鳥肌シンクロ +art work
この日はなぜか、何年かぶりにある曲を無性に聴きたくて、
劇場にゆくまでの間、うちの中でも車のカーステでも
リピートで何度も何度も繰り返し聴いていた。
映画ひめゆりには、余計な音は一切入っていなかったのだけど
はじめてスクリーンで観たときに冒頭に音楽が流れはじめた。
それがまさか、朝から何度も聴いていたあの同じ曲が?!
ここで流れてくるとは思いもよらず…、鳥肌がたった。
まったく同じ、マーラーの交響曲第5番第4楽章…。
すべてはタイミングだった。
なぜこの曲を選んだのかその理由を伺ってみたい。
「生と死、天と地を組み込んだ曲を使いたいと思っていた
んです。マーラーの交響曲第5番の中でも、
この第4楽章が魂の安らかさを表現する曲だったんです。」
と監督。
「マーラーは、1901年からこの曲を作っていったのですが、
20世紀の混沌とした世界から、戦争が起こるような気配を
感じ取って、それを先取りするような鎮魂のようなもの
だったのかもしれませんね。」
何よりも大切な命というものを、大きさや形には表せないが、
「命どぅ宝。」という言葉がそれを表現する。
命は自分だけのものではないことを
art workで表現みることにした。
慰霊の日の前夜、夏至のこと。
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