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2006.08.31

希望を持って、活動開始!

昨晩は、那覇市文化協会総合部会の総会があり、
僕も、総合部会運営委員メンバーとして参加することに。
(同じ委員には、大学関係者や様々な異業種の方々など)

自分が参加することになったきっかけは、
首里王府の公式行事の一部を共催していたことをたまたま知り、
(その行事で王府おもろを謳ったのが伝承第15代 安仁屋眞昭氏)、
大変興味を持ったのがはじまりでした。

委員になると自分からも企画を打てるらしく、
それをひとりではなくて、協会、部会、実行委員で力を合わせて
具体的な実現に向けて実行してゆけるとのこと。

さっそく、では自分はここで何をやってみたいのか、
希望する将来的な目標としては、

1.国指定無形文化財の安里フェーヌシマ、国場ウズンビーラ
  など、市内にあるいくつかの貴重な無形民俗文化財を、
  市民に幅広く紹介できるような場(公演)を開催したい。
  (さっそくメンバーの中には、フェーヌシマ研究家も)

2.埋もれた伝統・文化・芸能を掘り起こし、
  願わくば、復興させたいですね。

そんな希望を持って、メンバーとして参加することになりました。
部会長さん、みなさん、よろしくお願いします。
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2006.08.30

北中城まつり『泡瀬の京太郎』

【伝統芸能の宴】と題された北中まつり初日の演目の中で、
昔のエイサーの姿を残している石川エンサーや千原エイサーが
たて続けに上演された演出に、しっかりと意味がありそうだ。
(※今年の北中城まつりは青年エイサーまつりでもあるのだ)

それも古来の念仏踊りを彷彿させる石川エンサーの演舞の前に
さらに念仏踊りのルーツを思わせる、泡瀬の京太郎が上演された。
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今現在、北中城の周辺地域の中で、その姿を見ることができる、
泡瀬の京太郎→石川エンサー→千原エイサー
 という流れで続いたところに注目したい。

そのあと一気に現代の芸能から、近代エイサーの謝苅エイサーと
繋がってゆくところも、なかなかのもの。

その北中城まつりをもう一度振り返ってみたい。
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/matsuri/kitanaka/index.html

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2006.08.29

北中城まつり『熱田フェーヌシマ』

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北中城は陸地というイメージだったけど、
熱田地区には漁港があり、かつてそこに南方から
“フェーヌシマ”とよばれる独特の踊りが伝承されたのだとか。
(村指定無形民俗文化財)

伊江島にも、同じく“フェーヌシマ(ペンシマ)”があり、
金環を付けた棒を力強く振り、奇声を発する所などはほぼ同じ。
伊江島のは、これに鬼の面をつけたもの。

北中城まつりで、熱田のフェーヌシマをはじめて見学。
こういう場から、次の“テーマ”をもらったりするもの。

それでは、その流れに沿って取材をすすめてみようかな。
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2006.08.28

北中城まつり『伊集の打花鼓』

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昨日、おとといと2日間にわたって行われた北中城まつりは、
青年エイサーはもちろん、伝統芸能のコーナーがとても充実!

※写真は、中城村の『伊集の打花鼓』(県指定無形民俗文化財)

雑誌よりも早く、モブログよりも丁寧に。
インターネットマガジンRIKに、さっそく掲載させて頂きました。
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/matsuri/kitanaka/index.html

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2006.08.26

来年の辺野古コンサートに向けて

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ソウル・フラワー・モノノケ・サミットのヒデ坊こと
伊丹英子さんと、DUTY FREE SHOPP.の知花竜海くんたちが中心
となって行われたイベント『つづら折の宴(in沖縄)』は、
来年には開催予定の辺野古PEACEコンサートへの第一歩となった!
→http://okinawa.rik.ne.jp/contents/music/report/tsuzura/index.html

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2006.08.25

八重山商工、国立劇場おきなわへ!

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甲子園で大奮闘した八重山商工野球部。

八重商は、野球だけでなく、文化部の郷土芸能でも、
沖縄の代表となり、
また全国でもトップに輝くほどの成績をおさめています。

ひとつの高校の、ひとつの部活動が、
あの国立劇場での単独公演を、ついに実現!

RIKは、そのストーリーを追いかけました。
http://okinawa.rik.ne.jp/rik/contents/culture/sanshin/yaesho/index.html

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2006.08.24

百年前のアトムの話

最近、ある人のお薦め本にあった一冊を、ようやく読み終えた。
ルドルフ・シュタイナーが100年前に書き上げた書にはこうある。

「人類は第五文化期が終わる前に、直接原子に作用するように
 なるであろう。思考と原子とを媒介する素材性さえ
 理解できるようになるなら、人は原子に働きかけ、
 原子にある種の変化を与える方法を発見するだろう。」
 (1902年(明治35年)12月23日)

——近代精神にとってエゴイズムが不可分の属性であるとすれば、
  時代精神の天秤の一方側に“無私の理想”をおくことが
  緊急の課題となる。
  地球がいつの日か、壮麗な世界を現出させるか、
  それとも決定的な破壊を招来させるか、
  現代は、この二者択一の前に立っているというのが、
  シュタイナーの時代に対する基本的な認識だった。
  もし、人類がふさわしい道徳的な進歩なしに
  能力を向上させ、この自然力に成功したなら、
  恐ろしい結果が生じる。(同書あとがきより)——

自然界の核/原子の力を、人間が操れる時代が来るだろうと、
百年以上前に語られ、そして、それ以上に、
「真理に向かって汝の認識を一歩進めようとするなら、
 同時に、善に向けての汝の性格を三歩進めなければならない」
 とも。(道徳、倫理がいかに大切かと)

そのバランス感覚は崩れ、誤った方法でコントロールされようと
している。
すでに人類には、“核”を扱う資格など無いのかもしれない。
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2006.08.23

なぜ、奄美が核の島に?!

最近、仕事中のBGMは、元ちとせのCD『ハナダイロ』。
歌い方も変わったけど、何か“超えた”アルバム。

その元ちとせが生まれ育った奄美大島に驚きのニュースが。

南日本新聞(使用済み核燃料最終処分場 宇検で原環機構説明会)
http://373news.com/2000picup/2006/08/picup_20060821_4.htm
西日本新聞(奄美に核燃処分場誘致 宇検村長が検討)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20060821/20060821_001.shtml

奄美の黒糖焼酎『れんと』でも知られる宇検村が、
なんと、核の最終処理場を誘致?!

『原発とその核廃棄物』の本当のことを、
私たちは十分に知っていないかもしれません。

まずは本当のことを“知ること”。
sing02さんの渾身のレポート『僕と核』を、
ぜひ、ご一読ください。
http://www.e22.com/atom/

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2006.08.22

沖縄でオーラソーマ。模擬体験

昨年、てだっちたちと、伊江島取材に行った帰りに
さらにやんばるを北上して立ち寄った焼肉店の裏手に、
『オーラソーマ』をやっているお店を見かけ、
その後何日か経ち、美容室取材で見かけたのも『オーラソーマ』。

年明けには、恩納村谷茶の有名リゾートホテルでも、
この『オーラソーマ』を期間限定でやりますとの知らせがあって、
度々、何かと目の前に現れた『オーラソーマ』。
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直訳すると“オーラの存在”というカラーセラピーのことで、
なんとなく気になるカラーボトルを直感で選び、
そこで意味をリーディング(読解)してもらうというもの。

誰かの日記などで、ネット上でもそれを模擬体験できると知り、
さっそくトライみることに。
http://artbeing.com/aura-soma/

結果、4本とも意味深。そのうち、“現在”をみてみると、
--
メッセージ:
古代の叡智が意識的な心に明け染めています。自己の深みの中、無意識の中で、上の方からコミュニケーションのサポートが流れ込んでいます。
内面にある目覚めの可能性が、古代の叡智の文脈の中で深遠な神秘として展開し始めています。
上からのコミュニケーションを受け取ったこと、混沌の世界に首尾一貫した叡智を明かすことができること。転生してきた星からの光が、新しい一日の黎明を告げます。
現時点での生き残りと安全性の問題に立ち向かおうとする強い欲望。安全の問題や生き残りの問題は、理由があって私たちに与えらたのです。その理由は、現在の私たちとこれから私たちに要求されているものとの間のすばらしいバランスと関係があります。
--

“古代の叡智の文脈の中で深遠な神秘として展開”とか、
“安全性の問題に立ち向かおうとする強い欲望”、
“混沌の世界に首尾一貫した叡智を明かすことができること”
 という箇所がとくに気になっている。
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2006.08.19

明日、八重商にもうひとつの晴れの舞台

明日(20日)、八重商にもうひとつの晴れの舞台がある。

八重商・郷土芸能部に所属する
現役の高校生たちを中心による公演が、
なんと、国立劇場おきなわにて行われる。
(昼2じ半と、夜6じ半の2回連続の出演)

彼らは、2年連続、県の高校生代表として、
全国の郷土芸能大会に出演し、
昨年の青森大会では入賞もしているほどの実績がある高校だ。

あえて発表の場を、国立劇場おきなわに選んだという、
その訳がもちろんあり、
しっかりと、未来を見据えていた。
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2006.08.17

比嘉栄昇プレミアムライブ

留守電が入り、出先でケータイから確認すると、
「比嘉エイサー…当選しました」みたいな伝言が入っていた。
確かに比嘉エイサーは観にいったことがあっても、
その“当選”って何?! すっかり忘れていたが、
それは、比嘉栄昇プレミアムライブのことだった!

本日8月17日は、FM沖縄で“1日まるごと比嘉栄昇”。
朝8じ半から、夜8じ半まで、FM沖縄の各番組に
ほとんど出演するという。それも、ぜんぶ生放送。
http://www.fmokinawa.co.jp/higa/
その最後の番組に、30分ほどのミニライブが組まれていた。
それが、FM沖縄プレゼンツ『♪比嘉栄昇プレミアムライブ』。

いつどこで応募したのか、すっかり忘れてしまっていたが、
運良く、その抽選切符を手にしたらしい。
何より、取材でないはところが嬉しい!
椅子に座ってリラックスしながらライブを観られるなんて久しい。

今月1日に発売された各島限定発売シングルから、
『八重のふるさと』(石垣島限定盤)
『ティダナダ』(沖縄本島限定盤)
『アララガマまたワイド』(宮古島限定盤)
の3曲を、トークを交えて歌ってくれた。
“産み出した歌たちを、かまってあげられる機会ができました”
と、自分の子供を抱くかのように、ギター一本で優しく歌う。

あっという間にその放送は終わったけど、
会場にきてくれたみんなに、もう一曲、歌ってくれるという。
その曲は、8/23発売のアルバム収録曲『旅の終わりに聞く歌は』

“アルバムとライブって違ったりもするものですが、
 この曲を、ゆっくりと、そしてたっぷりと歌います”

 と、MCの通りに、ていねいに、ゆったりと歌い始めた。
 CDでは聴けないような、それこそ、“歌”の一期一会。

 たぶん、このひとときだけしか聴くことができないもの。
 それを聴かせてもらうことができた。

この最高の歌のプレゼントは、みんなにもお裾分けしたい♪
Cd_higa
会場では、各島(石垣・宮古・本島)で限定発売のシングルを入手。
個人購入したものだけど、RIKの読者プレゼント用にしてみたい。
(RIKの読者プレゼントは、“誰かにお裾分けしたい!”
 っていう気持ちで、プレゼントコーナーを続けています)

また来月をお楽しみに!
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2006.08.16

シヌグ堂にいた、白と黒のシーサー猫

先日行われた海神祭は、塩屋と古宇利島だけに限らず、
国頭村の安田や安波では、シヌグ祭りの中でも行われている。
安田では、2年に一度のウフシヌグの中で(来年開催)、
安波でも、2年に一度行われており、今年がその年だった。

安波のシヌグ祭りの会場に来られていた教育委員会のかたが、
「国頭に限らず、各地のシヌグ祭りも実際に何カ所も見学して、
見比べてみるといいですよ」と言われていた言葉が、
そのまま、メッセージ・キーワードとして気になっている。

やんばるの国頭から離れたところでは、浜比嘉島にも
シヌグ祭りがあり、年に2度行われているという。

そこで浜比嘉のシヌグ堂に入ろうとしたところ、
入口の両脇に、白と黒の大きな猫が、
シーサーのように対になって待ち構えていた…。

“門番だ!!”
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とにかくデカイし、眼光が鋭い。
あまりの存在感に一歩も近づけやしない!
(写真参照)

むやみには立ち入らないほうが良さそうな気がして、
これ以上は遠慮することにした。
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2006.08.15

C●ccoシークレットライブ前に古宇利へ

昨晩のC●ccoのシークレットライブを観に行く前に、
数時間の間に北部へ。

この日、塩屋ではウンガミ(海神祭)が行われていて
そこまで行こうと思っていた。その時、既に祭の開始時間。
また同じ頃、古宇利島でも海神祭が行われていたので、
今年はそちらのほうに伺うことに。

到着した頃には、もう既に2時間半も過ぎていて、
ウガンバーリーも終了していた。
終わっているとは分かっていても、今日はそこに足が向かう。

海人さんや地域の人たちが休んでいたテントの近くに元屋があり
そこには人類発祥伝説に出てくる兄妹や、源為朝の掛け軸が。

“見学するならそこのかたに声をかけてから”と言われ、
そちらまで訪ねてみると、海神祭を司っていた方が待っていた。

「陸の塩屋(東)と、海の古宇利(西)は、対になっているんです」
その説明は、人類発祥伝説の神話にまで及ぶことに。
「2万年もの間に、その意味を忘れてしまいがちになりますが、
 神歌そして神話の中にこそ、真相が込められているんですよ」
 海神祭の由来、古宇利のことなど、1時間近くお話を伺う。
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帰り際に、一冊の絵本を頂く。
古宇利の人類発祥伝説をまとめた絵本で、
一度拝見したことがあった。
著者は島の神人さんだとは伺っていたが、
まさか、目の前にいる人がその人だとは。

そして「よく来られましたね。あなたは鍵を開く人です」と。
最後に握手。パワーを頂いて、C●ccoライブへと向かった。
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2006.08.14

【いのちは海から】粟國の塩

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いのちへのこだわりまでがこめられた『粟國の塩』。

粟国島まで渡り、大変ご多忙な『粟國の塩』の小渡所長から
大切なお話をたくさん伺ってきました。

これを読者のみなさんに、しっかりとお届けします。
(執筆は吉澤直美さんです)
→本日RIKに掲載予定!
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2006.08.13

もう、何も落ちてこないで…

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2年前の8月13日、沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した。
47年前には、宮森小学校(うるま市石川)に米軍戦闘機が落ち、
児童11人と住民6人が犠牲となった事件がある。

昨日、いひちゃーの伝統芸能・石川エンサーが、
宮森小にて、エンサー念仏踊りを奉納した。
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この平和の鐘の塔のすぐ脇には、
草木の葉っぱ1枚も採ることが許されなかったという
ハマサキ ユイアギ御嶽跡がある。
その聖地が小学校建設のために移動することになった。
そののち、まさかそこに戦闘機が落ちてくるとは。
この聖地跡には、現在でも毎年エンサーが巡るのだという。

石川エンサーの鐘と太鼓の音、
そして、もうひとつ、頭の中では『民のドミノ』が流れる。
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今宵、DUTY FREE SHOPP.×カクマクシャカ
ソウルフラワー・モノノケ・サミットらが中心となって、
『つづら祈りの宴』をCLUB mnd(那覇OPA 7階)で行う。
来年の辺野古でのピースフェスに向けての第1歩となる。
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2006.08.12

平敷屋エイサーの夕べ

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本来、旧盆のエイサーは、観光客向けではないけれど、
旧盆あとに行われる『平敷屋エイサーの夕べ』(平敷屋青年会主催)は、町内の方々からエイサー好きな観光客までが鑑賞できる絶好の機会。

大人たちとほとんど同じスタイルの平敷屋こども会エイサー、
昔ながらのエイサーにこだわる平敷屋保存会のエイサー、
そして、青年会(西)と(東)の演舞を、いっぺんに堪能することができるというから、平敷屋のエイサーが好きな人にはたまらない。

何より、保存会と青年会が同じ会場で演舞するというのは初めてだということ。その違いを自分の目で観ることができる。
そして、昔歌の歌詞の中から、次の取材テーマを見つけ出すことができた。
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2006.08.11

平安座エイサー+平安座ウスデーク

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昨晩、平安座エイサーが登場。
島に古くから伝わるウスデークの行事の中で披露された。

比嘉や屋慶名のパーランクーエイサーに近いスタイルだが、
大太鼓の打ち方はここ独特。
バチをくるくる回転させながら打ち下ろす。

ところで平安座島では、歴史的にはエイサーよりも
実はウスデークのほうが伝統が古い。

新築の家をまわったり、
会社や町工場をまわったりと、
青年会エイサーがまわるように、
この島では、婦人たちのウスデークがまわる。

青年エイサーができてからは、
若手の多くはそちらに行ってしまうという状況に、
ウスデークの打ち手も高齢化し、
かつてのように、円陣を組んでのウスデーク行事ができなくなってきた。

“古式ウスデークを復活させよう!”
平安座の島民たちの気運が高まっている。

今年はその復活の年にしようという意気込みが伝わってきた。
RIKにそのレポートをまとめてみたいと思う。
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2006.08.09

長崎原爆の日に想う、殺しの連鎖と、ゲド戦記

今日、61回目の長崎原爆の日を迎えた。
原爆被爆者のスピーチで、
「私がこのつらい体験を語り継ごうと思ったのは、
 今、若い人たちの強い力を求めている姿が
 かつてのあの時代によく似ていると感じ、
 2度とあのような戦争を起こしてはならないと思ったから」
  というようなことを涙ながらに語った。

その姿(強い力)とは、正義感のようなものかもしれないが、
多くの戦争は、その正義とかの大儀のために起こされる。

「なぜこの世に、戦争は続くのだろう?」とマイミクのkaoringさん。
彼女のような疑問を持つ人も少なくないと思う。

先日、映画『ゲド戦記』に出てくる“光と闇”についての書き込みをどこかでみかけ、
とても印象深かったので、その文章だけを抜粋してみた。
(mixiより)
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人間は光と闇を共に持つ種なんですね。
特に肉体を持つと自己防衛、本能に忙殺されてしまいます。自分の子供が殺されかけたら僕でも抵抗します。その結果、相手を殺してしまうかもしれない。レバノンでもそういった復讐に告ぐ復讐で連鎖している事だと思われます。そこで思い出した話があります。

まだ台湾が日本の統治下だった頃、ある部族が首狩り合戦を繰り広げていました。その原因は村の掟で、よそ者とは男女は交際してはならないとあり、そしてお決まりのように、違う部族間の恋があったのです。そうするとその娘の父親並びに親族は、掟の通りに相手の首を取ってこなければなりません。そして決行されたのです。又その村の掟で、殺されたら同じように復讐しなければならず、連鎖が次々と起きて誰も止めることは出来ませんでした。その頃、ある日本人の部族担当の男性がいて、両部族からとても信頼され、愛されていました。そしてこの首狩りの事を知り、心を痛めていました。ある日、殺された遺族の者が、いつものように相手の首を取ってきて酋長に見せました。しかし、なんとそれは変装したあの愛すべき日本人だったのです。彼は身を挺してこの悪しき習慣を止めようとしたのです。それを知り、部族の人間は大いに泣き悲しみ、自分達のおろかさを知ったのでした。もちろんこれで首狩りの悪癖は終止符を打ちました。

人間は闇と光を共に抱き生きています。あのアウシュビッツでも明日死んでいくかもしれない病人の枕元には、自分の分の、なけなしのパンをおいていく人が多く見られたそうです。自分だって栄養失調で倒れそうなのにも拘らず。。そうした光になりたいと考えます。

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エイサー発祥の原点をみつめる

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今年は、うるま市周辺のエイサーを見学し続けている。

なぜ、うるま市(勝連・与那城〜具志川〜石川)なのか。そこには、
古来のスタイルを継承し続けているイヒチャーのエンサーあれば
エイサー発祥の地といわれる比嘉の保存会もどうしても外せない。

今年は、その原点をみつめてみたいと各地を探訪しているところ。
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2006.08.07

旧盆エイサーの鐘が鳴り響く

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エイサーの音といえば、太鼓。
今では、大太鼓、締太鼓に代表される旧盆の音も
古来はウスデークと声、
地域によっては鐘の音も鳴り響いていたことだろう。

なぜか今年は、その鐘の音が気になる。
エイサーで鐘(ソーグ)を鳴らすのは、
旧石川市を中心に、金武町、旧具志川市などにも見られる。

今年の旧盆エイサーは、
念仏踊りの名残でもある“鐘”を巡ることに。
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2006.08.03

中川敬と伊丹英子とモノノケ・サミット

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「登川誠仁という人間と音楽に出会えて良かったよ。
“究極のパンク・ロッカー、ここにいたんか!”みたいな(笑)」
そう語るのは“ロック界の亀田?!”、中川敬。
(メッセージあるロックをやり貫く姿勢はチャンピオンだと思う)

その彼が率いるバンド『ソウルフラワー・ユニオン』には、
チンドン・ユニット『ソウル・フラワー・モノノケ・サミット』
がある。そして8月には沖縄ライブを決行するという。

でもなぜ、ロックバンドがチンドンを?!
「阪神淡路大震災をきっかけに誕生した」
という話はよく知られているが、彼らの結成秘話の詳細を、
伊丹英子さんに伺うことができた。

そう、モノノケ・サミットのリーダーは伊丹英子さんなので、
彼女にもお話を聞かないことには、深い話までは伺えない。

伊丹英子さんとはアポを取っていなかったけれど、
現場に来られたのには、きっと必然的な“タイミング”があるはず。
何より彼女は、このユニットのキーパーソンなのだから。
そして僕らはそれをキャッチするのが仕事。
単にプロモーションのお手伝いをするだけの情報屋とは
また違うのかもしれない。

こうやって、大工哲弘さんの新譜に続き、
ソウル・フラワー・モノノケ・サミットによる
チンドンの強力なアルバムが、立て続けにリリースされている
このタイミングは何だろう?

※本日、インタビュー記事を、RIKに掲載予定!
(→http://okinawa.rik.ne.jp/index.asp)

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2006.08.02

メッセンジャー・アルベルト城間

Alberto
本日、11枚目のニューアルバムをリリースするディアマンテス。
そのディアマンテスのフロントマン、アルベルト城間は、
ペルーからやってきて20年目、今年で40歳になる。

日本からペルーへの移民の歴史は100周年にあたる年、
自ら率いるバンドも結成15周年を迎える。

そんな大きな節目を迎える彼に、RIKインタビュー。
詳細は記事として掲載予定だが、彼からは次の言葉が出てきた。

アルベルト城間:
「最初は、エンターテイメントを提供するバンドだったけど、
 次第に変わっていった。
 やっぱりやるなら、しっかりとメッセージをこめたい。
 ある時から、そう思うようになっていった」という。

インタビュー記事は、今月中に公開予定!(→RIKにて)
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2006.08.01

8月の新譜と、ビデオをまわす理由。

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今月も、モンゴル800の新譜に、比嘉栄昇(BEGIN)のソロアルバム
と、注目のリリース情報が盛り沢山。
その中でも、RIK編集部が気になった1枚は、
DVD『Relax Island OKINAWA』

ビデオ撮影は、沖縄の青い海や空を撮る写真家として著名な
北島清隆氏が担当しているというもの。
なぜ、写真家がビデオを回すのだろう?

そこで電話インタビュー。直接、たずねてみることに。
北島氏:「沖縄を撮り続けて20年。懐かしい風景も少なくなり、
今も変わっていないのは、青い海と空だけ。
その海と空だけでも残したい」という想いで、
写真にその輝きの瞬間をとらえていたんだ。

その想いが、ついにはビデオカメラまでまわすことに。
動画になっても構図はやはり“北島清隆”。

ビデオ独特のズームイン・アウトや、パン、などの操作はあえて
使わず、動かぬフレームの中で、波や風だけが静かにゆらめく。

撮影時の苦労話もいろいろお聞きしたけど、
今回は、その想いだけを公開させて頂くことに。

使命感を持って撮影し続けているカメラマンは多いけど、
直感的に、大切な何かが失われつつあるという危機感から
行動に駆られるのだろうか。

DVDのほかにCDも付いていて、こちらは自然音のみ。
渚の音、アカショウビンの鳴き声…、
ただそれ(自然の音)が聞こえてくるだけ、というのもいい。

鳥の鳴き声がいつでも聞こえてくるような豊かな自然が、
子や孫の世代まで、ずっと残っていてほしい。

※RIK『8月の注目トピックス』
→http://okinawa.rik.ne.jp/index.asp
(本日更新!)

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