「慣れてしまったらお終いよ」(NO FLY ZONE)
“上空を飛ばないで”という『NO FLY ZONE』って
言葉は、基地ありきの言葉だと思うんですよ。
でも、基地がある限りは声を出し続けたいですね。
と、NO FLY ZONEコンサート実行委員長のTさん(4年生)。
Tさんは沖国大に入学するまでは、
それまであまり意識もしていなかったという米軍基地に、
基地から飛び立つ戦闘機の轟音に驚き、
夜には基地がオレンジ色の異様な光を放たれていたり、
食堂に入ると迷彩服の米兵が食事していたりと
何かとカルチャーショックを受けながらも
8月13日が訪れるまで当たり前の日常になっていたという。
「慣れが一番恐いですよ。慣れてしまったらお終いですね」
だから、当時1年生だった生徒で最後の生き証人たちが
声を上げなかったら、誰が後輩たちやこの沖縄や全国に
伝えるの? というところから立ち上がったのだと。
その伝え方も、
「これは“教えるものでは無く”て“学んでほしい”と思い
実行委員にも1年生からの後輩を入れたんです。
一緒になって自分たちで自発的に準備とかしていく中で
感じて芽生えてゆかないと、こういうのは続かないと思うんです」
彼が何度も繰り返した言葉、「つないでゆく」。
途切れちゃだめ、未来は自分でつかむもの、
とTさんは訴える。
いつか、『NO FLY ZONE』ではなくて、
本当の平和が訪れた時には、
『HAPPY SMILE』コンサートを開催したいですね!
と笑顔いっぱいに答えた彼に、
“輝く未来は自分たち次第でなんとでもなる”
という自信に満ちた確信に、共感することができた。
“未来は自分の中にある”んだね。
http://ryuq.ti-da.net/
(↑『NO FLY ZONEコンサート』レポート[本編]はこちらから)
« NO FLY ZONEレポ・印象レベル8.13 | トップページ | 8.15 平和祈念堂より »
「ryuQ取材を通して」カテゴリの記事
- 世界的パワースポットのセドナから著名ヒーラー・クレッグ氏来沖(2010.10.30)
- 天描画家・大城清太インタビュー(2010.10.08)
- 比嘉〜屋慶名〜喜屋武〜大里の流れ(2010.08.28)
- 金城久美子さんの生き方(2010.08.13)
- 北山王の末裔、満名上殿内から郷土愛の地域おこし(2010.08.12)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
宜野湾市役所から頂いたシールを三線ケースに張って電車に乗ったりしてます。「No Base!!」「Don‘t Destroy Live‘s」の二枚です。
けっこう大きいから目立つはず。ささやかながらこんな形で協力です。
投稿: コロリ | 2007.08.14 23:17
コロリさん>
あっ、そういうのもあるんですね。
今回、学生さんたちのデザインで、
2000枚、新しいのができあがりました。
会場で無料配布されていましたよ。
投稿: KUWA | 2007.08.18 11:27