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2010.01.29

琉球開闢神の神面の鬼

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昨年、国立劇場おきなわにて、六十数年ぶりに復元された
琉球開闢神の面を着け奉納舞いを披露
された琉球舞踊家の
高嶺久枝先生と、年明けてからもう一度お話を伺う機会
を頂いた。(インタビュー記事は→コチラ)

復元されるに至る経緯について、面の研究家・千本木氏に
突然、「鬼面、鬼面…」と言葉が降りてきたらしく、
それはちょうど4年前に、僕も同じく「鬼、鬼…」と
いう言葉が心の中で響いてきた事を日記に残していた。
('06年1月9日の日記→:一角鬼が表紙のアートキャンプ)

戦争で焼失してしまう前に、大正時代の神面の記録と、
それを元に仏師が復元した神面をみて驚くかもしれない。
それが“鬼面”である、ということに。

琉球開闢の神アマミキヨをかたどったと伝わる面が
“鬼”である、ということに。

4年前は、なぜ“鬼”なのかが判らなかったのだけれど
当時N先生にこのことを話してみると、あるカミングヮ
の話ということで、その子供が、
「ワレ、オニ ヤ アマテラス」と語ったのだという。

鬼神も神であり、しかもそれがアマテラスということで
最初は驚きながらも、至極納得するような出来事が
この4年間に積み重なって、そしてこの度、
琉球開闢神の神面をつけて奉納の舞いをされるという
高嶺久枝先生と再び巡り合い、
「同志と巡り合えたと思っています」とお言葉を頂く。

節分の日(鬼は内、福も内)までにすべてを掲載予定。
→http://ryuqspecial.ti-da.net/e2668415.html
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2010.01.20

アバターのナビィ族になる前に

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「そして未来の無い地球へ、異星人(地球人)たちは帰って
いった…」という最後の語りが印象的な映画アバター。

理想的な世界を創られた映像には“描く”ことができて、
“現実”な現代の世界は危機的にあるとか、
ついに映画の中で処理してしまおうとでも?

「だって、人間だもの」っていう有名な言葉もあるけど、
理想と現実で、つねに現実的な選択をしてきた私達。

理想は、映画や小説の中に収めておけばいい?

「真実は小説より奇なり」というこれまた有名な言葉が
あるけど、歴史にフォーカスしていくと架空の話よりも
凄い。まやかしの世界(隠しておきたい?)がよく見えて
きたりもする。

僕らはただ知らないだけ。ゴシップ報道や映画とか
適当なものを表面的(見せかけ)に与えられていて、
真実の出来事は水面の下で潜伏しているようですよ。

目(心眼)をカッと見開いて、ご自身の眼差しで
様々フォーカスしてみてくださいね!

※今日のryuQは、興味深い歴史ノンフィクション
 をとりあげますよ。→『琉日戦争一六〇九』

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2010.01.15

日食(皆既日食から半年後)

日食写真byKUWA
日食写真byKUWA
7月の皆既日食から半年後、ふたたび日食。
太陽の欠けは前回とは真逆です。
天の岩戸は開き、結んだかのように
あのときも、そして今回も新月でしたね。
天体は、旧暦のリズムと合っているようです。

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2010.01.07

「天皇のロザリオ」

昨年の8月、五島へ取材旅行した際、偶然を超えたような
巡り合わせで、隠れキリシタンの神父(脹方)と出会いました。
(2009.8.29の日記をどうぞご参照ください→)

隠れキリシタンの方にインタビューさせて頂き、
無事、記事にもなって任務完了したようにも思えますが、
そこで終わらず、さらにもっと深く知りたいと思うような
新たなテーマが芽生えてきました。

直接インタビューして分かったことなのですが、
「わたしたちは、古キリシタンの教えをカタチを変えずに
ずっと守り継いでいる」と語ってくださった一言から…。

それは400年ほど前に、ザビエルが日本にキリスト教を
もたらした頃の教えを今も継いでいるとのことで…、
ところが、現代のローマカトリックのキリスト教とは、
様々な面で違いがあり、“その違いの訳は長期に渡って
潜伏していたからだろう?”ということで片づけられて
しまいそうなのが、いつものパターンかもしれません。

ですが、偏見でなく、直接よくお話を伺ってみることで
より深く理解できることがあります。

彼らのお話を聞き取ることで、とても重要なテーマが
見つかったのです。それは、一言でいえば、
“信仰について、あまりにも決定的に大きく異なる点”です。

いったい…、
「ザビエルが日本にもたらした頃の初期のキリスト教とは?」

これを調べ直したいと思った時に、浮上してきた一冊が、
『天皇のロザリオ』(上巻下巻)という本でした。

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ところがですね、不思議なことがあるものです…。

隠れキリシタンと偶然出会う前に、彼らのお話を伺う前に…
なんと、その2カ月も前に、僕はこの本をAmazonで注文
し、部屋の片隅に封も切られずに封筒が山積みされた状態
で、すでに自分の手で購入してあったのです…。

自分で買ったのは確かな事実でした。でもなぜ???

購入した頃は、その後に、隠れキリシタンの方と出会うこと
になるとは予定もなければ、想像すらしていませんでしたし、
そもそも、調べたいテーマになるなんて想定外でした。

無意識で購入していた?とでもいうのでしょうか…。
どうして、まだそんなに早い時期にその本を買ったのか?
その理由が自分でもよくわからないのですが、
うっすらと買った覚えも残っていて、購入記録もあります。

先回りして、買って準備していたその本、
『天皇のロザリオ』とは!

巡り会うべく、すべてが用意されていたとしか思えません。
(つづく)

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2010.01.03

庚寅(かのえとら)の決心

2010年は庚寅(かのえとら)。
庚寅といえば、武官や公職になるものも多いのだとか。
ということで、元旦から琉球王朝時代の武官(儀丈)役となり
首里城でお正月を迎えたのはそれなりに意味がありそう。
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歴史を振り返ると、西暦になって初めての庚寅が
西暦30年で、キリストの没年にあたる。

隠れキリシタンの取材から芽生えた新たなテーマについて
(ザビエルとは? その後のペリーとは? グラバーとは?)
など、さらに深く掘り下げていきたいと思う。

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2010.01.02

首里城へ初出勤!首里城正殿裏の初日の出

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あけましておめでとうございます。
首里城正殿裏からの初日の出の瞬間の写真です。

首里城は東から、久高島〜弁が岳〜そして首里城と、
ご来光を琉球国王が背に受けるような配置(太陽のライン)
で設計されているため、初日の出を拝むにはこれ以上に
ない場所に首里グスクがあります。

ふだんは入ることの出来ない場所から、なぜご来光を
いただいているのか? というと、
首里城の古式の正月行事「朝拝御規式」に、
琉球王朝時代の武官役(儀丈)として初出演しました!
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2010年の初出勤が首里城で、初日の出も拝めて、
琉球の象徴的場所で国王がたとお正月を迎えられ、
今年も運気のいい一年になりそうな予感です。

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