多良間島の祭祀にふれる
石垣島と宮古島の中間に浮かぶ多良間島。
『多良間の八月踊り』と並ぶ2大祭祀のひとつ『スツウプナカ』。
そのタイミングでようやく多良間島へと渡ることに。
島に入って「まず最初にお参するところはありますか?」と、
島のガイドの方(仲宗根豊見親の御子孫)にご案内頂いた場所が
多良間神社と運城(ウングスク)。
運城の敷地に入場させて頂くと、頭部右側に大きく合図が。
「これから祭祀スツウプナカを取材させて頂きます」とご挨拶。
そのあと、東の空に虹。さらに北東にも虹が。歓迎を感じた。
後で運城が多良間の御嶽群の中でも一番位の高いところと知る。
すべてのお陰さまで、スツウプナカについても、
深い所にまで触れさせて頂きました!
・ある集落の老人座で神歌を練習している所に辿り着き
資料に記載されているのとはまたちがう生の神歌(ニル)
を聴かせて頂く機会に恵まれたり。
(歌詞集をお借りすることができたり)
・また別の集落では普段は鍵が掛かっている大事な聖域
にある井戸の奥までご一緒に降ろさせて頂いたり。
(この井戸の聖水で、神酒を造っているんです)
・ほかの集落では、祭りに必要な魚を捕る追い込み漁を
体験取材させて頂いたりと、
大変貴重な機会を頂くことができました。皆々様に感謝。
のちほど詳しく記事でご紹介させて頂きます。
取材旅の最終日、普天間御嶽へ。
ここは本島の普天間宮とも縁のある聖地で、
本島に無事戻るには意味があると思い、ご挨拶に伺うと
前日に祭祀に参加していたツカサ(神人)の2人と遭遇。
「あんた、ご挨拶にきたのね?」
「はい。無事取材が出来、そのご報告と御礼に」と告げると
なんと、有り難くもご一緒に参拝して頂くことになり、
線香まで立てて頂きました。
何事も“感謝にはじまり感謝で終わる”んですね。
またスツウプナカの起源も“感謝の大切さを忘れるなかれ”と
竜宮の使い(神の使者)が来島し告げた事が始まりとされる。
多良間島へ「ありがとう」。(近日中に記事公開!)
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