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2007.04.21

宮古島で唄の巡礼

070421
僕の宮古行きが決まったその晩、“引き合わせ”の磁石働き、
宮古出身の若手唄者・砂川さんが働くバイト現場で再会。
彼も宮古に帰省するらしく、でも僕とは1週間後の日程だった。

「砂川さん。一緒の日程にして、唄巡りの旅をしよう!」
一瞬悩んだ彼も、直感でその場でチケットを取り直してくれた。
航空チケットをバイトで貯めるには何日分にも相当する。
そこまでしてくれた宮古での魂の唄の旅。それは
巡礼とも言えるかもしれない。そう思えるエピソードが続く。

宮古上空では、彼が帰る場所が直感でわかったらしい。
空港に到着すると、突然「おかえり」という言葉が
心の中に響いてきたという。

先に宮古島入りした僕のあとに続いてゆくかのように
僕が出会った人達と次々と遭遇し、そして当日。
各地域地域の唄を、その“場”でフィールド録音。
彼の唄声が、波の音や鳥や虫たちの音と
自然と重なってそのまま収録。
その魂を揺さぶる懐かしい唄に、この島も喜んでいるかのよう。

「砂川さん、宮古の神々も僕らの唄の旅を喜んでいる様だよ」
と感じ、言葉にした瞬間、
「上空に虹のリングだよ!」と歓声があがる。
見上げると、太陽を虹が囲んでいた。

その晩、浜辺で打ち上げ。
「砂川さん。いますぐ、遅くても夏前までに島に帰って、
この島で宮古の歌を歌っていったほうがいいようだよ」

オリオン片手に、けれどまだ1本目で酔うほどではない。
まるで、この島の古い先輩たちが僕を仲介して
語り始めたのだけど、その前から彼にもわかっていた。

彼に時々聞こえてくる「帰ってこい」の心の声は、
亡き母のものではなく、複数の声がそう諭すのだという。

固い決意を表明した時、
きっと、“宮古”の古い魂が後押ししてくれるよ。

その存在に気づいた時、
私欲に走らなければ、強力なバックアップが働くはず。
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コメント

お疲れ様です。先日はお世話になりました。
ほとんどトンボ帰りだったので、
もうちょっと宮古を堪能したかったです(>_<)

有難うございました!

チュプカさん>
ようやくお会いできましたね。
それも宮古島で。

短期間といっても
とっても濃い滞在だったのではないでしょうか。

また、お会いいたしましょうね!

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