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2006.08.24

百年前のアトムの話

最近、ある人のお薦め本にあった一冊を、ようやく読み終えた。
ルドルフ・シュタイナーが100年前に書き上げた書にはこうある。

「人類は第五文化期が終わる前に、直接原子に作用するように
 なるであろう。思考と原子とを媒介する素材性さえ
 理解できるようになるなら、人は原子に働きかけ、
 原子にある種の変化を与える方法を発見するだろう。」
 (1902年(明治35年)12月23日)

——近代精神にとってエゴイズムが不可分の属性であるとすれば、
  時代精神の天秤の一方側に“無私の理想”をおくことが
  緊急の課題となる。
  地球がいつの日か、壮麗な世界を現出させるか、
  それとも決定的な破壊を招来させるか、
  現代は、この二者択一の前に立っているというのが、
  シュタイナーの時代に対する基本的な認識だった。
  もし、人類がふさわしい道徳的な進歩なしに
  能力を向上させ、この自然力に成功したなら、
  恐ろしい結果が生じる。(同書あとがきより)——

自然界の核/原子の力を、人間が操れる時代が来るだろうと、
百年以上前に語られ、そして、それ以上に、
「真理に向かって汝の認識を一歩進めようとするなら、
 同時に、善に向けての汝の性格を三歩進めなければならない」
 とも。(道徳、倫理がいかに大切かと)

そのバランス感覚は崩れ、誤った方法でコントロールされようと
している。
すでに人類には、“核”を扱う資格など無いのかもしれない。
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