2つの287年ぶりが、同時に蘇る意味とは
287年ぶりに蘇った冊封之宴『中秋宴』(作舞:高嶺久枝先生)は、
シュガーホールで行われたものだけではなかった。
国立劇場おきなわでも、
やはり、同じ演目『中秋宴』(作舞:又吉靜枝先生)が
287年の時を経て蘇ったのが、これがまたナント、
同じ日の、ほぼ同じ時間帯となったのには、
偶然の事だというから、なおさら驚く。
この偶然を超えたタイミングに、恐らく意味があるのだろうと、
RIK取材班は、3人で二手に分かれて、その両方の公演共、
同時取材を試みることにした。
とは言っても、メインの撮影は両方とも自分ひとりで担当。
若干遅く始まるほうの舞台をビデオ記録の許可を申し出て、
取材の補助にしようと思っていた矢先にエピソード。
当日の朝早く、ライターAさんの夢の中で、
“ビデオカメラは動かない”という声があり、
びっくり仰天して飛び起き、即ビデオを確認してみると、
本当に、まったく動かなくなってしまっていたとの事。
これはやむなく中止せよということなのかと思いきや、
「ビデオではなく、自分の目でしっかり観なさい」
ということだと解釈しているのだと、さすがAさん。
(いつも前向きで素晴らしい方)
しかし、開演1時間前には、再びAさんにアクシデント。
こんどは、車が突然止まってしまったという。
そんな事があっても、時間前には、
ちゃんとシュガーホールに辿り着くところが凄い。
前向きにとらえれば、
「駆け足で観るべきではない。慌てずしっかりと捉えなさい」
とも言えるのかもしれないと、そう思えるのも、
なぜならAさんは、第十五代王府おもろ継承者・安仁屋先生の
生徒さんでもあり、大事なスタッフであるはずだからこそ、
厳しく“注意”が、何処からか飛んできているのだろう。
そのあたりを踏まえ、
いっぽう、国立劇場おきなわ公演のほうは、
又吉靜枝先生のところへと、一緒にご挨拶へと同行したBさんに
急きょ担当してもらうように変更。
先生との相性もいいみたいで、御大と笑顔で談笑できてひと安心。
「国立劇場までの道が、ずっと青信号でした!こんなの初めて!!」
そんな“青信号”なBさんに、私たち2人は託すことに。
AさんやBさん、こんな素敵なスタッフたちとの連携プレーで
しっかりとレポートしてゆきます。
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コメント
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KUWAさん。
ある目的を果たすために
車で移動していると、全て信号が青だったり
赤になっとっても青に変わったりすることが
時々あったのですが、
ほかの人でもあるとわかって少し安心しました。
ずーっと、黙ってましたが(笑)
投稿: ハッスル部長。 | 2006.11.26 09:37
ハッスル部長>
そうでしたか!
このBさんもまた、いい方向に向う時、
チカラを発揮するかたなんですが、
おそらく、“自分1人のチカラではない”ものが
きっと働いているんだと思います。
投稿: KUWA | 2006.11.26 09:44
KUWAさん、御嶽荒らしの件以来ご無沙汰していました。
ずっと慎重に読ませていただいています。
「何か」が始まっているようですね。凡人の私には窺いようがありませんが。
10月中旬に半日の駆け足でしたが伊良部島に渡りました。運転していた私は何だか不機嫌になり、体調も思わしくなかったので海にも入りませんでした。それにどんな意味も無いのかもしれません。しかし少し見守っていこうと考えています。
巻き込まれつつも冷静なKUWAさんのレポートをこれからも読ませていただきます。
投稿: nao | 2006.11.26 20:53
naoさん>
どうもお久しぶりです。
そうでしたか。伊良部島に渡られたのですね。
びっくりするほど美しい海に囲まれた島ですよね。
僕も今月のはじめに、宮古島を巡ってきました。
もちろん、伊良部島・下地島も。
ダイビングポイントもこの島に集中しているようです。
なのに、観光スポットとしては、それほどスポットを浴びていないのは
なぜなのでしょう?
あとで、その旅の記録を、このブログにも載せてゆく予定ですが、
日々、次から次へと“微熱な話題”が発生するもので、
記録の公開が間に合わないほどです。
ところで、僕もごく普通の人ですよ^^
アンテナの感度が良好なのは、
この沖縄のおかげです。
投稿: KUWA | 2006.11.26 22:19