« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »

2008.11.29

Mission「島オコシ」(島からの招集状)

神降島
最近、また離島へ。
前回の宮古島レポートを書く暇も無く、今度は伊是名島!

先日、辺戸の黄金森に登ると決めた日に、
伊是名から招集が来たのです。このパターン、どこかで…。
そう、また1年前と同じように、再び巡ってきたのです。
一周廻ってまだまだ続く。おわりはありません。

伊是名は“尚円王”のふるさと。
“尚円王”をテーマに掲げて島興しを続けています。
尚円太鼓〜尚円王まつり〜そして史劇尚円王。
一連の島興しが評価され、伊是名は総務大臣賞を受賞
することになりました。

その記念公演が1/18に那覇市民会館に開催決定!
前回に引き続き、その島おこしを再び応援する事に!
これからまた、海を渡って何度も通うことになりそうです。

そしてその第1日目が、旧暦11/1に始まりました。

「島興しのお役目(裏方)頑張らせて頂きますね」と、
神降島にご挨拶。そして、伊是名城に。
 ……そして、沖縄からの微熱な人気ブログ

2008.11.24

ありがとう写真展

写真展にお越し頂いた皆様へ、大変有り難うございました。
差し入れまで頂きました小禄の高良さん、八重瀬の金城さん、
そしてたくさんのコメントを、本当に有り難うございました。
「ポストカードがほしい」「写真集は出さないのか」
「心に響いた」等々これからの創作活動への励みになります。

これで一通り、完了したようにも思えますが、また御縁が
どんどんと繋がってゆき、終わりなく続いてゆくようです。
最終日に、1年前に巡り会った奇跡の写真家さんから
来月沖縄にゆくから再会しましょうとのご連絡が入りました。
この方もまた、撮影前に心をチューニングしてから
自然と一体化して写すという、そんな稀な方です。
また何がはじまるのか想像するだけでとても楽しみです。

そのほかにも、たとえばこんなエピソードがありました。

展示している写真の中に、ある島の神人のおばあちゃんが
います。今年でもう96歳になる今も現役の神人さんです。
そしてまた偶然にも、そのおばあちゃんと親しいかたが
いらっしゃり、「近いうちにおばあちゃんちへ行く予定」
と言うので、今回展示で大きくプリントしたものを
もし直接お届けすることができたら、と申し出たところ、
ご一緒させて頂くことになりました。
そして、お届けできる日をとても楽しみにしています。

僕はいつも誰かに何かをお届けする配達人のお役目なのか
もしれませんが、
今回もまた、みなさんにその何かを届けられたらと思い、
その機会を頂くことができました。
そして、みなさんに感謝です。ありがとうございました。
081124blog
……そして、沖縄からの微熱な人気ブログ

2008.11.21

メッセンジャー南ぬ風人まーちゃん(シマとの対話:番外編)

1年前に始まったryuQの『シマとの対話』と、タイミングが
合うかのように、平田大一氏との写真のスライドショーが
昨年11/25にあり、そこで秘蔵の写真が初映写されました。
http://sansin.air-nifty.com/simauta/2007/11/post_5848.html
その1年後、『シマとの対話』のしめくくりのタイミングに
こんどは写真展が開催。テンブス4周年ぶんか祭の中で
参加させて頂くことになったのでした。(〜11/23開催中!)

(そして平田さんたちは、阿麻和利のハワイ公演へ!)

またスライドショーが行われた昨年の11/25の同日には、
西表島出身の南ぬ風人まーちゃんの『風人の祭り』が
行われていて、スライドショーのリハの合間や本番の後、
まーちゃんへのインタビューもさせて頂いていたんです。

「なぜ唄を歌い、なぜ祭りを興すのですか?」
081121blog

そしてあれから1年、今日の『風人の祭り2008』に合わせて
まーちゃんインタビューが、ようやく陽の目を浴びる事に!

「1999年に、島の神様から、“風人”というメッセージを
もらったんですよ。風人(かじぴとぅ)をわかりやすく言うなら
“自然の中で、思いやりを持って生きる人”。
でも本来、人間は自然と共存して生きてきたはずですけど、
それ(自然あっての人間)を忘れかけているからそこに戻ろう。
そういう呼びかけなんです。」

「それを伝えようとした時は特に表現手段なんて無かったけど
でも僕が小さい頃から聞いていた唄や三線があった。
ただ喋るだけなら誰も聞いてくれないかもしれない。
でも三線を弾きながら歌ったら“なんだろう?”って、
唄で伝わると思ったんです。そしたらきっと
子供だってお年寄りだってみんな聞いてくれますよね。
みんなで分かち合える空間、それが音楽だと思うんです。
それで僕は1999年から三線を弾いて歌っているんです。」

「降りてきた言葉“花の咲く大地に生まれて良かった”を
唄にしたり、ほかにも西表島に昔から伝わる言葉だったり。
それを僕が音楽にして作っていますけど、
でもそれらは、島の長老から聞いた言葉だったり、
山の神様や海の神様など自然から学んだことであって、
“島のメッセージ”をわかりやすく唄にしているんです。」
(『南ぬ風人まーちゃんインタビュー』より/by.ryuQ)

まだまだ『シマとの対話』というテーマは、
リレーして続いているかのよう…、きっと終わりはない。

※メッセンジャー南ぬ風人まーちゃんの、
 インタビュー全文は、コチラ↓
http://ryuqspecial.ti-da.net/e2356895.html

 ……そして、沖縄からの微熱な人気ブログ

2008.11.18

本日より「3つの写真展」に参加

本日より、那覇てんぶす館の4周年記念祭イベントに、
写真展にて参加することになりました。

写真甲子園を企画した勇崎さん(写真集では『大神島』)を
中心に、写真甲子園で優勝した真和志高校OBや、
現役高校生達による好奇心いっぱいの瑞々しい作品等々。

また、写真家はてるまこうさんを中心とした、
「水」をテーマにした写真展(こちらには2点)。

ラストは、「花」をテーマにした9人の写真展。
一人あたり20〜30作品を展示しているので、
9人の個展ともいえるかもしれません。

「花」はあくまでもキーワード。
そして僕の作品タイトルは、「心の花」です。

「写真は“心を写す”ものと感じることがあります。例えば
“伝統祭祀への今日の取材はこれで良かっただろうか?”と
己の魂に問いかけた時、目に見えるかたちで事象として
現れることがあります。
それが虹だったり、雲がまるで龍や鳳凰のように
空の表情が変わってゆく事もあるのです。
その瞬間々々を記録したのが、
今回の「心の花」シリーズです。」
(その展覧に寄せたコメントより/by.KUWA)

南島詩人・平田大一さんとのコラボ『シマとの対話』にも
掲載された写真も大きなプリント作品となって、
またPC画面からとは違う表情をみせています。
入場無料ですので、ぜひどうぞお気軽にお越しください。
Photo_tenbusu
場所:那覇市ぶんかテンブス館(那覇市牧志3-2-10) 3F
日時:11/18(火)〜11/23(日)
   10:00〜19:00
   (※写真フォーラムは11/19の19:00より開催)
入場:無料

……そして、沖縄からの微熱な人気ブログ

2008.11.16

独り占めじゃない世界(精霊を呼ぶ太鼓in沖縄〜)

081116blog
思えば今年は世界各地から沖縄へ様々な方々がやってきた。

本物のマヤの長老からはじまり、チベットの高僧、
インドの聖人アンマのお弟子さん、
世界最古の聖典ヴェーダのヒンズーの聖者、と続き、
そしてまるで一連のしめくくりかのように、
人類発祥の地アフリカから、
「こんどケニアから“精霊を呼ぶ太鼓”のシャーマンの長老
が沖縄にやってくるから、よろしく」と、
また凄いタイミングのお話を頂いた。
http://ryuqspecial.ti-da.net/e2351286.html
それも公演初日の前日に行われた学校の公演から、
Misiaも参加したJICAの公演まで。
http://ryuqspecial.ti-da.net/e2352154.html

ベテランの神人さんの天久さんからは、
「あちらこちらに求める必要なんてないのよ」
というお話をインタビューで伺ったことがあったけど、
今年沖縄に集まってきた各地の大先輩がたのお話に、
たくさんのヒントを頂くことができたのは宝だと思う。

その宝を、また多くの人にバトンタッチできたらと、
決意新たにしたのは、
今日、天久さんが若手の神人に引き継ぎするという場面に
また偶然にも立ち会わせて頂く機会を頂き、
みなさんへ向けてのメッセージも受け取らせて
もらったのがまた大きなキッカケとなりました。

とにかく、これからは、
「自給自足」「願望でなく“感謝”」「皆が大きな家族」
など“独り占めじゃない世の中”がキーワードになりそう。

……沖縄のキセキな人気ブログ

2008.11.10

「人類皆ジャズメン」屋良文雄インタビュー番外編

屋良文雄
「人生というのは“自分探しの旅”みたいなものですからね。疲れを知らない子供のように、楽しいことは時間を止めてしまうようなもので、すごく楽しいんですよ。朝目覚めると、すぐにピアノに向かいますね。」

「何が楽しいかというと、自分の宝探しというのは浪漫があってね。今日は自分の中から何が出てくるのだろう、と毎日毎日掘り続けている自分が楽しいですね。」

「それは新曲のフレーズを探しているのではなくて、“自分の心”を掘り続けているという意味なんですよ。」

沖縄のジャズ界の重鎮である屋良文雄さんにインタビューするきっかけとなったのは、彼が会長を務める沖縄ジャズ協会のビッグバンドのレコーディング現場に、たまたま立ち会わせて頂く機会を頂いたことから始まりました。それも突然のことでした。

そしてそのすぐ数日後、県内の写真界の大先輩がたと2次会で連れて行ってもらったお店が、また偶然にも屋良文雄さんのお店だったのです。

「ジャズの魅力というのは、地球60億人の人間がそれぞれ個性を持っている。そういう意味でも人類みなジャズメンだと思うんですね。そして“この瞬間”を弾いている人も聴いている人も、同時で楽しみながら作ってゆける、それが醍醐味ですね。」

屋良文雄インタビュー[前編]
http://ryuqspecial.ti-da.net/e2345698.html

屋良文雄インタビュー[後編]
http://ryuqspecial.ti-da.net/e2346590.html

(年代物の古酒のようなメッセージ集を、どうぞご覧ください。)

 ……そして、沖縄からの微熱な人気ブログ

2008.11.07

ナビィの日、結びの日

今日11/7は「ナビィ(鍋)の日」ですよ、とナビィさんに伝言。
「そして旧暦10/10の結びの日ですからね」とナビィさん。
(新暦10/10とセットで大切な日とのこと)

そして、11/7といえば、
毎週水曜日に連載でお届けしている南島詩人・平田大一氏
による詩やエッセイとryuQとの写真のコラボ『シマとの対話』
がもうすぐ1年になります。

思い返せば、昨年の夏、平田大一氏の14年ぶりの一人舞台
『南島詩人舞台』の取材に出掛けたのが“すべての始まり”
だったと思う。
「今日はほかにもいろんな催しがあるけど、
この『南島詩人舞台』に行きますよ」
と心の中でつぶやいた時に、空に二重の虹が架かり、
「このタイミングでいいんだ!」と確信しました。
(その時の写真が下記です)
http://ryuqspecial.ti-da.net/e2098135.html

現場に辿り着くと、でもそこは写真撮影禁止。
そしてその舞台内容も含めて、
それはまるで「どこかの島の秘祭のような舞台」
感じ取ったままに綴りました。
http://ryuqspecial.ti-da.net/e1700414.html
ところでその日は広島原爆の日でもあり、
平田さんのお父さんの命日から1年が経とうとしていました。
“平和と命(魂)”。
「この舞台は、シマの魂と向き合って会話しているような
“シマとの対話”だ!」とそう感じたのです。
そしてそれを形にして表現できないだろうかと思ったのでした。

そしてその後、彼が手掛けた舞台を取材させて頂く機会
が重なったある日の事、ちょうど取材現場に
別件の撮影仕事の連絡が入り、
「小浜島の民宿うふだき荘を撮影してきてほしい」
という案件
に驚きました。
それは偶然にも、目の前で取材している平田さんの実家
の民宿だった
のです。

小浜島に辿りつくと、
まず島の象徴である大岳(うふだき)にご挨拶。
「これは、あの時のお父さんの魂からの招待というよりは、
シマからの招待状?」と感じたのです。
「小浜島出身の平田大一さんと
『シマとの対話』という連載を始めます。」
とそれは、御礼のお参りというか、“宣言”でした。
 そしてあれから1年が経とうとしています。

・平田大一『シマとの対話』
(次週でちょうど連載1年の節目を迎えます)
→http://ryuqspecial.ti-da.net/c100207.html

2008.11.01

「宇宙(そら)の約束」映画化

081101blog
いつもCDのデザイン製作を担当させて頂いている
アーティストさんから、
「KUWAさん、こんどのCDは、
 映画『宇宙(そら)の約束』のサントラなんですが」
  と制作のお話を頂いた。

「同名の素敵な詩を読んだことがありますよ」だなんて
 僕は本当に同じ作者とは知らずに言っていたのだけど、
  なんという巡り合わせだろう…

「いつか交わした約束だったのかもしれませんね」
 と映画担当者のかたからのメッセージ。
 その時、僕の中にまるで電気のような何かが走った。

ちょうど1年程前、その詩について日記を書いていた…
http://sansin.air-nifty.com/simauta/2007/12/post_8ffa.html
(「約束」般若心経は愛の詩)


   ……そして、沖縄からの微熱な人気ブログ

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »

今日は何の日

ライセンス

写真詩集を出版しました。

2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ