2005.04.29
てるりんさん追悼企画
てるりんさんこと、照屋林助さんの四十九日が過ぎ、
まるみかなー店長による秘蔵映像上映会が行われた。
店長の小浜司さんがプロデュースした舞台『島々の島うた』は、平成3年の頃までさかのぼる。
司会が照屋林助さん、出演者は、奄美から沖縄本島・宮古・八重山まで(以下敬称略)。
山里勇吉、大城美佐子、山里ユキ、坪山豊、まだ13歳の貴島康男に日本一になった頃の中野律紀(RIKKI)、他。
今でこそ、琉球弧の唄者の共演は珍しくないが、その当時としては、ありそうでなかったことなのだとか。
出演者が若いだけではない。“何が変わってきたのか”、友人たちとの会話で、“以前はこうやって、大舞台でも唄三線一本だけで聴かせてきたのよね”とはYさん。
ギターやキーボードはもちろんのこと、太鼓さえもほとんど無い。
今の琉フェスでは考えられない、極上の唄と三線だけの大舞台。
わずか十数年前のことだった。
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2005.04.27
朝崎郁恵新譜@新創刊カラカラ
雑誌『カラカラ』が、“泡盛”から“スロウ”(slow life, etc)へとキーワードを変え、新創刊されることになった。
編集長からは、朝崎郁恵さんの新譜『おぼくり』(5/18発売)について、コメントを寄せてほしいとの依頼。
朝崎先生のお話を書くだなんて…、ちょっと荷が重い。
“思い出話などが入ってもいい。アルバムへの率直なコメントで結構”。そんな言葉に、少し気が楽になる。
先日は、大工哲弘先生から、5月26日に奄美で朝崎郁恵さんと共演することになったので、過去の作品をひととおり聴いてみたいとのリクエストがあった。さっそく資料を整理してみることに。
作品群を大きく分けると、奄美三線で歌うオーソドックスなスタイルと、近年のピアノなどの洋楽器で歌うスタイルとがある。
そのどれもに共通している大切なところは、昔ながらの歌い方を貫いていること。幼少の頃から島唄を歌っていたが、結婚を機に20代で内地に出てから半世紀近くになる。歌についてもその当時の歌い方が残されていた。
いくらいろんなアレンジでピアノ伴奏が入ろうとも、歌い方については古謡のスタイルを一切崩さない。
それがよりくっきりと表れるのが、このNEWアルバムの中で三線一本で歌っている島唄『むちゃ加那』と『芦花部一番』だ。
(来月発売の雑誌『カラカラ』へと続く)
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2005.03.24
大島保克の“島めぐり”
また、彼の歌声が聴ける。大島保克さんの3年ぶりの新譜が来月発売予定。
3年というと今のライブスタイルになってからそのくらいになる。
石垣島の白保出身であるから八重山の歌はもちろん、宮古から本島の歌も幅広く唄うようになった。
普段は、関西を拠点に活動する彼。
なのでお客さんに合わせるように自然とバリエーションを拡げたのかと安易に想像するが、
“お客さんに合わせることはない”という。
決して傲慢な発言ではなく、せっかくのいいウタを“自分はどこどこの島の出身だから”と垣根をつくってしまうのはもったいないからだとか。
いいウタは海を越えて巡るもの。
3年ぶりの5thアルバム『島めぐり』(VICL-61626)は、4月21日発売。
※RIKロングインタビューは4月。藝能新聞『ばん』には5月号へ掲載予定!
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2005.03.23
オリジナル三線Tシャツ、販売決定♪
先日から話題にしていました、オリジナル三線Tシャツですが、大変お待たせしました〜!
本日より、期間限定で予約受付開始となりました♪
今回の『第1回 ぶろがーずTシャツ祭り』では、
予約オーダーが10枚以上あればプリント販売可能となり、枚数が増えれば随時値下げしてゆく、という企画ですが、
初日で、早くも10枚を超えたようです!!!
これで、三線Tシャツが実際にプリント決定となりました☆
予約された皆さんへ感謝です!どうもありがとうございます!!
さらに予約枚数が増えれば増えるほど、単価も下がり、
販売価格も値下げするという企画ですから、
初日は2,100円(送料別)からスタートですが、どこまで安くなるかは、
予約枚数次第とのことですので(3/31現在: 1,350円 最安値!)、
ひき続き、どうぞよろしくお願いします☆
2,100円(3月21日スタート時、最低予約枚数確保)
↓
1,750円(3月23日で早くも予約枚数が15枚超え)
↓
1,600円(3月28日、26枚の予約で全体価格が割引♪)
↓
1,450円(3月29日現在、28枚の予約で全体価格がさらに割引♪)
↓
1,350円(3月30日現在、30枚以上の予約で全体価格が最安値に更新!!)
↓
おかげさまで、ついに40枚を突破したようです。(3月31日現在)
御礼申し上げます m(_ _)m
※御 礼:
ご好評頂きましたオリジナル三線Tシャツは、
おかげさまで、予約販売枚数を40枚超え、
大盛況の中、期間限定販売は終了となりました。
これから、プリント→発送となります。
4月中旬頃の発送となりますので、
みなさま、どうぞお楽しみに!
(4月2日現在)
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2005.03.04
デスクトップ「三線の日」
3月4日は「三線の日」ですね♪
「三線の日」デスクトップ壁紙を用意しました。
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/gallery/photo/kabegami/004/index.html
この日、イベントのメイン会場となる読谷鳳ホールを写した大スクリーンです。
“三線の日”の気分を味わいながら、
背景には、かぎやで風の工工四も写っていますので、
ネット中継を楽しんでみてください。
デスクトップ「三線の日」。
読谷の会場に行けないかたへのささやかなご提供です。
■「三線の日」壁紙 (by.RIK)
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/gallery/photo/kabegami/004/index.html
■ネット中継と番組表
http://www.rbc-ryukyu.co.jp/radio/sanshin/kokuchi.html
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2005.02.23
三線Tシャツ:ブロガーズTシャツ祭に出店
自分も着てみたくなるような、カッコイイ三線Tシャツが欲しい!!
地元沖縄でも、三線をモチーフにしたTシャツはありきたりのものばかり。
例えば、三線が真正面に描かれていて、背景に安里屋ユンタの工工四が描かれているものとか、余計な横文字が描かれていたり、そんなパターンが多かったりするし…。
かのH○buBoxの三線Tシャツはちょっと大げさすぎて、それを着て街で歩きたい気分になんてならないし。
ならば、自分で作っちゃえ! っていうことで、作ることにしました!(早)
また、タイミングがいいことに、『第1回 ブロガーズTシャツ祭』なんていうのがあり、その話に乗ることに。
ということで!
こんなデザインの“三線Tシャツ”はいかがでしょう!
※1枚2,100円! さらに全体の予約枚数が増えれば増えるほど、
1枚あたりの単価が下がるそうです(^ ^)
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値段的には、オーダー10枚で2100円。
オーダーが15枚以上になると1750円になるそうです。
30枚以上になると、1350円。
(別途送料が525円付きます)
---------------------------------------------
(from:なちゃろぐさんより。)
※送料は525円〜。発送は名古屋のプリント屋さんから直送なので、
遠方のかたはそれよりもやや高くなるそうです
※サイズは、S,M,L,XL,XXLのほか、
子供サイズ100〜160cmまで揃っています。
※色は、このデザインに合うカラーを全34色の中から厳選してみました。
オススメカラーは、
・サファリ(グレーぽいベージュ、インナーに)、
・黒(引き締まる漆黒)、
・紺(定番カラーのネイビー)、
・深緑(やんばるのフォレストグリーン)、
・ライトブルー(沖縄の海、アクアカラーで)、
・ワインレッド(現在一番人気のバーガンディ)
の6色をチョイスしてみました(上記イラストが一部イメージ見本です)。
(また、こんな色の三線Tシャツが欲しいというリクエストもあればお気軽にどうぞ)
※2/28現在、ワインレッド(バーガンディ)が一番人気です☆
[第1回 ブロガーズTシャツ祭・第2期] 期間限定で販売します。
販売期間:3/23〜4/1
商品発送:4/15頃〜
[予約受け付けまでの流れについての説明は↓コチラ]
http://felice.sub.jp/blot_order/
オリジナルプリントショップ・フェリーチェ山手
※当BLOG『シマウタ37.6 沖縄からの微熱な話題』でも
先行予約も受け付けます〜!
コメント欄か、メールにて☆
『三線の日』目前の企画です〜! 沖縄三線Tを着てみませんか?
↑『第1回 ブロガーズTシャツ祭』
追伸;
※その他、“どうしてもこんな色の三線Tシャツが欲しい!”
というリクエストもあればどうぞ!!
[カラー一覧:全34色](インク色は白で統一します)
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2005.02.15
インターネット三線教室、リニューアルOPEN♪
『インターネット三線教室』が待望のリニューアルOPEN♪
これは便利というものが追加されていますね。
・『Flash 調子笛“お調子もん”』
1(A) 〜 6(D) までのキーをカバーした、
チンダミ・チューナーです!
(無料なので、誰でもすぐに使えます)
新しく、こんなコーナーもありました。
・『民謡教室ブログ』
なんと、執筆のほとんどは小浜司さんですね!
なぜわかるのかというと、
“2005-02-14
今朝は6時に起きてRIKの原稿を書き上げ、山原へ。”
…なんて書いているものですからね (^ ^)。
小浜司さん、ついにブログ・デビューです!
他の、ネット版・三線教室と何が違うの?
・『講師が、現役バリバリの民謡歌手』
・前川守賢
・よなは徹
・内里美香
・新垣良実
・上間綾乃
(さらに、これからも増えてゆく予定!)
・『三線習いの基本“対面稽古”式』
元々、昔から“対面稽古”が基本で、
沖縄県内の三線教室の中には、
それを徹底している教室も少なくありません。
先生の“音”を“手”をお手本に、
直感的に覚えてゆけるわけですね。
※詳細は、『インターネット三線教室』へ>>
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2005.02.04
連続カチャーシー2005
カチャーシーアルバムの決定盤といったら、約30年前に発売された金城実さんの『連続カチャーシー』。
連続20分間のカチャーシー演奏を一発録りした名盤は、今でも、沖縄の祝事(すーじ)の際に愛用されている。
その臨場感溢れるリアルな録音は、本人がそこで演奏しているのではないかと錯覚させるほど。
実際に、こんなエピソードも。
「ある結婚式に出席した際、連カチャのテープが流れていたのに、“てっきり実さんがバックで演奏していると思っていたさ!”と間違われたほど」とは、金城実さん。
その、本家本元・連続カチャーシーの金城実さんと、昨年、全曲カチャーシー曲ばかりを収録した『カチャーシー・ア・ゴーゴー』を発表して間もないよなは徹さん(さらには『北風』でも話題沸騰中)と、この2人で、なんと『連続カチャーシー 2005』をリリースするとの事(沖縄先行リリースは2/25)。
これは、さっそくお話を伺わなくては♪
今日の取材現場はコザのでいごホテル。お話は2時間近くに及んだ。
ヤンバルでエイサーの地謡をやっていた頃の青年期の金城実さんのお話から、連続カチャーシーのあとに収録された金城実さんの名曲『南洋帰り』、『姑ガナシ』についての昔のエピソードからえらい面白い。
もちろん、今回のエピソードも。例えば、徹さんのちょっとしたイタズラが面白かった。“よくぞ、それを聞いてくださった!!”とは徹さん。
は〜い、気が付いていますよ〜。
藝能新聞『ばん』と、続きはRIKにて、2回に分けて掲載予定です。
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2005.01.30
名護さくらまつり名物『二見情話大会』。今年のチャンピオンは!
日本一早く、桜が開花するのが、ここ、沖縄。
とはいっても、ソメイヨシノではなく、ヒカンザクラという種類で、寒さの中で花開き、暖かい南部のほうへと拡がってゆくという、北から南下する桜です。
今年も、観賞に行って来ました。名護の八重岳〜今帰仁城跡〜名護城跡へ。
そして、名護さくらまつりの催しの中では、名護の名曲『二見情話(ふたみじょうわ)』をペアで唄う、二見情話大会が行われました。
※参考:歌碑巡り『二見情話』
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/from/kahi/03/07.html
今年はかんからシンカのメンバーも参加するというので応援に。そう、身近な人たちがステージに上がったりするので、地元の人たちが大いに盛り上がる名物コーナーなんです。
今年で第21回目。大会の回を重ねる毎に、衣装やメイクなど演出が年々凝ってきているそうです。この第21回大会では、石垣島出身の挑戦者がアンガマの格好で出演したり、沖縄芝居風の挑戦者もいれば、大応援団を引き連れて挑戦する人たちもいるというそんな中で、唯一地味に、奥さんと2人で仲睦まじく歌い上げたのは、我らかんからシンカのあーかじゅさんご夫妻だけでした。ストレートな歌唱力勝負と夫婦のチカラと人柄で見事優勝を受賞されたのです。
「今年初めて参加してみたんですが、この大会に夫婦で参加できるというだけでも楽しかったですね〜!
少しでも入賞できるのならラッキーかなと思っていたくらいで、まさか優勝できるなんて。夫婦で驚いています!!
最終目標は、いずれは娘と共演してみたいなぁと思っていたので、ここで優勝してしまうと次回の挑戦権がなくなってしまうらしく、その夢についてはちょっと残念ですけど……、今回のありがたい経験を糧に、これからも唄三線を頑張ります!」とは今年のチャンピオンとなった、あーかじゅさんご夫妻。どうもおめでとうございました!
※昨年の名護さくらまつりの様子はコチラ、
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/from/sakuramaturi/index.html
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2005.01.28
大島保克Liveレポ速報
今日は、大島保克2daysLiveの初日。ライブハウスのムジカ(那覇)へ。
久しぶりに撮影も無しで、完全に聴きに入る。
カメラだけでない。いつものカバンと違うものだから、なんと、名刺から財布まで忘れてしまっているではないか!
駐車場のおじさんには“また、こんどでいいよ”だなんて。
あぁ、完全に丸腰だ。
唄は、いきなり子守唄からはじまった。『あがろうざ』。
2曲目は、歌詞がなんと35番まであるという『大田節(うふだぶし)』。さすがに3番くらいで終わらせることに。
そして、西表島で廃村となってしまい、今では唄しか残っていないという『下原節(そんばれー)』。
たしか今年の弾き初めの稽古日に弾いた曲だったか、歌詞の中には古い言葉が残っているという。
このまま、マニアックにいくのかと思ったら、国会議員のあのかたの選挙の時のエピソード話を交えながら、与那国島の東崎を歌ったあの曲を唄う。
さらに歌は島を越えて、黒島の『山崎節』。
そのあとは竹富島の歌を3連発、『仲筋ぬヌベーマ』『まざかい』『しょんかに』。
第1部最後の曲は、なんと、宮古民謡で『トーガニアヤグ』。
この前半だけで、ずいぶんとご馳走様な内容だったが、第2部からは、ゲストに内里美香ちゃん登場。
彼女が昨年後半にリリースしたアルバム『風のションカネー』の中で、大島保克さんのオリジナル曲『川』を歌っているという繋がり。
この『川』、2月7日からCM曲として流れるのだそうで要チェック!(沖縄森永乳業)
この曲のほかにも、第二部の半分は、美香ちゃんとの共演で、沖縄本島の歌までを網羅する大島保克さん。
なんと、レパートリーの広いことか!
もちろん、歌声も素晴らしく、アンコールの『とぅばらーま』など、しっかり聴かせて頂いた。
あぁ、やっぱりライブはいい! ライブが一番! そう確信したところで、春頃ニューアルバムをリリースとの情報が。
はい、アルバムも買わせて頂きます。
中部のみなさん>明日のコザモッズも要注目ですよ!
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2005.01.21
久米島の歌碑巡り
どこの島に行っても、その土地で伝承されている琉歌があるもので、場所によっては歌碑が建立されていたりと、そのゆかりの地を訪ねてみるのもまた面白いものです。
その土地の花々や自然を楽しんでみたり、時にはガイドブックに頼らず、そのような別の楽しみ方があってもいいのではないでしょうか?
久米島には、たとえばこのような琉歌が刻まれた歌碑がありました。
「久米ぬ五葉ぬ松 下枝ぬ 枕
思童 無蔵や 我腕 枕」
(久米島の「五葉の松」は、枝が四方に拡がって、
ちょうど下枝を枕にしているような美しさ。
私のいとしい人は、私の腕で腕枕)
久米島の樹齢250余年の琉球松「五葉の松」と、男女の恋の物語を掛け合わせた歌、『久米ハンタ前節』(くめ はんため ぶし)です。
歌碑は、おばけ坂の手前にありました。
そうやって、島々の琉歌を巡りながらコンテンツにしたのが、RIKの『歌碑巡り』シリーズ。
次号では、久米島はもちろん、伊江島、伊是名島など、周辺離島の琉歌をご紹介予定です。
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2004.12.30
朝崎郁恵withゴンチチ
奄美シマウタの古謡を歌い継ぐ朝崎郁恵さんが、今回はゴンチチと来沖。
昨年リリースされたセカンドアルバム『うたあしぃび』にも競演している両者だが、出会いはもっと前に遡る。
97年にリリースされ、その後ロングセラーとなった自主製作盤『海美』の歌声を耳にしたゴンチチ、細野晴臣、UA、などが衝撃を受け、それ以来、リスペクトされ続けているという。
今回のライブでは、まずは若き実力派唄者・中 孝介くんの美しい裏声によるアカペラではじまった。それは八月踊りで最初にうたわれる唄だった。当初2曲の予定がなりゆきで4曲披露となり、4曲目が終わる間際に、遠くから朝崎さんのチジン(奄美太鼓)が絡まりながらの幕開けとなった。
かつて、奄美シマウタといえば、奄美出身者がそれを聴きにきていたものだが、ステージ前列から20〜30代の女性が多いことに気がつく、そう、朝崎郁恵さんのファン層は幅広い。
まだ奄美シマウタを聴いたことがない人にとっては、奄美三線で演奏を耳にするとどうしてもどの曲も同じに聴こえてしまう。
“奄美のシマウタを世界中の人々に伝えたい”という朝崎郁恵さんは、三線のほかにもピアノなどの洋楽器を用いて表現する先駆者となり、聴く人々の心に響きわたっているようだ。
そのどこか懐かしい唄のメロディーや声に涙するものが多く、“初めて聴きに来たのに、思わず涙がこぼれてきてしまった”という人たちが絶えない。
ある雑誌に永六輔さんが、「琉球音階はドレミファソラシドで割り切れない“純正音階”なんですよ。そこに新鮮な懐かしさを感じて皆が戻っていき、芸能や文化はそうやって伝わり、回ってゆくものなんです。」というインタビュー記事が、大きなヒントとなって印象に残っている。
奄美の音階は正確には琉球音階ではないが“純正音階”と奄美三線の師匠からもお話を伺ったことがある。
そのメロディーに、ゴンチチ曰く「朝崎さんの“心の奥底から響く歌声”」が織り重なってゆくものだから、毛穴がすべて開いてしまうほどの“新鮮な懐かしさ”に心打たれるのだろう。
シークレットゲストにも驚いた。つい先ほどまで、NHKに生出演していた古謝美佐子さんが駆けつけ、奄美六調(奄美のカチャーシー)で一緒に舞ったのだった。
心に響くコンサートでこの年を締めくくれるなんて……。
追伸;
今回、コンサートに行けなかった人にも朗報。
1月6日(木)のNHK BS放送にて、
朝崎郁恵withゴンチチのセッションを観ることができます。
そのほか、元祖ネーネーズのおふたりの
比屋根幸乃さんと宮里奈美子さんもゲスト参加。
奄美のシマウタと、沖縄民謡が繋がってゆくそうです。
[放送予定時間]
デジタルハイビジョン:午後3時15分〜4時
BS2:午後6時〜6時45分
※朝崎郁恵 公式HPはコチラ→
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2004.11.27
与那国育ちの高校生唄者
与那国生まれ、与那国育ちの高校生唄者・與那覇有羽(ゆう)君が、先日りっく編集部(那覇事務所)に遊びに来た。
Dr.コトーのロケ地としても知られるようになった与那国島も、ほかの離島のように高校が無い為に、高校進学で本島で暮らしている。
与那国出身の高校生として注目された映画『与那国カウボーイズ』の高校生兄弟以来、また面白いヤツが現れた。
普段から、与那国関連の資料本や工工四、与那国方言辞典などなどをリュックに詰め込んで持ち歩いているほど、なかなか研究熱心で(写真下)、やいま唄の声の出し方とほかの島での発声の違いなど、彼が語り始めると話し出すと止まらなくなる。
どぅなん唄への探求心の深さと、熱心によく勉強しているだけあってその話がまた面白い。
フレッシュな“どぅなん唄”を本日歌います。
與那覇有羽LIVEが、19:00〜島唄カフェ・まるみかなーにて。
チャージ3百円!
■島唄カフェ・まるみかなーHP
http://www.ryucom.ne.jp/users/marumikana/
■映画『与那国カウボーイズ』レポート(シマウタ37.6)
http://sansin.air-nifty.com/simauta/2004/02/post_17.html
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2004.11.22
ネーネーズ(三代目)レコ発LIVE♪
3代目ネーネーズが、いよいよデビューアルバムを11/24発売することになった。
昨晩はレコ発ライブとなり、CDも先行販売され、客席は第1部から立ち見客が出るほどの超満員。
普段からも観光客の予約で満席が多いらしいが、今回は客の何割かが地元客だった。それだけ期待も大きいのだろう。
第2部ではアルバムに収録された新曲を中心に披露。途中、初代ネーネーズの吉田康子さんもステージに上がり、太鼓で参加。彼女は、三代目ネーネーズの指導も担当している。
アンコールでは、プロデューサーの知名定男さんが登場。ここで、「平和の琉歌」のエピソード話があり、高音のパートを知名定男さんが担当することになった。
ライブレポート詳細は、のちほどRIKなどで機会を作ってご紹介することにしよう。
↓ネーネーズInterview
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/speak/nenezu/index.html
那覇に帰宅したのは23:30過ぎ。島唄カフェ・まるみかなーには、群馬から遊びに来ているコロリさんが待ちぼうけ。藝能新聞ばんを見て、“あっ!KUWAさんだ!知っている人が書いている!!”となり、店長の小浜さんがわざわざこちらまで連絡してくださった。
コロリさんは、RIKに小浜司さんのコラムがあることを知らなかったようで、“RIKもブックマークつけているけれど、どちらかというと『シマウタ37.6 沖縄からの微熱な話題』のほうを読んでいるよ”とのこと。
いやいや、まずはRIKからどうぞ。まるみかなー名物店長・小浜司さんの連載コラムをNETで読めるのはRIKだけですよ。
↓小浜司のウチナー列伝
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/from/kohama13/index.html
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2004.11.21
奄美の大御所三者初共演ライブ!
奄美シマウタの朝崎郁恵さん&坪山豊さん&築地俊造さんのコンサートに行って来ました!
みなさんとお会いできたのは、坪山豊さんとは先月に、築地俊造さんとは2年ぶり、朝崎郁恵さんとは今年で3回目となりました。
この3人がひとつのステージにあがるのはなかなかありませんでしたから、もちろん、必見・必聴でした。
「十九の春」についての本歌でないかといわれる「嘉義丸の歌」も、朝崎さんがアカペラで歌われ、初めて生で聴くことができました。
「与論小唄」とか「ラッパ節」とはまたちょっと違う旋律です(十九の春に近い)。
奄美では今でも、「嘉義丸の歌」をご存知のご老人の方々がいらっしゃるそうです。
東京新聞HPより:
http://www.tokyo-np.co.jp/meiryu/20040821m1.html
朝日新聞HPより:
http://mytown.asahi.com/okinawa/news02.asp?c=18&kiji=309
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2004.11.14
あしびなー歌会にてビデオ撮影を実践
夕方にはRIKの制作作業を終わらせ、コザのあしびなーへ。
この日は、内里美香、池田卓、神谷千尋、ゲストにAYAKARI、上間綾乃、仲村奈月、玉栄政昭と、若手唄者を中心に(玉栄さんはまた特別)、「あしびなー歌会 2004 秋」が行われ、そのビデオ撮影係となった。
今回の映像は、ひょっとするとRIKで使わせて頂けるかもしれないので、お楽しみに。
なによりも、久しぶりに実践でビデオカメラを回せるのが嬉しい。キャンパスレコードから託された機種はプロも使っているSONY VX2000となかなかジョウトウ!バッテリーも10時間持つタイプのものだった。
SONYもようやくVX2000を超えるデジタルハイビジョン撮影機HDR-FX1を発売しているが、VX2000もまだまだ撮影現場でもよく使われているビデオカメラだ。
撮影時の絵柄(被写体)のフレーミングはスチール撮影と同じ。ビデオではパンとズームイン・ズームアウトがあるので、そうやって動画を撮影するというのもやっぱりも面白い。次第に勘が戻ってきた。
さて、コンサートのほうだが、
「こうやって、若手だけで催すということに、また意義があると思っているので、これからも継続してゆきたい」
とは、舞台監督を務めたビセマキさん。
“そろばん勘定だけでない興行は、もっと先を見ている。”
舞台裏楽屋にて:右から、RIKの記事執筆でもお馴染みの吉沢直美さん、AYAKARIの浦崎志穂さん(Vo)、上間綾乃ちゃん、アコースティックMの知名勝さん、AYAKARIの新垣良実さん(三線)、AYAKARIの小浜司さん...似の打楽器奏者
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2004.10.29
よなは徹インタビュー
よなは徹くんが、カチャーシーアルバム「カチャーシー・ゴー・ゴー」を発表する(12/1リリース予定)。
カチャーシー曲だけで構成されたアルバムといえば、誠小さんのカセットや、金城実さんの名盤「連続カチャーシー」以来ではなかろうか。
話を伺うと、単なる企画モノでないことが判った。このアルバムを通じて、あることに挑戦しようとしている。
エイサーで北谷とコザといえば、関係的にかなり距離がある。例えば、全島エイサーまつりの日に、北谷ではわざわざ別のイベントを用意して他で演舞するくらいだ。
北谷の青年会で現役でエイサーの地方を務める徹さん(栄口青年会)や松田一利くん(謝苅青年会)たちと、コザの園田エイサーの地謡の方などが一緒になってレコーディングした。これはやはり大変珍しいことのようで、それを実現させた稀なアルバムということになる。
決して、合唱はせず、それぞれの歌い方を尊重してそれに合わせ、演奏も臨機応変にスタイルを変える。工工四通り(譜面)ではなく、その場その場の状況にあわせてゆくわけだ。
レコーディングでは全曲とも一発録!しかもほぼ最初のテイクだったというから、さすがだ。
12月24日(金)には、その録音に携わった各地の青年エイサーの地謡(現役)の面々が集い、コンサートを行う。
そして、スペシャルゲストにはあの「連続カチャーシー」の金城実さん!
会場は、テンプス那覇にて。
→よなは徹インタビュー
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2004.10.24
内里美香インタビュー
6年ぶりにニューアルバムをリリース直前の
若手実力派唄者・内里美香ちゃんにインタビューを決行。
一週間ぶりに南大東島から帰ってきたばかりの彼女に、
その生まれ島のこと、渾身の2ndアルバム『風のションカネー』と
高3の頃に出した1stからの6年間のこと、などなどを伺った。
恒例のRIKロングインタビューにて公開予定。
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2004.10.16
全島とぅばらーま大会
2年に1度行われるという『全島とぅばらーま大会』も今年で13回目。まずは審査員の顔ぶれからご紹介すると(審査員席並び順/敬称略)、仲宗根長一、山里勇吉、通事安京、宮良康生、玉代勢泰興、宮良実義、大工哲弘、と全員が保持者という錚々たる顔ぶれ。
挑戦者も24人中19人が八重山出身者の唄者たち。
この大会では、どこの民謡協会かという垣根はない。直向きに、この「とぅばらーま」を歌い合う。
中には三線教室を構えている師範代クラスも何人か見受けられる。なるほど、予選無しでもレベルが高いわけだ。
挑戦者がすべて歌い終わると、歴代優勝者が登場。昨年度のルーシー長嶺さんの歌声など素晴らしい(写真左)。そして、若干16歳にして古典音楽コンクールで最高賞を受賞されたという徳久山南葵さんの歌にも驚かされた(写真右)。
何よりお待ちかねは、審査員である山里勇吉さんのとぅばらーまが聴けるということ!(写真上) そして、宮良康生さんは、どぅなんとぅばるまを歌った。
今年の優勝者は、宮良亨男 (与那国出身):写真右から2番目
準優勝 島仲貞俊 (大浜出身) :写真右
第3位 知念綾乃 (具志川出身):写真左から2番目
特別賞 モハメッド・ブリ(チュニジア出身):写真左
宮良亨男さんは、もう何度もこの大会に挑戦しているそうで、この第13回大会で念願の優勝をようやく果たすことができたのだとか。研究所仲間のブリ君は、ちんだみ5の二揚げで歌い上げ、初挑戦にして特別賞を受賞。お見事!
このあとは、先生を交えて打ち上げというか、反省会。これが一番緊張したのは言うまでもない。
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2004.10.13
NHK生中継@豊見城そば
今日は、唄者・具志堅京子さんが女将さんをつとめる豊見城そばで、NHKの生中継があった。沖縄のほか九州方面にも放送されたようだ。
放送時間はほんの数分だったが、しかし、その準備と綿密な進行の打ち合わせで1時間半前からリハーサルを重ねてスタンバイしていた。
放送も予定通り無事終了したところで、今日の番組のゲスト・ミヤギマモルさんに“せっかくなので、歌ってください!”と店内のお客さん達からリクエスト。彼は快くそれに応えて、その場でミヤギマモルLIVEとなった。
そのあとはサイン責め。ここでまた驚いたのは、サイン色紙の裏面に工工四が印刷されていること。その色紙には『ちゅらさん2』の主題歌となった彼のオリジナル作品『琉球ムーン』のオリジナル工工四がプリントされていた。限定10枚とのことだったので、今回は遠慮させて頂くことにしよう。
もうすぐ、沖縄そばの日。あなたの好きな沖縄そば屋さんは何処ですか?
[告知]
10/17、そばの日には、パレット前で14:00台から、
ミヤギマモルのミニLIVEがあり(入場無料)、
ライブ後には、なんと2000食もの沖縄そばが無料配布される予定!
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2004.10.07
琉球國民謡協会芸能祭
受賞者の祭典でもあり、そのほかにも 唄・踊り・そしてなんと古武術のカマの演舞(宮里栄弘)もあったりと 豪華芸能ショーでした!
会長の金城実(以下敬称略)をはじめ、山里ユキ、饒辺愛子、田場政信、国吉真勇、神谷幸一、玉城一美、 そして今回、司会も務めた内里美香、
そのほかのメンバー&教師陣には、具志堅京子、南大東島の浜ちゃん、金城呂介、トゥルルンテンのサンダー、金城みゆき、等々がいて凄い顔ぶれです。
ここは現在、一番新しい民謡協会にして、最大級の規模を誇るようです。
受賞者の中で驚いた顔ぶれとしては、三板ボーイズのE川さんがまだ新人賞だったことにショック。CDを出したAYAKARIのS垣さんについても優秀賞だったことにまたショック(デビューしている人たちは最高賞以上だと思いこんでいた)。銀座の元わしたショップの店員さんのY久保さんが最高賞! そして彼女は内里美香ちゃんと同じ新垣則夫研究所に所属しているんですね。
彼らが受験の際、場慣れしているハズのE川さんはいつもとは違ってかなり緊張していたし、Y久保さんとも久しぶりにお話しすることができて、そのほかにも何人か身近な友人達(あーかじゅ、げん、おりょう、黒豚さんほか)が受験し、彼らは見事合格したのでした。おめでとう!
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2004.10.04
大工哲弘リサイタル『ゆんたしょーら』
この日、いつもの調子で、そしていつも以上に緊張感のある撮影現場となった。
まずはリハーサル風景から。これがまたとてもいい雰囲気だったりして。
被写体となる大工哲弘さんの立ち位置や演出に合わせて、こちらもどの辺りで、どのレンズを使って撮ろうかとざっくばらんに決めておく。
そしていよいよ本番。カメラのシャッターを切りまくる。いつもの様に相手のテンションに同調するように/引き込まれるように、こちらも次第にボルテージが上がってゆく。
“次は逆サイドのてっぺんから”“次は後方の2階席の右斜めから”“次はステージ下の中央、やや左側から”と、そんな具合にいつもの様に飛び回っての撮影となった。
リサイタルも無事終わり、楽屋に某雑誌編集部の方が訪ねて来た。
「沖縄○×編集部の者ですが、今回撮った写真をお借りしたいのですが」
「え? 取材に何人かで入場されたというのに、写真は撮らなかったのですか?」
「...はい、撮りませんでした」
う〜ん...。どんなつもり?
「ところで、うちのは銀塩カメラではないので、デジタルデータですよ」
「はい」
あれ? 先日は“ポジでお願いします!”と言っていた、あの編集部の同じ担当者なのに、今回はデジタルデータでもOKって...。
う〜ん...。
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2004.09.28
明日、国立劇場でリハーサル
いよいよ、本番まであと3日。
今日は、公設市場衣料部のてんぐ屋さんで、衣装となるバサーを調達。幕開けの衣装については自分たちも紋付き袴にならずにすんだので、このバサーと、研究所メンバー用のはっぴがステージ衣装になる。
斉唱は3曲と思いこんでいたら、昨晩の話では計5曲になりそうだ。ある唄については、8番まで憶えておいたほうがよさそうだ。本番まで眠れない。緊張して眠れないとかではなく、眠る暇がない、という状況。
さて、明日は「国立劇場おきなわ」でリハーサルがある。いつもはお客として入場していた国立劇場に出演者側で入るというのはなんだかゾクゾクする。
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2004.09.16
レコ発ライブのススメ (桑江知子の巻)
デビュー25年目にして、今年はじめて地元の沖縄ライブを行ったという桑江知子さん。
ご存知、『私のハートはストップモーション』の大ヒットで知られる桑江さんがこの夏、13年ぶりのソロアルバム『月詠み間(ちちゆみま)』をリリース。そのレコ発ライブがコザと那覇で行われ、最終日の那覇公演(ムジカ)へ。
レコ発ライブとは、制作エピソードを伺える絶好の機会なんですよね。
CDのサウンドプロデューサーを務めたショーロクラブの笹子重治さんがガットギター一本で、桑江知子さんの歌と絡む。ディアマンテスの『沖縄ミ・アモール』を桑江さんがスローテンポでしっとりと歌うと、まったく別の曲に聞こえるほどで、楽曲の良さも再確認できた。
もう一曲、フォーククルセイダーズの『悲しくてやりきれない』についても、この桑江知子という歌手が歌うと名曲がまた別の輪郭で現れ、その曲の良さに思わず三線でカバーしてみたくなった。(あとで工工四を起こしてみようと思う)
その上記2曲とタイトル曲が、アルバム冒頭の3曲になるのだが、笹子重治さんによると“アルバムは最初の3曲がとても肝心”という。
また、アルバム収録時のエピソードのひとつとしては、ボーナストラックに『童神』が収録されているが、レコーディングには古謝美佐子さんも参加。この名曲で多数の歌手とセッションしている古謝さんは、今までにも浜辺で収録したりなどたくさんの録音現場にも立ち合い、ほぼやりつくしてきたという。
そんな彼女たちが録音現場に選んだ場所は、なんと録音スタジオの外の廊下! 日常的な雑音もいっしょに収録したという。
収録1時間のうちの大半をゆんたく(笑)、“じゃぁそろそろ録ろうか”とテイク1で一発で撮り終えたというから、プロの歌手はやっぱり凄い。
このようにインタビュー記事などで知ることができないようなコメントを聞くことができるかもしれない“レコ発ライブ”、オススメです!
何よりも、キレイにCD収録された音ではない、“リアルな生音”を聴くことができるのがやはり魅力的ですね。
↓ライブ情報・スケジュール一覧のページ[RIK]
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/schedule/live/2004/200409.html
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2004.09.14
大工哲弘の“5年に一度の大リサイタル”
唄者・大工哲弘(沖縄県無形文化財保持者)の大リサイタル『ゆんたしょうら』の第5弾が今年の10月1日に開催されます!
※スペシャルゲスト:奄美島唄の坪山豊、中 孝介、他
2004年10月1日(金) 那覇市民会館
開場:18:00 開演:18:30
前売り3,000円/当日3,500円
※前売り券は、沖縄県内プレイガイドのみで限定発売中ですが、
※その前売り券をメールでも予約受付可能です!
(・枚数、連絡先、お名前を記入して送信 )
(・当日、会場受付にて精算と、決済もシンプル)
※大工哲弘コンサート『ゆんたしょーら Part5』に合わせ、
団体・個人などで沖縄ツーリストをご利用の際は、下記連絡先をご参照ください。
[各地の沖縄ツーリストの店舗はコチラ]
札幌支店 011-271-3821/仙台支店 022-225-7571
東京支店 03-3509-6311
銀座わしたショップ 03-3562-6455
名古屋支店 052-589-8651
大阪支店 06-6341-4301/大正営業所 06-6551-0329
岡山支店 086-251-3399/広島営業所 082-222-5700
松山支店 089-947-3668/福岡支店 092-411-5661
鹿児島支店099-223-7811
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2004.09.11
9.11 民謡芸能祭
いつまでも唄がうたえるような平和な世の中であってほしいと願いつつ、『第3回 芸能祭』へ。
コンクール受賞者が主人公の芸能祭。とくに優れた成績の者には、独唱の機会が与えられるのです。
いつの日か、独唱のステージに立てるようになれたらと憧れます。
会員参加の「安里屋節」では、4番まで歌うことのことで、当日までにその歌詞をおぼえて歌うことに。
コンクールでは2番まで。市販のCDなどでは3番の歌詞までしか歌っていないのが大半。
今回、いい勉強の機会となりました。
フィナーレでは、お決まりのカチャーシーではなく、宮古の「クイチャー」で締め括りっていうのもいいですね。
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2004.07.31
2004.07.11
インターネットで三線教室
沖縄での旅先で三線の音色に触れて魅了され、三線をお土産に買って帰る人も多く、月間になんと数千本もの三線が売れているといいます。
自宅の近くに三線教室がなくても、CDをお手本にして工工四(譜面)や教則本で頑張っている人も多いことでしょう。
そんな人に朗報です。インターネットの三線教室が近々オープン予定(7月22日に初級からスタート/中級は来月初旬)との話。
講師には、若手民謡歌手の上間綾乃さん(初級コース)からベテランの唄者・げんちゃんこと前川守賢さん(中級コース)らが出演し、オリジナル曲などを自らが手ほどきするというもの。
初級の課題曲は、「ハッピーバースデー」「安里屋ユンタ」「十九の春」「涙そうそう」「童神」のほか、読者からのリクエストなどで練習曲を増やしてゆく見込みとか。
また、沖縄で実施されている民謡コンクールの課題曲なども採り上げてゆく予定のほか、上級者向けのコースについてもこれから準備してゆくとの事。
いわゆるeラーニングの三線教室版で、自宅のPC画面上で自由に課題曲を選択し、ストリーミングされる動画を観て学ぶというもの。ブロードバンドユーザーに限らず、ダイアルアップユーザーにも利用できる様になっている。月謝1,000円(+入会金3,000円)で利用し放題。
今後の講師陣には、神谷千尋さんや與那覇 徹さんを予定しているほか、なんと、奄美島唄の貴島康男さんなども登場を予定し、難しく思われている奄美島唄を優しく手ほどきしてゆきたいとの事。
沖縄発、プロの唄者さんによる三線の手ほどきを、本場の対面稽古に近いカタチで学べるところが魅力的ですね。
「将来的には、受講者参加の『安里屋ユンタ大会』などができればと思っています」と、沖縄音楽デジタル販売協同組合の上里忠弘さんは語った。
■問い合わせは、「沖縄音楽デジタル販売協同組合」窓口
キャンパスレコード:TEL.098(932)3801
まるみかなー:TEL.098(860)4668
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2004.07.10
南大東島のつながりで
山里勇吉ライブ後、南大東島の浜ちゃん、南大東観光大使のY沢さん、南大東ラム酒社長の金城Y子さんたちと、『うたあしび 歌楽座』へ。
幸い、この日は島唄ユニット・天咲のほかのグループも聴くことができた。
ライブが楽しめて、飲み放題・食べ放題というわけだから、3500円もそう高くはないだろう。
内地から友人が来たら、連れてゆくかもしれない。
そのあと、歩いてすぐの、くーすBAR「カラカラ」へ行った。
カラカラ編集部には前日におじゃましたばかり。編集長の長嶺さん、仲村清司さん、デザイナーの大城さんらが居て、大城さんとも少しお話することができた。
彼は、南大東ラム酒のラベルやパッケージのデザインも手掛けたそうだ。ほかにも多良川酒造の阪神優勝記念ボトルのラベルやパッケージデザインも担当した優秀なデザイナーさんであり、オフでは浮き玉球団「南風原ナンクル団」の監督兼選手。
服を買いにいっても同じ店でばったり会うし、年齢も近く、これでもし唄三線もやるとしたら、どこか共通するところが多いなぁと。
普段、三線はないハズのこのお店からどこからとなく三線が出てきた。そう浜ちゃんの為に、お客さんがお店まで持ってきてくれたのだそうだ。
南大東島の浜ちゃんの唄がはじまった。南大東島にまつわる彼のオリジナル曲は、沖縄の旋律にどことなく江戸の雰囲気が漂う。
混んでざわめいている店内であっても、彼の圧倒的な声量にマイクなんて必要なかった。
浜ちゃんの生唄をたっぷりと聴かせて頂いたあと、“はい、KUWA君も何か唄いなさい”と、三線がまわってくる。
安里屋ユンタでいいですか?なんて言っている横から“ダメダメ〜、安里屋節で!”と声が掛かる。
Y沢さんのリクエストで、『安里屋節』を歌わせて頂いた。
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2004.06.20
[コンクール] 受験番号決定!
抽選によって、とうとうコンクールの課題曲と、そして受験番号が決まりました。
優秀賞の課題曲は、小浜節と安里屋の中から抽選で決まるのですが、自分の場合は「安里屋節」で決定。
吉川先生や屋嘉部先生曰く「優秀賞というのは、“それだけのレベル”を要求されるものだよ」という。
先日は、大工先生も指導に見えられ、教室全体にピーンと緊張感が走った。
「KUWA君、八重山唄というのは、徐々に盛り上がってゆくものだから、最初から勢いよく唱いすぎると、聴かせどころの盛り上がるところが弱くなりすぎるので注意が必要だ」
とのご指摘。
自分にとっては、工工四通りの息継ぎがなかなか厳しい。先生からは、「喉を絞るんだよ」とのアドバイス。しかしこの“喉を絞る”っていうのがなかなか難しいのだった……。
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2004.05.28
あの季節がやってくる!
これからやってくるシーズンといえば、本土では梅雨、沖縄では台風の季節だったりするが、
もうすぐ“あの季節がやってくる!”
巷では毎週金曜日は何かと忙しいもので、自分も出歩くことが多いものだが、自分が所属する民謡研究所の稽古は、金曜の夜だったりする。
いつもなら、ふらりと出掛けているところだろうか。しかし最近は、仕事が忙しかろうが何だろうが、真面目に通いはじめている。
何、どうしたというワケ?
個人的に、これから迫ってくるのが……、コレ。
民謡コンクールだ!
申込締め切りにギリギリ間に合った。
あとは歌い込みだな。
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2004.05.23
貴島康男@まるみかなー
貴島康男が沖縄にやってきた!
つい先週くらいにも、徹くん+孝介くん+貴島くんのプライベートライブで読谷に来ていたが、この様なスタイルでのライブは久しぶりだとか。特に徹くんとのライブは約3年前に関東で観た、あの島パラのライブ以来になるという。
なぜ、この時期に貴島康男なのか。
5月19日の竹中労の命日に、コザのなんた浜で歴史的な式典が行われたが、やはりそれに関連してくる。この式典には、竹中労と縁のあった奄美の歌者・坪山豊さんや築地俊造さんの出席は実現しなかったのだが、坪山豊さんの愛弟子でもあり、中学生の時には竹中労とも行き会ったことがある貴島康男が、奄美島唄界の代理人として、まるみかなー2周年記念ライブに呼ばれたといっても過言ではない。竹中労関連の催しは、この貴島康男ライブで締め括ることになる。(文中敬称略)
まだ、貴島くんが中3の丸坊主の頃、彼のライブを観て、聴いて、そのボーイソプラノでもの悲しく唄う奄美シマウタにもの凄い衝撃を受けた。初体験となったあの歌声にノックアウトされ、現在に至るまで奄美のシマウタに深く興味を持ち、いずれ沖縄民謡も聴くきっかけとなった自分にとっても記念すべきコンサートだった。
(写真はそのコンサート会場で買った大切なカセットテープ)
その後、彼は変声期を迎え、しばらく奄美シマウタの世界から遠ざかり……、あれから9年。成人した貴島康男が復活し、もう数年が経とうとする。
Aくらいのずいぶんと高いキーで唄っていた少年貴島くんも、今ではF〜F#くらいのやや低めの歌声ながら、男らしくて色っぽさのある“現在の貴島康男”を表現する。
ライブ後にインタビューを伺った際、竹中労さんとの昔話、師匠の坪山豊さんのことなどを語る時の彼は、とても真剣な眼差しだった。
(今回のインタビューは、そのうちに他媒体に掲載予定)
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2004.05.20
竹中労 此処に遊ぶ
沖縄島唄が、今日ではブームの様に注目され続けているが、
30年も前に、その第一歩を作っていったのが、故・竹中労 氏。
“あの竹中労”と、“この竹中労”はもちろん同一人物。
彼は、今で言う“癒しの音楽”として沖縄島唄をとりあげたのではない。
(そのあたりについては、著書「琉球共和国―汝、花を武器とせよ!」(ちくま文庫)などを参考ください)
5月19日 竹中労 氏の命日に、コザの民謡酒場「なんた浜」に“碑”が建立された。
石碑に刻まれた文字は琉歌ではなかった。
“竹中労 此処に遊ぶ”
“ルポライター竹中労
何度もこの地に足を運ぶ”
嗚呼、なんて粋な石碑なんだろう……。
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2004.05.11
天咲と三代目ネーネーズ
何の因果か、島唄ミュージアムの天咲と、新ネーネーズを、ほぼ同じタイミングで観る機会に恵まれた。
天咲については、北谷の美浜でフリーライブが土日の2日間にわたって行われ、あまり告知していなかったのか、夏日で炎天下の中を歩く人が少なかったのか、土曜日の昼間は観客が少なかったが、楽曲とボーカルのアンサンブルの良いこと。
島唄ユニットで全員が同じメロディーを唄う場合があったりするが、さらには、伴奏の三線も琴も笛までもが同じ旋律を奏でるケースだってある。しかし天咲は違った。ほかのユニットの唄も聴いてみたいものだ。
そして、もうひとつ気になるグループが3代目ネーネーズ。みんなも気になっていたかもしれない。ずっと採りあげたかったのだが、しばらくそっとしておきたい様な複雑な心境だった。機会があれば、両方のグループをいつか取材してみたいと思う。
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2004.05.08
那覇ハーリー体験/伊江島写真
みなさんのGWはいかがでしたか?
ぼくのほうは、伊江島のゆり祭り2泊3日と、那覇ハーリー3日間でした。
伊江島の写真20枚と、那覇ハーリーに挑戦した沖縄初の女性だけのチームをクローズアップしました。
↓記事は、RIKに掲載しました。
RIK(琉球インターネット王国)
那覇ハーリーは、沖縄のGWの目玉イベントとなり、爬龍船競漕のほか大芸能ショー満載です。初日は喜納昌吉&チャンプルーズがトリ。2日目は、昼間は大工哲弘ほか、夕方は沖縄芝居の仲田幸子+でいご座、夜は沖縄インディ−ズバンドが集結。3日目も豪華でトリは、ディアマンテスでした。すべて無料ライブです。こうやって、沖縄では、小さい頃からお祭りイベントなどで芸能文化を身近に体験してきているのですね。
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2004.05.06
屋久島の“azami”
伊江島の第6回ましゅんく節大会に、県外から挑戦していた青年がいた。
歌も三線もうまかったが、惜しくも発音で入選できなかった。発音はナイチャーにとっては一番苦しむところだ。
その彼とはまた、那覇ハーリー初日に会場でバッタリ遭遇する事になった。
話を聞いていると、どうやら彼は、屋久島の歌姫アザミの癒し系音楽ユニット“azami”のメンバーだった。
azamiでは三線を担当し、曲も書いているらしい。
azamiの1st「風の色」は、2001年終わり頃に発売され、高崎のCDショップで購入した覚えがある。
ひとことで言えばいわゆるヒーリング系ユニットという事になるのだろうか、azamiのHPでは試聴もできるようなので、ご興味のあるかたは聴いてみてはいかがだろう。
もうすぐ、クラウンよりメジャーデビューするらしい。
TINGARAや癒し系が好きな人には、オススメ。
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2004.04.30
うないの会 さんぐぁち遊び
昨晩、県立郷土劇場にて、
チャリティーコンサート
「うないの会 さんぐぁち遊び」が行われました。
“うない”の会というだけあって、出演者全員が女性。
司会や、唄者さんはもちろん、踊り手、地謡さんまで、すべて女性メンバー。
その地謡の中に、よ○こさんを発見!そうだ、古典をやっているんだった。(古典コンクール受賞者)
クライマックスの演目「三月姉」では驚きの連続。
あの唄者さんのそのエンターテイナーぶりに
“プロは凄い〜!”とうなってしまった。
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2004.04.26
本部ナークニー大会
やんばるでの休日の過ごし方[本部編(3)]
「本部ナークニー大会」
本部の海の駅OPEN1周年記念“やんばる海の駅祭り”が行われた。
メインイベントは20:10〜の“そら”のライブのようだが、地元本部町町民もとても楽しみにしているイベントが“第1回 本部ナークニー大会”。日も暮れはじめ、ステージの真上には三日月も見えはじめてきた18:00頃からスタートした。
ゲストには、本部と言えばこの方々、金城実さんと山里ユキさん。特別審査員も務め、ミニコンサートもあるというから、これは見逃せない。
大会へのノミネートは15人。地元本部町のほか、遠くは宜野湾市からも参加者があるようだ。最年長は87歳。最年少は15歳。
審査のポイントは“歌唱力(音程など)”“歌への思い入れ(情感)”“衣装”の3つで、三線は伴奏してもらっても良いとの事で審査の対象とはならないようだ。
ナークニー(宮古根)は各地域によって違いがあるものだが、この“本部ナークニー”だけでも、歌い手によってこんなに違いがあるのかと思うほど、それぞれが味のある歌を歌いきった。
1位〜3位(最優秀賞,優秀賞,奨励賞)までの上位入賞者は、民謡研究所で6〜10年近くキャリアを積んできた方々で、納得の入賞。
今回の優勝者(最優秀賞)となった、新城里季さんは15歳で大会最年少のチャレンジャーだったが、キャリアはもう10年になるという。つまり、5歳の頃から民謡を習っていたというワケで、なるほど上手いはずだ。
それにしても、二見情話大会、新唄大賞、そして今回の本部ナークニー大会などを観てきて、小中学生の活躍が目立つ。とくに、二見情話など、本当に“情感”が出せているのか?と思うこともあるが、それ以上に溌剌と伸びやかな歌声と大人顔負けの歌唱力で、大人も参加している中で優勝することができたのだろうと思いたい。
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2004.04.06
コザのジンクス、撃ち破る!
“月曜日のコザ・モッズは、どんなアーティストでも集客がキビシイ”と言われるジンクスを、
奄美シマウタの唄者・朝崎郁恵さんが見事に撃ち破った!
そんな不思議なジンクスを持つ、コザの老舗のライブハウスに臨時席も用意された程、多くの客がひしめき合ったのだ。
ステージから、奄美三線の中 孝介(あたり こうすけ)が“奄美シマウタ”を聴いたことがありますか?
と客席に向かって訪ねたところ、ほとんどの人が聴いたことがあるとのことで、訪ねた本人が一番驚いていたかもしれない。
“奄美民謡は、沖縄に比べるとメジャーではないので、こんなに多くのお客さんがどこかで奄美の唄を聴いたことがあるというのはとても嬉しいです”とコメントしていた。
朝崎郁恵、天才唄者と言われながら、67歳にしてデビュー。
決して、自分個人がメジャーになる事を望んでいたわけではなく、奄美シマウタをメジャー(皆に広めたかった)にしたかったという強い想い・願いが、67歳にしてようやく叶うことになる。
そして沖縄。奄美と沖縄はこんなに近いというのに、沖縄でステージに立つのは、今回のツアーがはじめてとなった。
“沖縄のみなさん、うがみしょうら”(こんにちは)
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2004.04.05
朝崎郁恵@沖縄LIVE実現!!
昨日は、本島南部の玉城村の浜辺の茶屋では、
宮本亜門さん主催の「かいらくー海楽・さちばるで遊ぶ会」が行われました。
奄美シマウタの古形を歌い続ける唄者・朝崎郁恵さんが初めての沖縄へ。
シマウタの唄袋といわれる瀬戸内町カケロマ島出身の唄者で、
同じく古形を歌い続けている武下和平さんとは同門(福島幸義氏に師事)の唄者さんです。
写真1:初めて聞く朝崎さんの奄美シマウタ
の世界に吸い込まれるお客さん達。
2:水上に特設ステージが組まれた。
“グスク”を歌う曲名は「おぼくり〜ええうみ」。
3:奄美三線は、若手実力派唄者の中 孝介さん。
4:スタッフの皆さんと。
追伸:
昨晩はミニコンサートでしたが、
いよいよ今夜からはフルステージがスタート!
今日5日はコザモッズ、6日は那覇ムジカ(夜8時〜)です。
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雨乞いのクイチャー踊り
昨日は、本島中部の倉敷ダムにて、
国吉源次さんたちによる“雨乞いのクイチャー”が行われました。
宮古島では、“雨は10日おきではなく、5〜6日間隔で降ってほしい”という様な、
農耕に関する唄はあっても、“雨乞い”の唄そのものは元々は無かったそうですが、
今回、国吉源次さんが作詞されたという“雨乞いのクイチャー”を天に向かって歌ったのです。
また、宮古のほうでは、赤ちゃんが生まれると、
地域の共同井戸から水を汲み、タライ一杯の水をずぶ濡れになるほど掛けながら踊るそうで、
それは、“人間の命の源=水”“水の大切さ”を表すものなのだそうです。
蛇口をひねれば水は出てくるもの、米や食糧はスーパーで買えるもの、
という現代の生活に慣れきっていて、
感謝の気持ちなど、なにか大切なものを忘れていたかもしれません。
どうかどうか、恵みの雨が降りますように。
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2004.04.01
稀少盤『梅の香り』
西原町の自治会長さんに拝見させて頂いた、
『梅の香り』の稀少盤。
一番最初のSP盤だという。
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2004.03.30
大城美佐子さんとデュエット?!
昨晩、仕事を終えてから、
関東から来ている友人と那覇の友達とで、
大城美佐子さんの「島思い」に行く。
月曜日という事で、我々を含めて数組ほど。後半では客も自分たちだけになった。
そろそろ閉店に近くなった深夜2:30頃、飲みに誘われ、
翌朝からは歌碑巡りツアーが待っているのにもかかわらず、
大城美佐子さんをはじめ、仲間達といっしょに、那覇市内のある民謡酒場に出掛けた。
そこで、思い切って大城美佐子さんにデュエットをお願いしてみた。
リクエスト曲は「西武門節」。
この唄がまた長いこと。その短くて長いひとときを楽しんだ。
いっしょに歌って頂くことができ光栄です…。
そして、大城美佐子さんの歌う美空ひばりも最高でした…。
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2004.03.13
大イベントを振り返って
沖縄もゴミ天国だ。海には洗濯機まで流れてくるし…、山にも…。
今、沖縄だけで21万挺もあるという三線は、“3軒に1軒”の割合(!)で各家庭にあるという。
それだけもの数がありながら、ゴミに出された事を見たことがない。
これがギターだったら?
県民にとって三線は、ただの楽器ではないようだ。
“魂”のような、とても精神的なものなのだろう…。
今年の「さんしんの日」、RIKの記事にしてみました。
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/from/sansin01/index.html
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2004.03.12
沖国大の毛遊び
沖縄国際大学「琉球芸能文学研究会」の創立一周年記念公演が行われた。その公演を観ていると、この会が発足1年だとはとても思えないほどに、日頃よく研究している様だ。
ところで、一番面白いと思ったのは、第3部の「毛遊び」。
きっと“毛あしび”がそうであったのだろうと想定したのか、整列はせず、人々がランダムに入れ替わる。どの曲でも人が入れ替わり立ち替わりと、これがなんだかとてもリアルなのだ。
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2004.02.26
「三線の日」カウントダウン1週間前!
3月4日は“三線(さんしん)の日”。
第12回目を迎えるRBC主催の「ゆかる日まさる日“さんしんの日”」は、今年は読谷村文化センターの鳳ホールで行われる。お昼の12:00の時報を合図に、夜の21:00まで行われ、その模様がRBCiラジオで中継される。県外の方にも朗報が、ネット中継が予定されている。
また、鳳ホールへの入場は無料なのだが、入場整理券が必要。
すでに、コザのキャンパスレコードや普久原楽器店では、SOLD OUTとなってしまったが、まだまだ望みはある。那覇のRBC琉球放送に駆け込めば、まだ残っている可能性があるので、受付で確認してみよう。
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2004.02.23
朝崎郁恵・沖縄ライブ決定!
奄美島唄の唄者・朝崎郁恵さんの沖縄初ライブが決定しました!
奄美三線は、奄美島唄界のホープ・中 孝介くんです。
『朝崎郁恵 with 中 孝介「唄会」2004』
4月5日(月)コザ・モッズ
開場19:00 開演20:00
前売2500円 当日2800円(オーダー別)
4月6日(火)那覇・ムジカ
開場19:00 開演20:00
前売2500円 当日2800円(オーダー別)
問・ハーベストファーム
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2004.02.20
突然! 中 孝介ライブ!!
お昼休み恒例(?!)那覇市役所ライブへと出かけた。
平成8年からスタートして、今回で第50回目を迎えるとのことで、
題して「奄美民謡と琉球民謡・春のチャンプルーライブ」。
出演者は、若手琉球芸能集団「ゆらてぃくあしび」とだけ記されていた。
奄美民謡のサークルか何かなのだろうか?
2ヶ月ぶりに、生の奄美が聴けるのだから、それだけでも楽しみ。
なんと、会場に現れた出演者は、奄美民謡界のホープ・中 孝介くんだった!
先日の朝崎郁恵さんが来沖の際も、中くんとはニアミスで会えなかった。
偶然とはいえ、これは嬉しい!とにかく嬉しい!
ライブは予定されていたセットリスト通りには進行せず、八月踊りの「おぼくり〜ええうみ」や、メンバーからは「ワダツミの木」のピアノの弾き語りがリクエストされたり、後半のほうでは時間が押してしまい、残り時間がほとんどなくなってしまった。
しかし、そこは市役所。昼休み時間には限りがあり、もうすぐ午後からの通常業務が始まってしまう…。
残り時間は2分。そこで「六調節」をリクエストした。
この曲であれば2分あればなんとかなるだろう。そしてなんと言っても、ラストはやっぱりこれしかない!
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2004.02.04
十三夜の新良幸人LIVE
今宵は十三夜。新良幸人LIVEがリウボウホールで行われた。
八重山民謡のほか、本島の古典曲も披露。
浜千鳥のほか、今回は、加那ヨーにも挑戦。
新良幸人的MCトークに、
本日我々とご一緒した唄者さんが客席側から鋭いツッコミを入れていたのがスリリング。
幸人さん「十三夜のお月様は見えましたか?」
唄者さん「見えましたよ。真正面に!」
...ベテランのツッコミにはさすがに参りました。
ライブ後は、まるみかなーに集結。
写真は、小浜司さん、具志堅京子さん、新さん、FM那覇のプロデューサーとスタッフ、箆柄通信の萩野さん、北関東からの友人とその友人。
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2004.02.03
大城美佐子さんと具志堅京子さん
北関東から旅行に来ている友人たちと、豊見城そばへ。
この日、お客さんとして来店されていたのは、大城美佐子さん。
数年ぶりに、具志堅京子さんのお店・豊見城そばに来たらしく、
偶然、その機会にご一緒させて頂くことに。
ただ偶然が重なっているのだろうか?
先日の加奈子さん、今日の美佐子さん、
「島思い」が呼んでいるような...。
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2004.02.02
二見情話大会
名護さくら祭り会場で行われた『第20回 二見情話大会』。
ある程度、撮影も終わって舞台の外で上原さんたちと談話していたら、
ステージ上から、結構上手い女性の歌声が聞こえてきた。
近くまで行ってみると...、なるほど上手いはずだ。
その歌声の彼女は、堀内加奈子さんではないか!
大城美佐子さんのお弟子さんで、民謡酒場「島思い」の看板娘。
歌い終わって、司会者・吉田康子さん(初代ネーネーズ)からのインタビューに対しても、
さすがプロとして活躍中という事だけあって、大勢の観客の前でもこの写真の通り余裕のトーク。
ステージ後、声を掛けると、
“あい、KUWAさん! 元気だった? 今もウルマ?”
そうだ、しばらく「島思い」に通っていなかった。
今の事務所とご近所らしく、こんどお昼にでもということに。
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2004.01.19
着信アリ
1月19日(月) 20:06 着信アリ
電話の主は奄美シマウタの唄者・朝崎郁恵師匠から。
今年の朝崎教室の初稽古は、1/10(土)に行われ、
その際に、コウル兄さんから沖縄での話題が色々と出たらしく、
ひさびさに電話してみたくなったとか。(恐れ入ります)
1/25(日)の東京公演のお誘い、3月の福井公演ではピアニストのウォン・ウィンツァンとの共演の話題のほか、
今年はもしかしたら、沖縄公演もあるかもしれないとの事。それはとても嬉しいお知らせ!
拝啓: ユニバーサル・ミュージック殿>ぜひ実現してほしい!
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2004.01.17
八重岳桜まつり@大御所唄者
本部八重岳桜まつりが本日から開催。
さっそく、その初日に本部町まで出かけてみた。1月の中旬に桜が見られる事が嬉しい。
予想以上にきれいに咲いていたので、それだけでも大満足。(桜の写真は画像掲示板に)
http://hpcgi3.nifty.com/makooh/upboard/upboard.cgi
祭りのイベント会場となる山の中腹まで戻り、出し物をチェックしてみると、17:00〜民謡ショーとだけある。(新聞にもそれだけしか書いていなかった...)
お祭りの本部に詳細の確認に向かうと、脇から控え室に向かって、山里ユキさんが来場。
そう、民謡ライブには、本部出身の大御所唄者・山里ユキさんと、金城実さんによる、名コンビのステージが見られるのだ! これはラッキーだ!!
山里ユキさんの「恋の花」は、良く聴くと一般の歌詞ではなかった。どうやら、“春”に掛けた歌詞に替えて歌ったようだ。
また、このお二人による「本部ナークニー」に酔いしれた。さすが地元の歌だけあって、会場からも歌声が。
地元・本部の歌といえば、「石くびり」がやはり有名(伊野波)。「石くびり」を歌い出すと、会場からは先程よりも多くの歌声が聞こえてくる。
実は、翌18日(日)には、民謡「石くびり大会」が同会場にて行われる。明日の目玉イベントだ。明日もぜひ伺いたいが、別件がいくつかあるので断念。
写真撮影をしていると、客席から“KUWAさん!”と呼びかけてくる声が。振り返ると、知り合いの民謡好きのご夫婦だった。
やはり、民謡ライブに大物が出るのではと予測して、南部(西原町)からわざわざ来られたようだ。その情熱にいつも関心させられる。(相手も同様に驚いていたかもしれないが ^^;)
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2004.01.08
弾き初め@東京奄美蛇皮線研究会
奄美三線のタナカアツシさんが、来沖。
昼間は新城工作所へ同行し、夜は郷土料理のお店で食事をしながら三線演奏を少々。
その後K宅に移動し、唄遊びが、そのうち初稽古へと。
タナカアツシさんは、僕の奄美三線の先生。そして、朝崎郁恵師匠の伴奏者でもある。
僕は、この1年でいつの間にか、自分流の“クセ”がついてしまっていたようだ。
ポジション(勘所)が沖縄風になっていたり、バチを打つ角度にクセがついていたり、
朝花節だけでも、自分の唄が朝崎郁恵先生のものとは少し違ってきてしまっていたようで、
的確なアドバイスにて矯正して頂いた。
また、唄のテクニックやトレーニングのコツなど、いくつかの貴重なアドバイスも頂いた。
1年ぶりの奄美の稽古は僕にとって、とても有意義で、楽しいひとときだった。
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2004.01.06
弾き初め@大工哲弘八重山うた会
今日は、大工哲弘先生のご自宅で、弾き初め。
赤馬節、しゅうら節、鷲ぬ鳥節、繁昌節、とまた節。
今年は時間を捻出して、きちんと通いたいと心に決めた。
そのあとは、民謡研究所に場所を移動し、初稽古。
上記曲のほか、目出度節、鳩間節、高那節、小浜節、月ぬまぴろーま節。
まだまだ、全然練習が足りない。
そして、秋に行われた芸能祭のビデオが仕上がってきた。
自分は昼の部に出演したのだが、夜の部のほうもビデオを借りてきた。
さっそく明日にでもビデオで観てみよう。
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2004.01.03
むら咲むら@新春 島唄あしび
読谷村・むら咲むらの「カンカラ三線のまちだ屋」さんで、
「第一回 新春 島唄あしび」が行われた。
かんからシンカの出番は9番目。
ひさしぶりに今帰仁のあーかじゅさんと会ったので、
とりあえず、会場の外で音合わせ。
そこになんと、BEGINの比嘉さんがいらしゃった。
かんからシンカのみんなで、一緒に写真を撮らせてもらい、
気分も上々のところで、いよいよ本番の為、会場入り。
1曲目は、あーかかじゅさん親子で、
ほのぼのと「オジー自慢の〜」を演奏した。
なんと、さきほどの比嘉さんファミリーが、
その後ろから眺めていた。
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2004.01.01
糸満@カウントダウン
糸満のイルミネーションで有名な親水公園で、
カウントダウンイベントの「民謡のど自慢」に参加体験。
リハ予定時間ギリギリに滑り込み会場に到着すると、
本格的なステージの大きさと、
舞台の高さにビックリ(1m以上の高さ)。
急いでリハーサルを開始。慌てている事+緊張で、
普段よりも竹バチのバチさばきが力み、演奏も走っていた。
本番では、その点を注意して挑むことができ、
無駄なチカラを抜いて唄と演奏をすることができたのは良かったが、
今回は、人を惹きつけるような唄が歌えたのだろうか。
早弾きの曲でも、情感を出して歌えることが望ましい。
審査員は、ライブなどで観たことがある沖縄民謡歌手の方々で、
桃原肇さんをはじめ、比屋根孝子さん、
元宮古民謡協会会長の糸満さんなど、
また、錚々たる顔ぶれ。
(写真右側一列が審査員席)
挑戦者の顔ぶれは、喜屋武流の国吉真博さんのお弟子さん、
具志堅京子さんのお弟子さん、その他民謡研究所所属の皆さん、
唄好きが集まるところで見かける方々、などなど。
今回、優勝をとったのは、「トゥバルマ節」を歌ったベテランの方。
伴奏と囃子が、比屋根孝子さんだったので、お弟子さんだったのだろうか。
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2003.12.30
2003.12.29
FMたまん@のど自慢
昨日、FMたまんから、確認の連絡が入った。
大晦日に行われる、民謡のど自慢の件だ。
当初、15名が出場の予定だったが、
応募者多数の為、20人近くになるという。
また、自分は沖縄本島の唄をノミネートしていたのだけれど、
主催者側から、離島の唄にしてほしいと言われる。
八重山民謡5名、宮古民謡1名、残りは全て沖縄民謡だという。
ぜひ奄美群島の島唄でというリクエストがあり、
再び、奄美の唄で挑戦することに。
再び?というのは、またのちほどおいおいと。
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