NO FLY ZONEレポ・印象レベル8.13
8.13沖国大ヘリ墜落事件から3年。
沖国大の生徒さんたちが作った普天間基地関連の事件・事故
を収集したマップをみると、とくかく驚く。
もともと、宜野湾市のド真ん中に広大な基地があるものだから
いびつな普天間の地図なのだけど、
そのまわりに普天間基地を発着する米軍機などが起こした事故
の貼り紙が貼り付けられていて、こんなにも事件・事故件数が
多いんだ!っていうくらい、わずかな周辺住民の土地が
その貼り紙に埋もれてしまっていた。
これまでに、死人もけっこう出ているんだ。
3年前の事故は記憶に新しいけれど、それでさえも、
記憶と印象は薄れつつある。
あの時の生き証人である在校生も今年はもう卒業の年。
その彼らでさえ、記憶が薄れてきているのだとか。
黒コゲの壁は剥がされ、新しい校舎が
あの時をもう忘れようとさえしているかのよう、
その姿が無くなると、人々の記憶も無くなりそうだと、
卒業の年に、あの記憶を次に引き継ぐため、コンサートを開いた。
なぜ音楽なのかって? それは明日掲載のインタビュー記事を
ご覧頂くとして、
コンサートのほか、川柳や、基地に隣接する小学校の生徒に
絵画を描いてもらったり、会場内には大きな“壁”の写真も
展示された。
コンサートには、当時沖国大に在学中で事故を体験した
歌手(グリーンピースほか)やあの事故を歌ったアーティスト
(DUTY×カクマク)のみが参加というこだわりよう。
カクマクシャカは、登場するなり、
「みなさんと話がしたいんです」と先ず歌より対話したい
と語り出した。
彼に言葉がどんどん降りてくる究極のフリースタイル。
アドリブで次々と言葉を空気に乗せ、
しんと静まった聴衆にそのバイブレーションは伝染、
強烈な印象を残したパフォーマンスには皆釘付けになった。
グリピのステージも最高に盛り上がった直後に
起こったアクション。
生ぬるい感覚から、ハッと目が覚める瞬間だった。
また、凄い現場に居合わせてしまったかもしれない。
詳細は、明日のryuQ特集記事に掲載するとして、
昨晩の印象をこのブログにメモさせて頂くことに!
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