神歌37.6
池間民族である西原集落の伝統祭祀・ナナムイで謡われている
神歌を収録した『沖縄・宮古の神歌』を本日のryuQに掲載。
宮古の伝統祭祀の中でもよく知られるナナムイでさえも、
継ぎ手が不足し、祭祀の存続そのものが危ぶまれている。
謡う機会は失われつつあり、この神歌を覚えている者も
少なくなってきた。そこでかつてナナムイヌンマだった
高良マツさんをはじめ3名の元ツカサンマ(平均年齢90歳)
が収録に参加し、記録を残すことに。(録音:久保田真琴)
宮古島のA氏によれば、西原では継ぎ手が見つからず、
やむなく前任者がそのまま任期延長しているという状況。
池間のほうでは希望者がかろうじて何名かはいるのだが
希望者全員が必ずしも神役につけるわけではないという。
では、誰が選ぶのか?というと、それは神々なのだという。
そのナナムイ(七杜)とは、七柱の神々、
東・ナイカニ神
西・ミサダメ神
南・バカバウ神
北・トゥユンバジュルク神
中心・ナカドゥラ神
太陽・ティダガナス神
月・マティダガナス神
の七神のこと。
追伸;
比嘉豊光氏の著書『光るナナムイの神々』も
あわせてぜひお読みください。
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