「ありがとう」
伊平屋島からはじまり、
UAのやんばる高江ライブ、小浜島で3日間続いた結願祭、
そして宮古島のクイチャーフェスティバル、
さらには、アイヌと琉球の文化交流コンサートと、
この一連の旅は何だったのか、
そして、「結びとは何か?」と尋ねられた。
この旅に共通したのは、“農”に関すること。
それは大量に生産・消費するためのものではなく、
元々、その地域の中で、
自給自足の生活ができたこのシマ(この国)の
足元を見つめ直す旅。
そして土地に地力をつけるのも、
また、五穀豊穣の願いを叶えるのも、
人間の力(頭)だけでは難しいことを
先人達はよく知っていて、
何に感謝し、奉納してきたのか。
大切なことを忘れないよう。その
結びとは、島々の祭りにヒントあり。
あれから2週間。この話を知人としている最中、
「結びとは?」との質問に続いて、
突然、その相手を通してメッセージが届いた。
「KUWAさん、今あなたに伝言が届いたのだけど…
“大岳”(小浜島)から“ありがとう”ですって。」
心当たりがあるとすれば、
小浜島では、大岳に3日間通った覚えがある。
そして、なぜ大岳か。
そこは、お祭の会場ではないけれども、
シマそのものだった。
理屈ではなく“招待状の送り主はここだ”と思った場所。
それに気づいたので自分なりに感謝を伝えようとした。
まさか、シマのほうからまたそのような伝言が届くとは。
実は、明日が一連の締め括りになりそう。
小浜島出身の平田大一氏のライブに、
新作写真も織り交ぜたスライドショーもあり。
その会場が、ちょうど「小浜島に撮影よろしく」と
依頼を受けた時に居た場所でもあり、また、
伊平屋島の撮影が正式決定した時にも居た場所でもあった。
この旅に終わりはないように感じながらも、
ここで一連の「結び」となりそうだ。
旧暦九月十五日(伊平屋)の満月に始まり、
旧暦十月十六夜(明日)に結ぶ。
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