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2007.09.29

中秋の月夜に、元ちとせを観る

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沖縄には、六種類のサガリバナがあるといわれますが、
一カ月遅れで咲いた北部にあるこのサガリバナは、
国内で他には無い種類のものだそうで
20本の木のわずか2本だけ、
中秋の月夜の下で、可憐な花を咲かせていました。

そして今日もまた北部へ。

名護のオーセンティックSKAバンド・マジェスティックスが
結成10年にしてアルバムをリリースし、そのインタビュー取材
の件で電話で連絡していた時のこと。

次のライブは?「土日のイベントの最終日(日)に出ます」
元ちとせも出演のイベントとの事。しかし、
日曜日はあいにくジャニーズ系アイドルの撮影仕事。

よく聞くと土曜に、元ちとせのバックにマジェスティックス
のメンバーが何名か加わるとの事。うわ、これは観てみたい。

その電話の最中、もの凄いタイミングのメールが1本。
「元ちとせも出演のイベントのチケットが当選しました。
よろしければ行きませんか?」とSさんからのメール。

いつも、ジャスト・タイミングに感謝!
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2007.09.28

工工四には無いその歌は、捧げ物

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十五夜には、各地で豊年祭が行われ、
今年は4年に1度行われている伊豆味の豊年祭が
開催の年と聞き、取材させて頂くことに。

伊豆味は操り獅子なども有名で貴重なのですが、
取材を進めてゆくと、伊豆味集落で
神々への奉納芸能として絶対欠かせないという演目は
また別のものでした。

それは、他では観たこと聴いたことも無いような舞いで
その工工四も存在しないとのこと。

棒術もまた、この集落にしかない『裏棒』という演舞を
拝見させて頂きました。

取材の2日後には記事にさせて頂きましたので、
皆様にお知らせします。
http://ryuqspecial.ti-da.net/e1758844.html

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2007.09.24

来たよドラゴン!

ふだんの生活のなかで、
自分に向けたサイン(合図)やメッセージを
みつけることがあったりしませんか?

たとえば、街の看板の文字だったり、
何気なくみた映画の中でとか、
車のナンバーなどの数字の並びだったり。

空の表情、雲や太陽の輝きの中にふと気づく事があったりも
するので、たまに空を見上げたりすることがあります。
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きのうは、龍にそっくりな雲がありました。
一番大きくて長い龍雲の写真をお届けしていますが、
まだまだいましたよ。

遙か昔から、世界各地でほぼ同じ姿で
龍が描かれ続けているのを不思議に思いませんか?

どこか顔つきまで似ていますよね。
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雲は雲でしかないようで、
受け取る人によっては、龍の時もあったりします。

心眼でみる人だけ?という特殊なことではないので、
どこかで自然との一体感を感じてみてはいかがでしょう。
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2007.09.19

写真展『天と地の結び』

なにも理由なんていらなくて、
それが偶然か必然かなんて確認しなくても
巡り会ってしまうことってありませんか?

今日はまた、まったく予定が無かったのに、
なぜか気持ちがパレットくもじに向きました。
そして、ピタっと辿り着いたところが、
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高島圭吾写真展『天と地の結び』

普段は東京で商業カメラマンとして、そしてライフワークでは
富士山を、自然と一体化して撮り続けているという写真家の高島圭吾さん。

写り込んでいる富士の姿は、もうすでに写真を超えています。

そして、お正月に伊勢神宮で出会うべくして出会ったという
沖縄のスタッフの方に招かれて、
初の沖縄での撮影は、たったの5日間という短い滞在期間に
まるで奇跡のような瞬間の写真が撮れていったのだとか。
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そう、彼の作品は「奇跡の瞬間」をとらえています。

その秘技は、富士山での数々の撮影で会得していったものだとか。
また撮影の前に、心を調えてから、というのもまったく同じ。
「自然と一体となって写真に映す人」、東京にもいらっしゃいました。

魂のままに撮られたのですね?
「そうですね。魂のままに。
 でもそれは、みんなも持っているものですよ」

自然(地球・宇宙)と一体化した
光のアート。

芸術の世界を飛び越えています。

(本日より23日(日)まで、リウボウホール(パレットくもじ7F)
 11:00〜20:30、最終日のみ17:00まで)

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2007.09.18

ジャニーズ∞

先日、平田大一さんの公演の取材で
那覇のライラというお店にいた時に、
「K島のU荘(平田家)を撮影してほしい」と
もの凄いタイミングのシンクロがあったけど、

また、同じお店ライラのすぐ横のカフェで
ある店舗のサイトの打ち合わせをした直後に電話。
「ジャニーズのある公演を撮影してほしい」と
東京の出版社より撮影依頼。

いったい、どういう繋がりなのかというと、
リアルな人脈(奄美関係)のご縁が結びついたもので
それについては不思議でも何でも無いのだけど、
そのタイミングが、ちょうど奄美シマウタの
唄者・朝崎郁恵さんが来沖した直後に
電話が入ってきた。
そのジャストなタイミングがとにかく凄くて、それも
2つ3つが同時にピタッと綺麗に折り重なってくる。

直接はそれぞれ関係無さそうなだけに、
いつもその絶妙なすべてのタイミングが
まるで精密にプログラムされているかのようで。

本当にコワイくらいだけど、でも恐れてはいない。
「それでOKなんだよ」っていうサインだと
気づくことで、また一歩、前に進めている。

無意味なものなんて一切無いみたい。

ひとつひとつに、存在の意味がある。

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2007.09.15

再演は、来年の1月19日(土)に決定!

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台風11号の影響で、県内イベントの多くが中止を余儀なくされましたが、
注目の朝崎郁恵+那良伊千鳥ライブも延期となり、
次回、再公演は、来年の1月19日(土)に決定!
(場所は、那覇の桜坂劇場にて)

昨晩、台風の中、お越し下さったファンの皆さんには
リハーサルステージが公開されました。

そのあと、出演者のみなさんは
暴風雨の中、桜坂の街の中へ。

朝崎郁恵さんと那良伊千鳥さんの歌の掛け合いで、
奄美シマウタの『♪行きゅんにゃ加那』の
歌垣の座となりました。
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1月19日の公演では、さらに濃密な歌の交流の場になってゆきそうな
そんな予感がしています。

2007.09.14

朝崎郁恵+那良伊千鳥ライブ本日実現!

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いよいよ、琉球弧の北の島、奄美出身の歌姫・朝崎郁恵と
南の西表島出身の歌姫・那良伊千鳥さんのライブが実現する。

そのライブ直前に、おふたりの対談も実現した。

取材現場は、リハーサルスタジオにて。
マイクを通さない朝崎郁恵の生の歌に、
那良伊千鳥は涙した。

「感動したいと思って涙したわけじゃないの。
その気持ちのこもった歌にふるえたのよ」

流行歌にはない、
何百年も歌い継がれた歌(言霊・音魂)を歌うこととは。

彼女たちの発した生の声を、速報記事にてお届けします。
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http://ryuq.ti-da.net/

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※台風11号の影響で、本日の公演は、
 来年の1月19日(土)に延期となりました。また、楽しみにしています。

2007.09.08

オニヒトデからの宮古・八重山きっぷ

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古琉球の時代の八重干瀬(宮古)を舞台にした
平田大一の新作舞台が公演があった。

“オニヒトデは悪者じゃないんだよ”
というメッセージは、
八重干瀬取材でもよく感じたことだ。

その公演の開演直前に、一本の電話が入った。
「離島へ、撮影の仕事をお願いしたい」との案件。
とりあえず、舞台取材のあとに電話をかけ直す。

「ある離島の宿泊施設の撮影になります」とのことで
そこはK島という。平田さんの生まれ島だ。

施設名は?と訪ねると、
「U荘です」
え? U荘って、平田さんのご実家の民宿では?!

「そうです。平田さんの民宿です」

今先ほど平田大一さんの取材を終えたばかりと告げると
担当者もさすがに驚いていた。

平田さんが表現しているラインと、
自分の取材活動に一致する瞬間を感じる。
たぶん、シンクロというやつ。

このご縁、間違いなく偶然ではないと思い、
その撮影仕事をぜひ引き受けさせて頂くことに。

「撮影時期は、KUWAさんの都合に合わせます」

とのことで、フリー切符だ。……これは、

K島からの招待状か。それとも、
八重干瀬の竜宮からのきっぷか。

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2007.09.06

本部のシマエイサー

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平敷屋エイサーのルーツは名護(世冨慶)のエイサーが
ルーツではないかと。

さらには世冨慶のルーツは本部(瀬底)のシマエイサー
ではないかと。

ryuQの『エイサーの原風景を訪ねて』第二弾では、
その本部のシマエイサーにふれさせて頂くことになりました。
http://ryuqspecial.ti-da.net/e1729096.html

本部では地域によっては、
伝統祭祀のシヌグの中でも演舞される集落もあり、
実際に本部のシヌグ取材で拝見させて頂きました。

そしてまた、やんばるのシヌグ取材も
昨年からずっと続いています。

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2007.09.05

世冨慶エイサーに昔姿をみる

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今年の旧盆取材は『エイサーの原風景を訪ねて』がテーマ。
やんばるのシマエイサーも、名護だけでも3回は通い、
シリーズ第一弾『世冨慶エイサー』の記事が出来上がった。

「平敷屋エイサーのルーツではないか」といわれる
世冨慶エイサーのこと。

人の噂だけで観た気分にはひたらずに、
実際に足を運んで見聞してゆくのとそうでないのとは
やはり、全然違っていた。

十分に懐かしいような光景を拝見したのだけど、
その気分だけで、見て知ったつもりにならないよう
地道な取材を重ねてみようと心掛けた。すると、
紅白のやぐらを囲んで踊りはじめたのも近代の事らしく、
その実際は、紺地の着方や鉢巻の衣装から、
太鼓や扇子ひとつまで、昔とは少し違うらしい。

世冨慶エイサーは、
昔歌を聴くことができるところも魅力のひとつで、
さらには、その昔歌を歌う地謡と、踊り手との掛け合いが
世冨慶の手踊りエイサーの醍醐味なのだという。

その本来の昔姿に戻そうと青年会も保存会も一緒になり、
地域の宝を大切に保存する事、未来に活かす姿を、
記事にしてお届けしたい。

総力特集『世冨慶エイサー』
http://ryuq.ti-da.net/
“エイサーの原風景を訪ねて”
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2007.09.04

世界はときどき美しい

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人間と生理的に近い質感の映像が8mmフィルムなのだとか。
こんなにザラついているのに、懐かしくてやさしい。

TVでさえ、すべてクリアな映像がアタリ前の現代に、
今時、映画を8mmで撮った劇場作品がある。
女流カメラマンが写し取るものは、道ばたの雑草でさえ
美しく輝かせた。

そして、言葉があった。

言葉と1枚写真のような映像とが織りなすのは、
ファンタジーではなく現実の日常を描写した
「世界はときどき美しい」という映画。

僕らに、この映画を取材する機会が巡ってきた。
きっと監督も“巡ってきた”と感じたはず。

沖縄映画ではないが、ハート(志)の部分で
共通するものを感じた。

御法川監督と女優の松田美由紀さんと会うなり、
インタビューというよりも、
「なぁ、同志よ。とことん語り合おうぜ」という雰囲気で
それは“ミーティング”のようなものだったかもしれない。

何かを確認しあうように

「メディアの存在している意味とは何か?」
「そもそも、人に伝えるってどういうことなのか?」

8mmで描写した意味とは?なんていう技術的なことよりも
なぜ、今このような作品を世に出そうとしたのか、
そこで何を訴えたかったのか、
いつも、パンフレットには載っていないような
向こう側を、ryuQではたずねてみたくなる。

1時間なんて、あっという間に過ぎていった。

居合わせた4名、それぞれが
“巡り合わせ”を感じたひとときとなった。

「世界はときどき美しい」の特集記事は近日掲載予定。

追伸;
僕はあの画をみて、はっとした。
ノラテッコウ通信のケンタさんの写真にも同じものを感じる。
本日のryuQでは、ケンタさんの壁紙写真のタイトルに
同名の題名をつけさせて頂いた。
http://ryuqspecial.ti-da.net/(どうぞご覧ください)

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2007.09.03

ウンガミとウンジャミ

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地元FM局のTさんより、
「KUWAさん、明日のウンジャミのことだけど」
と、何度も留守電が入る。

これもまたなにかの合図だと思い、塩屋と古宇利へ。
そこで、古宇利のウンガミを司った神人Aさんと再会。
昨年に続き、神人さんにインタビュー。
仕事というよりは、また魂の旅というものか。

塩屋と古宇利のウンガミ(海神祭)は、
なぜ、対になっているのかなど。
学問(頭)だけでは解明できない世界(心)がかすれてきている。

行事のあと、塩屋と古宇利の神人が合流し、
そこで結びをしていることは、案外知られていない。
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2007.09.01

旧暦7月19日行事に、エイサーと伝統芸能


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旧盆行事は、旧暦7月13,14,15日のほか、
旧16日の行事をする地域もあり、
さらには、旧19日に別れ遊びを行う地域もある。

手踊りエイサーの取材で通わせて頂いている地域では
旧16日に旗行事でエイサーとウスデークを奉納し、
旧19日には一連の伝統行事を締め括る。

旗も、通常の祭りなどで使われるものではなく、もう一本、
その集落の始祖が祀られている神屋に収められているもので
旗とはいっても、その意味合いが違ってくるらしい。

さて、この集落のはじまりは、尚真王の時代。
尚真王とここの大主が砂地だった地域を開拓し、
まず神屋やウタキを作り、
そして、行事を作って、村を形成していったのだという。
(さて、最近のキーワード“尚真王”とまた重なった)

区長さんは、
「ほとんどの集落行事は、神ニゲェ(神願い)。
拝所廻ったり奉納芸能をしっかり護っていかないと」

この集落の旧7月19日行事には、
エイサー、ウスデークに、神人も一緒に道ジュネーし
集落(旧集落)の四隅と、拝所を清めて廻る。

エイサーもまた特徴的で、
まず神々を招聘する所作からはじまり、
締め括りも、唐船ドーイなどのカチャーシーではない。

歌のひとつひとつも、
戦前からの昔歌で歌い継がれているところは稀少だと思う。
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