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2006.06.08

作り手とひとつの劇場でいっしょになって

Electric_pos桜坂劇場で上映中の映画『エレクトリックサンシン』、いよいよ明日までとなりました。

先日、その映画を観てきたのですが、沖縄に訪れたこともなかったというイタリア人映画監督が、わずか3カ月間という限られた期間に撮ったドキュメントだというのに驚いた。

版画家・儀間比呂志先生など大御所から若手アーティストの名嘉太一や知花竜海まで、20人近くのキーパーソンと出会い、インタビューに収め、
例えば、知花竜海のDUTY FREE SHOPP.xカクマクシャカのレコーディング風景から、杉本信夫先生のガマ・コンサートなど、重要なシーンをしっかりとらえているところがすごい。

ほかにも、オープニングからモハメッド・ブリ歌う♪とぅばらーまと、彼が歩いた路地裏とか、切り取った視点が面白いなと。青い海も青い空もでてきません。彼がセレクトしたキーパーソンから“沖縄”を引き出しています。
El_sansin
上映後には、トークショーもあり、
この映画の沖縄上映を実現させた桜坂劇場の真喜屋氏との対談、そして質問コーナーもあったので、ここぞとばかりに、いくつか質問させて頂きました。
だって、せっかく、作り手と、観客がひとつの劇場でいっしょになれるのですから。
映画を観て思ったことを語り合ってみるだなんて、この機会をチャンスとみなくちゃ。
沖縄の人気ブログ……

 映画『エレクトリックサンシン』
 場所:桜坂劇場 ホールC
 日時:9日(金)まで/上映21:30〜

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沖縄便り」カテゴリの記事

コメント

ブリさんが生活している首里の路地と、
北アフリカの迷路みたいな路地とかスークの
イメージを重ねたのだと思います。
イタリア人にとってチュニジアってとても近いです。
相手がイタリア人だと、みなさん、こういう顔を見せるのねと思ったりしました。

面白かった。
私も一つ質問しました。
「東京もそうとうチャンプルーでしょう。監督の目から見ると東京と沖縄のチャンプルーはどう違うかか(同じか)」という趣旨で。

彼は、"グローバリズム"云々とか"ロンドンの場合はコロニアルな要素が強い"とか話しました。(半分くらい英語、真喜屋さんが通訳……たしか、「コロニアル」と言ったと思います。植民地主義の歴史の中で集まってきた(集められた?)多くの民族文化が混じっているということだと私は受け取りました。)
"沖縄はそれと違う。また東京も違う"という感じの答えでした。同時に真喜屋さんがいろいろ考えたことを話しに入れてくれて面白い展開になりました。
「文化のチャンプルー」とはなにか。ただの混交でも混合でも融合でもない、というのが一つの結論めいた印象です。
現在の沖縄の「チャンプルー」は、観光を中心とした大和との関係の産物、というのが私の一つの結論
。考えさせられる映画でした。

大和の「沖縄ブーム」が「沖縄=文化チャンプルー」という虚構を育てたのかも。

面白かった。

セバさん>
“青い目でみた沖縄”の映画版といいますか。

視点が特別に目新しいわけではないのに、
ドキュメントとして面白かったです。

そして、いよいよ今晩が最終日となりますね。

いさをさん>
いくつかキーワードがありましたよね。

そのなかででてきた“チャンプルー文化”。
これはメディアがつくったものではないかという意見もありましたね。

このあたりは、ボクネンさんやりんけんさんなどが興味深いコメントをされていましたね。
そしてその続きを、トークショーで展開したのがまた面白かった。

今、この監督は、沖縄に住みはじめたとのことです。

 撮影期間中の一時、ロイク・ストラニさんはイタリア料理屋でバイトしたそうです。なんとかいうイタリア料理のあるハーブをふーちばで代用した料理を開発したという逸話も。また、彼自身がフランスとイタリアのmixだと語っていました。
 
 今後が楽しみな若い監督です。いつか少人数で話したい。

 ところで、サウンドもなかなか面白かったというのが私の感想の一つです。デジタルビデオカメラで撮ったはずなので、そうとうクリアな音声を、そうでなくしたところに興味があります。これまた面白い。未見の方は是非、最終日をお見逃しなく。そしてお聞き逃しなく。

はじめまして。渋谷での上映初日に行きました。
感想は3日にわたってブログに書きましたので観に来ていただければ幸いです。

一言で言えば、ものすごく動揺しました。
私の中の幻想を崩してしまったのでしょう。
出てきたエピソード一つ一つは目新しいものではなかったのに、
「こんなに皆バラバラ」ということに気付かされたからか。
でも、完全にバラバラでもなくて、互いに影響を与え合ってるなあと今は思います。

監督は
「自分もイタリアとフランスのmixで、
 アイデンティティーの問題がある。
 沖縄で答えが見つかるかもしれないと思って沖縄に来た。
 この映画はもともとイタリア人のために撮ったものだ」
と話していたと記憶しています。

いさをさん>
上映期間中のトークショーをつなげて編集したものをみてみたい。きっと面白そう。
司会進行の真喜屋氏が一番楽しんだのかも^^

撮影もカメラ一本。監督自身がほぼ撮ったといっていたように、おそらく音声については、
デジタルビデオカメラについている標準マイクのみで撮ったのではないでしょうか。
あとでかぶせたアフレコも、普通のマイクでオーバーダビングした結果なのかもしれませんね。

前城亜衣さん>
どうもはじめまして!

監督は、各人にインタビューする際にいくつか同じ質問をしたそうです。16人いれば16通りの答えがかえってきても不思議ではないかも。

そしてやはり、いろんな意見がありましたよね。
でも、おっしゃるように全員バラバラではなかった。

ちゃんぷるーについて“完全に交わらない色だってある”といった言葉が印象的でした。
誰が言ったことばかおぼえておらず、他にも興味深いインタビューもあったので、やはりメモをとればよかったかなと。

もう少し時間が経ってから、またもういちど観てみたいですね。

KUWAさん、TBありがとうございました!

やっぱり沖縄での上演はいいムードみたいですね^^
私が行った時は初日のためもあるでしょうが、
観終わった後のムードは
「シーーーーーーーン……」と硬く、
質問タイムでもすぐには手が上がりませんでした。
他の質問者の質問も、なんとなく挑むような感じだった気が…

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 六月七日(水)に見たのですが、上映後の雰囲気は柔らかでした。渋谷と違ったかも。それも監督に聞いてみたいですね。
 登場する人それぞれでバラバラな印象とか、それでも繋がりがある、というのは、監督が上手く演出(といっても発言を操作するってのではなくて、構成や編集で、ということです)していると私は受け止めました。映画作りって楽しそう、というのも今の私の感想の一つ。(映画人を夢を見た時期があるのです)
 渋谷で公開する前に沖縄タイムスが「沖縄での上映予定無し」と報道したのはやはり一種の挑発だったように思います。読んだ私はそうとう興奮した。
 渋谷より桜坂での上映が先であれば渋谷の初日の雰囲気も違ったんではないかな。「桜坂という劇場もあるってのに、何故"ニホン"の中央=東京だけで公開だ? 私たち地元=シマの在住者をないがしろにするのか!」と幾つかの掲示板に気持をぶつけた、あの時の気持を思い出しながら書いています。

前城亜衣さん>
お返事ありがとうございます。

やはり、なかなか手をあげにくいものですよね。

ふだんほとんど構えていないせいか(?!)、素直に尋ねてみたいことをいくつか質問させて頂きました。
(と、いいますか、チャンスですのものね!)

それに丁寧にお答えいただいて、あの映画の背景をもう少し知ることができ、
おかげさまで、映画を2倍楽しめた気がしています。

僕が観た日は、その東京のような“挑むムード”というのはほとんど無かったと思います。

いさをさん>
僕が観た日は、六月六日(火)だったような気がします(月曜日だったかな?)。

ところで、上映場所の件については、
・元々は、イタリア人にみせるためのイタリア人による映画だった。
・それが、東京で沖縄学を学ぶ学生さんの情熱と、ボランティアによって上映に結びついた。
・なのでその時点では、沖縄での上映予定は入って無かった。
・のちに、桜坂劇場の真喜屋氏がこの映画に感心を持った。

そういう経緯だったのではないかと思います。

そのあたりが気になっているようでしたら、監督は現在沖縄在住ということですし、
機会あれば直接にたずねてみることができるといいですね。

そうですね。しかも、ガマコンサートの時に顔会わせてますし。さらに音声を担当したSuさんも実は知り合いです(連絡がとれてませんが)。アニメ部分の鶴の声はこのSuさんらしいのです。隣で見ていたチカさんが上映中に教えてくれました。

KUWAさんは真喜屋さんとはお知りあいですか?もしそうなら顔をあわせてお話したいものですね。

いさをさん>
真喜屋さんとは桜坂劇場で時々顔を会わせることがありますが、また監督とも再会できそうな予感ですね。

あの16名のほか、あと数人インタビューしていたそうなので、
ノーカット版も観てみたいですね。

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