沖縄初・被爆ピアノを聴いて
被爆ピアノ。
広島原爆の爆心地からわずか1.8kmの場所で被爆しながらも、
奇跡的に、ピアノ線の一本も切れずに、
今もその音色を響かせています。
生き残った子供たちに、ピアノを演奏してほしいと求められ
鍵盤からは癒しのメロディーが奏でられたといいます。
しかし、演奏はすぐに止められてしまいました。
大変な時こそ、歌に慰められたり、はげまされたり…。
沖縄の収容所では、カンカラ三線で歌い慰めあったといいます。
阪神大震災の被災地で電源無しで歌い続けたロックバンドは
『♪満月の夕べ』を作曲し、現場で歌い続けました。
そして今回、沖縄で初の被爆ピアノコンサートとなったのは、
また偶然にも、阪神大震災の1月17日と重なりました。
ピアニストの山田美智子さんは、ピアノの前に向かいながら
祈るのだそうです。
“今日も一緒に演奏しましょう”と心の中で唱えるといいます。
1曲目は、映画『月光の夏』より『♪月光』。
続いて、映画『戦場のピアニスト』より『♪ノクターン』。
そうやって1曲1曲をご自身で選曲したのには、
やはり意味が。
実は彼女こそ、今回初めて沖縄に被爆ピアノを呼ぶきっかけ
となったキーパーソンのひとりなのです。
21日最終日、彼女は再び、このピアノに向かいます。
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