桃山晴衣を偲ぶ会
1996年にはじめてインターネットの世界に可能性を感じた
のは、世界に流通させられる媒体を自ら配信出来る事に
深く感動したものでした。
例えば自分が作りたい雑誌媒体を自分のホームページで実現
することが出来、それも既存の流通にしばられず、
全世界に発信できるという事にとても興奮したものでした。
(勘定抜きで純粋に紹介したいものを配信できる素晴らしさ)
そこで、高校生の頃から憧れていた日本人アーティストを
紹介するホームページを作って世界に紹介してみようと、
銅鐸やサヌカイト(音色の出る石)や縄文式土器で演奏する
世界的打楽器奏者・土取利行、三味線奏者・桃山晴衣の
立光学舎にコンタクトをとったものでした。
当時はピーターブルック国際劇団の音楽監督をされていたり
と日本に根を張りながら世界的にも活躍されていた方々で、
自分がこれから作りたいWEB媒体の件をきっかけに
もしも知り合う事ができたらなんて素敵な事だろうと、
そうやって行動してみたのが全ての始まりでした。
http://www.iconogrove.com/RyukoGakusha/rg.html
あの時、窓口となって頂いた方が桃山晴衣さんで、
「そのHPを作る前にまず日本の民俗学を学びなさい」
とお会いした初日に柳田國男を薦めて下さった方でした。
まちがいなく、あれがあったからこそ、今の僕がいる。
あれから12年の月日が経ちますが、久しぶりの便りで
まさか訃報が届くとは…。
「桃山春衣を偲ぶ会、1月24日、東京にて。」
(参加者:土取利行、五木寛之、谷川健一、松岡正剛ほか)
今僕は沖縄に住み、その日に東京には行けそうにはないと
思っていた所、不思議とその週に関東へと行けることに。
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