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2006.06.29

竜宮からカメ

Umi2
今朝は、5時半に那覇集合で、定置網漁の取材へ。
新月も過ぎ、漁のタイミングを外してしまってはいるけれど、過密スケジュールの為、今日しか予定が空かない。
2日前にも、その網には大きなジンベイザメが迷い込んできたばかりで、2度はそんなサプライズもないだろう。

漁獲については、あまり過剰に期待しすぎないように出掛けてみた。
ところが、驚きなことに、大漁!
もっと大きなサプライズは、まだ2日しか経っていないというのに、別のジンベイザメが定位置網に来客!
(こんなことは珍しいとのこと)
さらには、ウミガメが2匹も登場!
なんて嬉しいサプライズ。でもどうして?

じつは数日前に、ライターさんはその地域の海の神々が祀られている拝所へと行き、
「取材当日には、またこちらの地域におじゃまさせて頂きます。どうぞよろしくお願いします」
と、挨拶にいったのだとか。
決して、“取材のために大漁”とか“ウミガメやジンベイに会いたい”という願掛けはしなかったという。

もちろん、取材後は、その報告と感謝を伝えに再びその場所へ。

豊かな海、竜宮の神々に感謝。
「どうもありがとうございました」
(ライターさんにもいつも感謝です)
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2006.06.28

若輩者ながら、写真で表現させて頂きます

Heiwa1
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アートという“表現”で平和を考える『沖縄平和美術展』。
若輩者ながら、今年は写真作品で出展させて頂くことに。

だが搬入日は平日。仕事中に事務局側から催促の電話。
慌てて作品を持ち込むと、そこに大御所が。
「17:00過ぎに来るという輩は、君だったか!」
と、小橋川共男さん。
(伝統的なお祭りの会場などで度々お会いする機会が)

なんとか、端っこに展示スペースを確保して頂いた。

「この写真なら、もっと早く持ってきてくれれば良かったのに。今からだと設置レイアウトの変更がきかない。仕方ない、このまま端っこでいこう」
とは、また別のかた。(恐縮です。どうもすみません...)

写真だけでなく、絵画、彫刻などの立体、ほか、
魂の入った作品の数々が、会場内にびっしりと納められている。

『第24回 沖縄平和美術展』
・期 間:6/27(火)〜7/2(日)
・会 場:那覇市民ギャラリー(パレットくもじ6F)
     10:00〜19:00(最終日は17:00)
・入場料:無料

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2006.06.26

“もの想う”イベントに参加して

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25日(日)は、朝早くからジョイアスロン大会に参加後、BEGIN主催の『うたの日』コンサートへ。

今年のジョイアスロンは、偶然に『慰霊の日』に近い日に開催になったといいますが、
参加者の中には、いろいろ想いを巡らせながらコースを歩んでいる人の姿も。
そのひとりは、『平和祈願慰霊大行進』にも参加されたそうで、糸満市役所から平和記念堂までの約8キロを歩いたそうです。
また、その“想い”についても伺うことができました。

そして午後には、そのまま『うたの日』のコンサート会場へと直行。
こちらも、6.23に沖縄戦(の組織的戦闘)が終わって、自由に歌が歌えるようになった喜びをみんなでかみしめようというような主旨のコンサート。ステージの上から「観客も出演者なんだよ」って、そうやってみんなで歌声を合わせることが、どこか高いところまで通じてゆくようでした。
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そして、本日のRIK記事は『慰霊の日に想う』第2弾。
“もの想う”佐喜眞美術館での慰霊の日イベントのレポートです。
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/from/ireinohi2/index.html
(執筆は、YANTY藤原)

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2006.06.24

本家『うたの日』を観にゆく前に

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Zenyasai
本家『うたの日』コンサートを観にゆく前に立ち寄る場所、
それが昨晩行われた“前夜祭”。

カフェのようなくつろぎの音空間を演出したという。
なによりファッションではなく、肩肘張らず自然体でなごめる、
その雰囲気の良さ。
それを全出演者やスタッフが醸し出していた。
“体温が感じられる”そんなライブでした。

マッシーからの平和のメッセージ。
やさしいからこそ、より響くんだと思う。

※最後に、本家のような雰囲気で撮ってみました。
 出演者と、観客が一緒に“クラップ・ハンズ♪”
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2006.06.23

慰霊の日に想う。メッセンジャー北島角子

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今日、61回目の慰霊の日を迎えた沖縄。

本日のRIKコンテンツから、
慰霊の日に関連する記事がはじまります。

メッセンジャーであり、語り部である、
沖縄芝居役者・北島角子さんが出演された、
宜野湾市主催の関連イベントから、ご紹介してゆきます。
http://okinawa.rik.ne.jp/index.asp
(本日掲載予定です)
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2006.06.22

夏至と慰霊の日の狭間

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早朝5時。N教授、Gさん、南城市の教育委員会のOさん、
南城市役場職員のかた、そして、RIK取材班のいさをさんと、
イラストレーターの主佳さんが集まり、
夏至の玉城グスクにて見学。

そして、ご来光。

みて、この太陽の輝きを。
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2006.06.21

夏至ノ空

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(↑拡大表示は画面をクリックしてください

明日、夏至と慰霊の日の狭間、宜野湾の佐喜眞美術館で、
仲里効(『EDGE』)編集長プロデュース・慰霊の日関連イベントが行われます。

映画『豊穣な記憶』上映会/大城美佐子のブルース/仲里効トーク

と、なかなか内容濃い催しです。(当日2500円)

今日は、佐喜眞美術館で、仲里効 氏へのインタビュー。
(その後、キャンドルナイト・キャンペーンで那覇へ)

そして明日本番もひきつづき佐喜眞美術館にて取材予定です。
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2006.06.20

メッセンジャー藤木勇人

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“言葉の力はとても大きい”そう語るのは、藤木勇人さん。
元りんけんバンドで、沖縄を舞台にした国民ドラマ『ちゅらさん』でもうご存知のこの方。

RIKのロングインタビューでは彼が語ったすべての言葉を完全ノーカットでお伝えしたかったほど。
やはりその中には、いくつものキーワードやメッセージがありました。(一部RIK記事からご紹介)

藤木:
「まだまだもっと紹介したいのもあったんですが、
 限られた中で今回は特に、実践的な会話を活用してほしい
 と工夫しました。
 言葉には“そのものに力がある”んですよ

「今の日本はなんだか殺伐としている風に感じませんか?

 何か“勝ち・負け”のような“生きる・死ぬ”
 “儲かる・儲からない”など、
 とてもトゲトゲしいような世の中のような気がしませんか?

 殺伐とした時代背景と殺伐とした言葉の氾濫に、
 人というのは見えない部分で
 ストレスを抱え込んでいってはいませんか?」

「沖縄の、たとえば肝心(ちむぐくる)に感じる温かい言葉や、
 ちょっとテーゲーなぐらいのものや、
 なんくるーな言葉などなどを少し体に入れてもらって、
 沖縄ならではの言葉の持ち味、意味、使い方から
 もっと人への優しさなどを吸収してもらえたら
 何よりも嬉しいなと思うんです」
 (続きのインタビュー記事はこちら→

言葉ひとつから、
他人への優しさが欠けてしまっている今の世、
沖縄ことばの優しさにも学ぶものがある。
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2006.06.19

宜野湾の饅頭屋。その美味しさの秘密と白い花

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雑誌うるま3月号にも載っていた宜野湾の饅頭屋『好吃』へ、
2日連続で通ってしまうそのうまさは何処から?

一般の取材方法とはまた違うアンテナが働くのか、
お店の中にあるキーワードから、そのヒントを得た。
そして、的中。

「私たちは夫婦でお店をやっていますが、
 例えば、朝から夫婦ゲンカなんかすると饅頭にすぐでるんです。
 店頭には出せないほど、崩れてしまうんですよ。
 饅頭に、作り手の気持ち(心)が正直に表れてしまうんですね」

「ですから私たちは、朝からお互い向き合い、
 両手を握りあってから、感謝の気持ちをこめて、
 饅頭を作りはじめるんです。
 旦那は“意味わからん”と言っていますが、
 必ずそうしているんです。
 すると、味に出てくるんです。不思議ですけどね」

先日の『まらなた』(読谷)の時もそうだったけれど、
作り手の気持ち(心)を味にこめているお店と
遭遇・発見する確率が上がってきている。

そして、インタビューを続けてみると、
たいてい、メンタル的な深い話へと繋がってゆく。
そういう心がこもった“ソウルフード”が、
お客さんを元気にしている。

お店を出るとき、
「この蓮のポスターを処分しようと思っていたんだけど、
 あなたたちに差し上げるわ。
 たぶん、そういう巡り合わせね」
Manjyu2
と、助手Kがポスターの中を開くと、
なんと!! “白い蓮”のポスターだった!
(その巡り合わせに、感謝)
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2006.06.18

白い蓮は無かったか

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白い蓮を巡る旅は、夢の続きから。
あのあと助手のKはなんと、三度、白い蓮の夢を見たという。
その内容はここでは割愛させて頂くが、どうやら続きがあるようだ。

また、前回に引き続き、東南植物楽園に蓮の愛好家らが集結。
久しぶりに天気にも恵まれ、蓮の見頃は6月中旬と聞く。
YANTYのほか、自宅で蓮を栽培しているというD氏も一緒に観賞会。

1週間前に比べて、全体的にかなり成長していたようだったが、
しかし、白い蓮のほうは咲いていなかった。
やはり、先週、雨の中でも観に行っていて良かった。

その会場をあとにして読谷へと向かった。
そこで、まさか、“白い蓮”と出会うとは。

読谷村の民俗資料館で見つけたのは、龕(ガン)。
その前方には、菩薩と白い蓮。
横側には、大きな白い蓮が描かれていた。
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資料によると、“龕”そのものは、
“極楽浄土の象徴的表現”でもあるという。
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2006.06.16

巨匠から“龍脈”をきく (首里城)

首里城正殿復元の際、ご活躍されたひとり、
沖縄彫刻界の巨匠・西村貞雄先生と
閉店間際のあるお店で偶然行き会い、
貴重なお話を伺えることになるとは!
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先日、西村先生の代表作のひとつ、
末広公園の中にある玉城朝薫300周年記念リレーフ('85年作)を
じっくりと拝見させて頂いたばかりだったので、驚いた。

他にも、誰もが見て知っている作品といえば、
首里城正殿前にそびえる“龍柱”が印象強いかと思う。

初対面の僕に対して、その“首里城”についてこんこんと語りはじめた。
「首里城といえば、
 よく中国の紫禁城の模写だと一般的には言われるようだが、
 あれはハッキリと間違いだ。
 あきらかに、首里城には『霊性』がある。
 首里城とは、琉球の精神世界のメッカであって、
 ただの城ではない」
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そのほかにも、建築の構造的な違いもいくつか例にあげながら、
「首里城には33体の龍が組み込まれている。
 16対(32体)になっていて、
 もうひとつはどこにあるか解るかね?」
  と、実に興味深い話が続く。

060616d「首里城には龍脈があって、
 下から上へ。
 左右から中心へ。
 中心から御庭(うなー)へと、
 龍の流れをとっている」

と、ノートに図解入りでご説明して頂く。
 
この話題だけでも半時間は過ぎたかと思う。
「なんで、君にこんなに熱く語ったのかわからん」
 と、ご本人さえもおっしゃっていたくらいに、
 熱弁して頂き、こちらも夢中になって聞き取った。

僕の関心は、首里城と、
その龍柱のレプリカも展示されているという、
『西村貞雄彫刻展』(読谷村美術館にて30日まで開催中)へと向かうことになる。
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2006.06.14

島こども環境サミット・その時

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結局、『太平洋・島こども環境サミット』って何だったの?
そう尋ねられたことがあったが、確かに、どこまで報道され、どれくらい一般に知れ渡っているのだろうか?

このサミットに、我々は3日間張り付いてきた。RIKにレポート記事としてまとめてみることになった。

1.太平洋・島こども環境サミット [前編]
「宇宙を海にたとえたら、地球はその中に浮かぶ青い小さい綺麗な島。さまざまな生物が住むその島は温暖化などにより、危機がせまっています。今回、地球上の太平洋諸島と沖縄の離島に済む、環境問題に関心をもつ子供たちの代表が沖縄に集い、『太平洋・島こども環境サミット(第2回沖縄こども環境大臣サミット)』(主催:環境省、内閣府)が開催され、それぞれの島や地域における環境問題等を報告し、今後の取組みなどを話合いました」
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/from/summit/index.html

2.太平洋・島こども環境サミット [後編]
「第四回日本・太平洋島諸島フォーラム首脳会議に参加している太平洋地域の14か国+2地域から来た12歳〜18歳までの子供たち16名と、沖縄県内各離島から『こども環境大臣』に選出された小、中学生28名が『地球温暖化問題』などの4つのテーマに別れて話し合い、今後自分達が問題にどう取り組むかを行動宣言として各テーマごとに旗にしるしました。そして、参加した子供たちすべての思いと意思が『共同宣言』となり、発表されました」
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/from/summit2/index.html

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2006.06.12

白い蓮を巡る旅

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東南植物楽園がちょうど『蓮まつり』を開催中で、しかも、スーパーの生協カードを持っている会員は、10(土), 11(日)と無料入場できるとのこと。休みもそうあるわけではないので、とにかく雨が激しく降ろうとも決行することにした。

メンバーは“指に白い蓮が生える夢をみた”というKのほか、蓮マニアのYANTY、そして東南植物楽園のMさんのスーパーガイド付きという、これ以上にない条件が揃っての鑑賞会となった。

蓮といえばお釈迦様を連想したりもするが、釈迦が悟りを開いたといわれる『菩提樹』も、園内にあるという。でも、プレートとか特には無いらしい。その場所まで歩きながら案内して頂くことに。
その途中にはキリスト教の聖なる木『フェニックスの樹』もあったり、またヒンズー教の神木といわれる『ヒルソケイ』などが揃っているところが凄い。『睡蓮』もまた、古代エジプトから“太陽神フォルス”の象徴なのだとか。

さて、肝心の“白い蓮”だが、
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……やっぱりあった!
蓮だけでなく、睡蓮にも白い花が。

そしてその白い睡蓮のヒツジグサは、ある皇族のお印にもなっているのだという。
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2006.06.11

理由あって蓮まつりに

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「夢で、指の先から花のつぼみが生えてきたんです!」というのは、助手のK。この頃、ハードな仕事が続いたせいか(いつも感謝!!)、とうとう、そういう夢をみてしまったのか…。

どんな花だったのか描いてもらうと、色は白で、その形は、蓮の花のつぼみに似ているようにも見える。
蓮の花ってピンクでは無かったか? ちゃんと確かめてみたくなった。

そして数日が経ち、また、再び夢を見たのだという。

060611hasu1b「夢の続きって、見ることができるんですね!」と、ちょっと興奮気味。
「花のつぼみが花開いたんですよ! それも蓮でした。白い蓮です!!」

ますます、白い蓮の花を確かめにゆきたくなった。県内では、睡蓮が自生している池をいくつか見かけたことがあるが、蓮の花が咲く場所については知らない。

調べてみると、東南植物楽園ではちょうど『蓮まつり』が開催中という。たとえ大雨が降ろうともそこへと出掛けてみることになった。(後編に続く)
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2006.06.10

ワールドカップ開幕の裏番組で

ついにWorld Cupもキックオフしましたね。
昨晩は、取材で出掛けていたもので、ドイツvsコスタリカ戦は録画していたんですが、今朝の朝刊1面の写真がチラっと見えてしまい、結果がわかってしまってちょっと残念(@.@)
今夜もイングランドvsパラグアイ戦とまた好カード!

さぁ、でもWorld Cupにばかり浮かれてはいられません。
その裏番組で『日本のこれから 米軍基地について考えたことはありますか?』(NHK総合)が3時間に渡って、生番組にて討論会です。

額賀防衛庁長官、小林よしのり、東ちずるが、市民50人と生大激論とのこと。これは要チェックですね。
FAXも受付るとのことで番号は→ [FAX] 03-5455-7777

19:30から討論キックオフ!
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2006.06.08

作り手とひとつの劇場でいっしょになって

Electric_pos桜坂劇場で上映中の映画『エレクトリックサンシン』、いよいよ明日までとなりました。

先日、その映画を観てきたのですが、沖縄に訪れたこともなかったというイタリア人映画監督が、わずか3カ月間という限られた期間に撮ったドキュメントだというのに驚いた。

版画家・儀間比呂志先生など大御所から若手アーティストの名嘉太一や知花竜海まで、20人近くのキーパーソンと出会い、インタビューに収め、
例えば、知花竜海のDUTY FREE SHOPP.xカクマクシャカのレコーディング風景から、杉本信夫先生のガマ・コンサートなど、重要なシーンをしっかりとらえているところがすごい。

ほかにも、オープニングからモハメッド・ブリ歌う♪とぅばらーまと、彼が歩いた路地裏とか、切り取った視点が面白いなと。青い海も青い空もでてきません。彼がセレクトしたキーパーソンから“沖縄”を引き出しています。
El_sansin
上映後には、トークショーもあり、
この映画の沖縄上映を実現させた桜坂劇場の真喜屋氏との対談、そして質問コーナーもあったので、ここぞとばかりに、いくつか質問させて頂きました。
だって、せっかく、作り手と、観客がひとつの劇場でいっしょになれるのですから。
映画を観て思ったことを語り合ってみるだなんて、この機会をチャンスとみなくちゃ。
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 映画『エレクトリックサンシン』
 場所:桜坂劇場 ホールC
 日時:9日(金)まで/上映21:30〜

2006.06.07

北谷エイサー、初のCD化!

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よなは徹プレゼンツ最終章は、地元・北谷エイサーをCD化。
今までありそうでまったくなかった貴重な音源集です。

RIK編集部は、このアルバム制作の中心となる、よなは徹、松田一利のほか、
北谷の大御所・松田弘一氏にも、インタビューにぜひ同席して頂くことに交渉成立。
より深く、北谷エイサーの歴史までを知る機会となりました。

本当の故郷は、戦争で米軍基地の中に取られてしまったのだとか。
また、現在の北谷町栄口は、かつて人がほとんど住んでいないほど険しい丘だったところが、戦後、地域の人々が故郷を追われ、この地を開拓して住み始めたといいます。

「民謡は場合によっては変化する事もあるけど、エイサーの歌はその土地の歌い方が先輩から後輩へと受け継がれてゆくので、そこの地域性が一番残っていたりする」と、以前、よなは徹は語っていました。
それを証明するかのように、松田弘一氏が青年エイサーをやっていた頃と、現代の謝苅エイサーの違いはそう大きくは変わらずに、現役青年会と一緒にレコーディングできた事など、いくつもの注目点がありました。

嘉手納の千原もそうでしたが、故郷は失われても、歌に魂は残っているのですね。
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/speak/eguchi/index.html
彼らの大先輩・松田弘一氏と、よなは徹&松田一利のお三方に、北谷エイサーを語って頂きました。

……沖縄の人気ブログ

2006.06.06

喜屋武ハーリーと海神祭

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最近、ユッカヌヒーにハーリーをできる地域も徐々に少なくなってきているようです。
喜屋武ハーリーも、最近では人手不足などの影響で、今年からユッカヌヒーの週の日曜日に行うようになりました。一方、そのおかげで休みがとれて、地域に戻ってこれる人も多くなったのでしょう。とても賑わっていました。
また、肝心な海の神さまへの拝みは、ユッカヌヒーに滞りなく行われたとのこと。

それから、賑わっていたもうひとつの理由。
新報にも載っていましたが、喜屋武のハーリー歌が復活したとのこと。
そんな話を聞きつけ、僕らも今年は喜屋武に行くことに。

この日、朝9時からスタートだというのに、到着は9時半。
カーラジオからは、FMたまんの現地中継でハーリー節が流れてきます。
車では集落の奥までは入らず途中から徒歩で、土地勘がないまま集落内で道に迷ってしまっていたところ、親切な地元のかたに車で会場まで案内して頂きました。おかげさまで御願ハーリーに間に合うことができました。感謝です!

また、海人のかたに漁船に乗せて頂くことができ、海上からの撮影ができたり、また昔の喜屋武ハーリーのお話も伺うことができたりと、今回もまた、大変ありがたいことにスーパーガイド付きで見学させてもらうことができました。

最後に、“喜屋武ハーリーを紹介してよ!”と喜屋武の海人さん。
もちろん、ご紹介させて頂きますよ。
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/matsuri/yukka/index.html
本日のRIKは、『ユッカヌヒー』特集となりました。
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2006.06.04

今なら素直になれるよ

060603sunao
昨晩の高良結香さんのCDリリース・パーティーは完売。
当日券を求めて行列ができ、会場には補助席が用意されたほど。

来週からN.Y.へ旅立ってしまうというのもあって、
壮行公演でもあったのでしょう。
だって、これから1年も会えなくなるわけだからね。
それもブロードウェイ!

060603takarアルバムに収録された楽曲のほとんどが、彼女の作詞作曲作品。
なかでも、シングルで先にリリースされた『今なら素直になれるよ』は、
そのステージで、2ヴァージョンを聴くことができ、
そして、この歌が生まれた時の話もぽろりと。

ちっちゃくて。そして元気なポジティブパワーの彼女。

あの“ありがとう”の涙のむこうに
高良結香ストーリーが。


終演後、元インターネットウルマの名物編集長Fさんと再会。
それも前日のDUTY×カクマクLiveに続いて、二夜連続遭遇。
映画『エレクトリック・サンシン』を観る予定だったけど、
Fさんとお茶することに。ゆっくりと話すのは何年ぶりかな?

“あなたのその情熱はどこからくるの?”からはじまり、
後半では、やっぱり深い深い話に。納得して頂いたのか、
最後に“KUWAさんの沖縄取材(任務)はこれからも尽きないよ”と告げられ、
いまなら素直に、何となくその意味がわかるような気がしている。
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2006.06.02

音アシャギ・レコ発に挑む

060602
3年前にアルバムタイトル曲“音アシャギ”は出来ていた。
それがようやくCD作品となってレコ発ライブに至ったのが今日。
だから、どれだけ楽しみにしていたことか。

できれば仕事ではなくて、ここはじっくりライブを楽しみたい。
でも、取材して記録を残したいと思う自分もいた。

前日まで悩んだ末、結局、取材記事にしてみることにした。
このライブのライターは、やはり、KEN子さんが一番だろう。
しかし、そのKEN子さんも出演者のひとり。
スさんも適任ではないだろうか。ところが東京だという。

だからといって、写真を撮りながら自分で記事も書くのは、ちょっと大変。

そして当日を迎え、このライブにYANTYさんを誘ってみた。即OK。
せっかくだからライブレポも書いてみない?と誘う。それも即OK。
先日の5.21風の里ライブでは飛び入りリクエストにも即OK。
その前向きなノリが好き!! さすがYANTY藤原。
彼女が沖縄に来てから、第1本目の執筆の仕事がRIKとなった。
写真もかなりいいカンジでまとまり、来週中には記事にできそうだ。

こうやってRIKは、予定表にも記されていない記事が次々と生まれ、アウトプットされてゆく。
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2006.06.01

siteBの創造神話

喜納昌吉&チャンプルーズ・プロデュースの若手アコースティック・デュオ『siteB』を取材の為、チャンプルーズの事務所へ。
そこでsiteBの2人と、ディレクターの高橋さん(チャンプルーズ, Drs)にお話を伺うことに。
060601siteb
2日に沖縄先行発売される『アース・ノート』(6/8全国発売)では、
喜納昌吉さんも気に入ったという1曲が『創造神話』。

Vo.の石田百平も白保出身の多宇清成も歴史や古典などに深く関心があるということで、とりあげたテーマが『日本神話』。以下、掲載許可をとったので、歌詞をご紹介しよう。

 天地分かつ時世 アメの浮橋に立つ
 イザナギ ホーヤ イザナミ ホーヨ

 現る大八州(おおやしま) 生まれる国つ神
 イザナギ ホーヤ イザナミ ホーヨ

 カグツチに焼かれ イザナミ黄泉津(よもつ)へ
 残さるイザナギ 天照らし 月を読む

 ワダツミに背を向くスサノヲ
 高天原ばかり見上げてる
 イザナギ ホーヤ イザナミ ホーヨ

 近代に背を向ける僕ら もぐるための穴を掘る

 地上を見れずにどんな絵が 残せるというのだろう…

 八つ首を祓うスサノヲ 根の国へ去る
 クニユズリヨ クニヅクリヨ

 …この二本のウデが
   ボクの世界を
    支える御柱になる…
 (『創造神話』作詞:石田百平)

彼らは、この歌を琉球八社の沖宮で歌った。
その沖宮にはアマテラスが祀られているという。(→RIKブログへ)

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