやと安眠するというから、沖縄で何百年も歌い継がれている子守唄の魂はしっかりと“生きている”。
いっぽう、本土の昔歌はどこへ?

大工哲弘だからあえて、沖縄や八重山の生きたわらべ歌ではなく、本土の消えかけた“歌”を蘇らせるかのようにアルバム『ジンターランド』には収録されている。
「親子で、家族で、“歌の会話”をしてほしい。今、そういう環境が失われつつある」と訴える大工哲弘さん。
沖縄から本土への逆メッセージでもある。

10年前のチンドンスタイルのアルバム『ジンターナショナル』が、活動休止中だった白百合クラブを復活させるきっかけをつくり、ソウルフラワー・モノノケ・サミットなど若手に影響を与え、今もリスペクトされ続けているように、また今度の新作がどのように世の中に作用してゆくのか、ぞくぞくしている。

RIK恒例のロング・インタビューは、近日公開予定。乞うご期待!
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コメント

CDはいつ発売なのですか?

御影大使さん>
こんにちは。

RIKの新譜コーナー[5月のトピックス]でもご紹介しましたが、
発売は、5月下旬予定(6月にくいこむかも)とのことです。
どうぞ、お楽しみに!

KUWAさんご無沙汰です。
5/15から訪沖します。でも途中は八重山で、本島は5/20-22に滞在予定。
閑話休題

大工哲弘さんのカセットを石垣の友人から借りました。聞きたかったのはヤクジャマー節。
6月4日の水族館の講演会が私の担当で、ただ学芸員が生物の話をするのもつまらないので、干潟の生物が登場する沖縄民謡を来場者に聞いていただこうというネライです。その方が来場者も楽しいだろうし。

それは、カセットだったのですが、現在カセットを聴く機械すら回りになくなっている事に気づきました(笑)でも無事MP3に出来ましたが。

GARASAN>
再び来沖予定なのですね。

カセットテープ、今では貴重ですよね>再生デッキが。

うちも、テープが今もいくつか残っているというのに、カセットデッキがありません。
こんどはCDですから、再生にも困りませんね。

なにより、とにかくこの作品を世に出す意味が深いということを、
インタビューを通してより知ることになりました。

近日中に、記事にまとめて公開予定です!

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