“ピンチの時こそ、チャンスに変えよう!”という言葉。
いいスローガンだけど、ではどうしたらいいのか、
具体的な話はあまりよく知らない。
ピンチをチャンスに変えるって相当の努力とエネルギーが
必要だろうし、そこに転換するためにはこれまでの発想には
無い視点(ポイント)、そして行動力が、というふうに
言葉を並べる事は簡単なんだけど、では具体的にはどうする。
小2の頃から、大変な困難をいくつも乗り越え、
たくましく生き抜いてきた一人の糸満女性がいる。
親に捨てられ/戦争/戦後の大不況/買ったばかりの
お店が火事で全焼/再建/おばあたちとの約束を守る為、
60歳を越えてから新しく福祉事業を興し/その途中、癌に
冒されながらも夢をあきらめず/難病の癌も克服/
73歳、74歳の時にも次々と新たに挑戦していった先達は、
「これが人生。辛ければ辛いほど、夢は大きく広がるの」
少々の困難でも、すぐ心が折れそうになってしまう現代は
“人間力”が弱まってきているのではないかと問う。
「年齢でいうと後期高齢者? 人生に定年は無いのよ」
「100年に一度の不況? それは大袈裟な言葉ですよ」
目の前の困難に、恐怖に怯えず、自分の道に降りかかる課題
だと思って、躊躇せず、もう一歩踏み出すことだという。
それを避けようとまわり道をすると、人生遠回りしたり。
また本当に困難な時こそ、神の存在を何度も感じたという。
「一生懸命生きている人のことを神様はちゃんと見ていて、
いよいよもう…いうところで、手をさしのべてくれる時が
何度もあった。あぁ、私は生かされているんだなって」
一生懸命生きるというのは、彼女の場合は自分の為だけに
必死に頑張ったのでは無いらしい。
自分の事はいつも2の次、3の次で、みんなの為にと
働いていていると、不思議と自分の力だけではなく、
加護されていく事に気づいていったという。
いい事でも、悪いことでも、自分に巡ってきた必要な機会、
そのどちらもが“チャンス”。すべてがタイミングなんだ。
だから“困難こそチャンス”というんだね。
あなたに出会えて良かった。宮城初枝さん、ありがとう。
http://ryuqspecial.ti-da.net/e2477793.html
(ryuQ特集 :『宮城初枝物語』より)
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