龍頭観音
きのう、沖縄県立博物館・美術館に用事で出掛け、
その帰りに、ミュージアムショップに立ち寄る。そこで
『龍頭観音』の姿に驚く! 「掲載予定の写真とそっくり!!」
毎週水曜日更新の南島詩人・平田大一氏とのコラボを
毎回自分自身もゾクゾクしながら、彼の詩にあわせて
自分の写真をセレクトしているのだけど、
つい数時間前に届いた原稿に対して、
「コノ詩には、コレしかない!」と思って決定した雲の写真。
それとそっくりの姿がミュージアムにあった龍頭観音とは!
それは首里王朝時代の公道『宿道』を取材した直後に、
鋭い閃光を放って現れた竜頭の形をした大きな雲だった。
それも、しゃちほこ型の龍で「そんな形の龍がいるの?」
と思っていたところ、まさか同じかたちが龍頭観音とは!
そしてちょうどその日に、図書館で借りてきた本が
龍神に関する書籍だった。
さらにこの日は、琉大教授から、
『首里城周辺の建造物と彫刻に関する意匠の
共通性と独自性について』という貴重な著書を頂いた日。
内容は、首里城の本来の姿を解説したものだった。
平田さんは、ちょうどその前日に首里城を巡った際に受けた
インスピレーションで書き下ろした散文詩で、事務所からは
「今回、ある意味すごいです。KUWAさんからどんな写真が
届くか、楽しみにしています」とのことだった。
そしてすぐ、“龍頭”の写真が思い浮かんだ。
琉球王朝時代の道を取材した後に浮かんだ雲と、
琉球の王がいた城跡を巡った後に浮かんだ詩のコラボ。
その作業の後に立ち寄ったミュージアムで、
目の前で『龍頭観音』を見せられるというこの巡り合わせ!
龍頭観音とは、観世音菩薩の三十三の化身のうちの一つ。
「天龍夜叉を表し、雲中の龍の背に乗って現れる」とある。
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