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2006.07.26

ユノーシ(世直しの義)にふれて

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粟国島最大の祭祀の中で、驚きの発見があった。
久高島・渡名喜・粟国(そして辺野古)の祭祀の中から
そこに共通点があるとしたら、
“赤椀の世直し”があったということ。

粟国への今回の旅で、実際にその“椀”が今も島に存在し、
代々、大切に受け継がれてきていることをこの目で確認できた。

かつて粟国では、ヤガンウユミにも使われていたものだが、
何百年か前の博物館級ものということで、
現在では祭祀には使われず、大事に保管されている。

そしてその椀の名前に驚く。それも『ユノーシ』というのだ。
ユノーシとは“世直しの義”という意味が含まれており、
ここに、王朝時代より以前の、古代の歴史が!

古い神歌の中にだけに残っていただけではなく、
現物を手にとって拝見することができるなんて。
この巡り合わせに感謝。

またさらには、島のカミンチュたちの話し合いにより、
島に受け継がれてきたオモロを公開してもよい、
という許可がこの日だけに降りたという。
それは、はじめてのことらしく、なんと幸運なことだろうか。
この島のオモロ(神歌)、巻物、粟国島由来記を、
直接拝見する機会に恵まれた。
Agini6
驚きの展開はまだまだ続く。
とぅんまーいで廻る殿は“五殿(いちとぅん)”と言われ、
東に2つ、西に2つ、浜に1つで、計5カ所だったのが、
島の神人の夢の中で、もう1カ所が“浜”にあるということで、
ようやく昨年、そこの六つめが開かれたという話に、
さらに、まだまだ続きがあった。

実は、七つめの殿が、島の神人の夢の中に現れているという。
“島がひとつになって和合しここを開きなさい”というのが…、
なんと、その殿の名前が、『ユノーシの殿』という。

また、なんという強力な磁石が働いているのだろうか。

このテーマに結びついた3人の島のご老人とは、
意外な場所で巡り会っていた。
沖縄の人気ブログ……

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コメント

kuwaさん。

粟国の友達に連絡しますね。

すごーい!!

kuwaさん、沖縄にいてくれて
ありがとうです。

ウチナンチュとして嬉しいです!!

ハッスル部長>
お言葉ありがとうございます。
嬉しい限りです。

それから、お待たせしていましたが、
ジョイアスロン2006の原稿がようやくできあがりました。

最初の年は、その新しいスポーツイベントの素晴らしさに、
思いあまって、原稿用紙20枚分近くの原稿を書きましたが、

今年は、落ちついて、
でも、ちゃんと気持ちを込めて
原稿用紙5枚分にまとめることができました。

のちほど、RIKに掲載予定です。
そちらもどうぞお楽しみに! またよろしくお願いします。

先日、KUWAさんと同行された方から粟国のお話を伺いました。
イザイホーとは違って、毎年行われているそうですね。
そして、今も大切に保管されている「赤椀」。
KUWAさんのお写真からも、この祭祀の歴史や価値が伝わってきます。
これからも、形を変えず守り伝えられますように。

笑さん>
コメントありがとう!

この島のカミンチュも、以前よりも少なくなってきているそうですが、
今年も新人が出たり、見習いの1人に来年参加の許可が降りたり、
脈々と受け継がれているようです。

たまたま宿泊した民宿には、
ベテランのかた、見習いのかた、
写真を撮り続けているかた、
いろんな方が同じ屋根の下に集っていました。

僕と、笑さんのお友達は、ただそこに巡り合わせたんです。
この旅に誘い、ここの宿をすすめてくれたもうひとりの友人にも感謝!

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